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女ガンマン 皆殺しのメロディ Hannie Caulder (1971)

悪党の3兄弟に夫を殺され暴行された女性の復讐を描く、監督バート・ケネディ、主演ラクエル・ウェルチロバート・カルプアーネスト・ボーグナインジャック・イーラムストローザー・マーティンクリストファー・リー他共演の西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇


スタッフ キャスト
監督:バート・ケネディ
製作:パトリック・カーティス
原案:ピーター・クーパー
脚本
バート・ケネディ
デヴィッド・ハフト
撮影:エドワード・スケイフ
編集:ジム・コノック
音楽:ケン・ソーン

出演
ハニー・コールダー:ラクエル・ウェルチ
トーマス・ルーサー・プライス:ロバート・カルプ
エメット・クレメンス:アーネスト・ボーグナイン
フランク・クレメンス:ジャック・イーラム
ルーファス・クレメンス:ストローザー・マーティン
ベイリー:クリストファー・リー
酒場の女将:ダイアナ・ドース
リー保安官:ルイス・バルブー(クレジットなし)
説教者:スティーヴン・ボイド

イギリス 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1971年製作 85分
公開
イギリス:1971年11月8日
北米:1972年5月24日
日本:未公開
北米興行収入 $459,650


ストーリー
悪党3兄弟のエメット・クレメンス(アーネスト・ボーグナイン)、フランク(ジャック・イーラム)、ルーファス(ストローザー・マーティン)は、銀行強盗に失敗して逃走する。
3人はある牧場に立ち寄り、ルーファスが牧場主のコールダーを殺してしまう。
ルーファスはコールダーの妻ハニー(ラクエル・ウェルチ)に襲いかかり、3人は彼女に暴行する。
ランプを投げ込まれた家は燃えてしまい、助かったハニーはポンチョだけをはおり、ライフルを手にしてその場を離れる。
お尋ね者の死体を運ぶ賞金稼ぎのトーマス・ルーサー・プライス(ロバート・カルプ)は、井戸でハニーに出会う。
ハニーは、クレメンス兄弟に復讐するため、トーマスに協力を求め拳銃の撃ち方を教えてもらおうとするが、それを断られる。
トーマスは、何度断られても諦めずについてくるハニーに、仕方なく拳銃の扱いを教えることにする。
町に着き、お尋ね者の死体をリー保安官(ルイス・バルブー)に引き渡し賞金を手にしたトーマスは、ハニーと共にメキシコに向かう。
友人であるガンスミスのベイリー(クリストファー・リー)の家に着いたトーマスは、ハニーが使う拳銃を作ってもらう。
ハニーは、出来上がった拳銃を使いこなし、トーマスの指導で射撃の腕を磨く。
その後、現れた山賊を3人で撃退したトーマスとハニーは、ベイリーに別れを告げて旅立つ。
ある町に着いたトーマスは、復讐は諦めるべきだと言ってハニーを説得する。
その気がないハニーは、あなたを利用しただけだと伝えてトーマスを追い払おうとする。
その言葉が嘘だと承知のトーマスは、クレメンス兄弟が現れたことに気づく。
散髪屋を出たフランクに、手配書を手にして声をかけたトーマスは、酒場から出て来たエメットに気づき発砲するものの、彼が投げたナイフが腹部に刺さる。
ハニーはトーマスをホテルの部屋に運ぶが、彼は兄弟を倒すこと約束してほしいと言い残して息を引き取る。
そしてハニーは、クレメンス兄弟と対決するために酒場に向かうのだが・・・。


解説 評価 感想
アクション、西部劇などを得意とするバート・ケネディが監督し、ラクエル・ウェルチロバート・カルプアーネスト・ボーグナインジャック・イーラムストローザー・マーティンクリストファー・リーなどが共演してた作品。

悪党の3兄弟に夫を殺され暴行された女性の復讐を描く西部劇。

珍しいイギリス製の西部劇なのだが、スペインで撮影された内容はイタリア製西部劇そのものであり、俳優は主にアメリカの個性派スターが共演した実に興味深い作品。

復讐に燃える主人公を熱演する撮影当時30歳のラクエル・ウェルチの魅力に加え、本家の西部劇でも活躍する、アーネスト・ボーグナインジャック・イーラムストローザー・マーティン演ずるやや間抜けな悪党3兄弟との対決は見ものだ。

やり手の賞金稼ぎで、主人公に協力する男を好演するロバート・カルプ、彼の友人であるガンスミスのクリストファー・リー、酒場の女将ダイアナ・ドース、保安官のルイス・バルブー、そして謎の説教者スティーヴン・ボイドが登場するのもファンには嬉しい。


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