1860-1861年にかけてチャールズ・ディケンズ自らが編集に携わった”All the Year Round”に掲載された同名長編小説を基に製作された作品であり、本作は7度目の映画化。 貧しい身の上から遺産を相続した青年の波乱の日々を描く、製作総指揮、監督マイク・ニューウェル、主演ジェレミー・アーヴァイン、ヘレナ・ボナム=カーター、ホリデイ・グレインジャー、レイフ・ファインズ、ロビー・コルトレーン、ジェイソン・フレミング、サリー・ホーキンス他共演のドラマ。 |
・ドラマ
・レイフ・ファインズ / Ralph Fiennes / Pinterest
・サリー・ホーキンス / Sally Hawkins / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:マイク・ニューウェル
製作
スティーヴン・ウーリー
エリザベス・カールセン
エマニュエル・マイケル
デヴィッド・フェイジェンブラム
製作総指揮
クリスティーン・ランガン
エド・ハート
ジャナ・エデルバウム
クリフ・カーティス
シャーロット・ラーソン
ジギー・カマサ
ノーマン・メリー
ピーター・ハンプデン
マイク・ニューウェル
原作:チャールズ・ディケンズ”大いなる遺産”
脚本:デヴィッド・ニコルズ
撮影:ジョン・マシソン
編集:タリク・アンウォー
音楽:リチャード・ハートレイ
出演
ピップ:ジェレミー・アーヴァイン
ピップ(少年期):トビー・アーヴァイン
ミス・ハヴィシャム:ヘレナ・ボナム=カーター
エイベル・マグウィッチ:レイフ・ファインズ
ジャガーズ弁護士:ロビー・コルトレーン
ジョー・ガージャリー:ジェイソン・フレミング
エステラ・ハヴィシャム:ホリデイ・グレインジャー
エステラ・ハヴィシャム(少女期):ヘレナ・バーロウ
ジョン・ウェンミック:ユエン・ブレムナー
ジョーの妻:サリー・ホーキンス
パンブルチュック:デヴィッド・ウォリアムス
モリー:タムジン・アウスウェイト
アーサー・ハヴィシャム:ダニエル・ウェイマン
ビディ:ジェシー・ケイヴ
ビディ(少女期):ベベ・ケイヴ
チャールズ・ポケット:エドワード・ジョージ・フレミング
ハーバート・ポケット:オリー・アレクサンダー
ベントレー・ドランムル:ベン・ロイド=ヒューズ
コンペイソン:ウィリアム・エリス
軍曹:ラルフ・アイネソン
イギリス 映画
配給 Lionsgate UK
2012年製作 128分
公開
イギリス:2012年11月30日
北米:2013年11月8日
日本:未公開
北米興行収入 $258,660
世界 $6,202,880
■ ストーリー ■
姉以外の家族を亡くした少年ピップ(トビー・アーヴァイン)は、家族の墓地で脱獄囚エイベル・マグウィッチ(レイフ・ファインズ)に襲われ、食料とやすりを持ってくることを強要される。
家に戻ったピップは、義兄で心優しい鍛冶屋のジョー・ガージャリー(ジェイソン・フレミング)から、ヒステリックな姉(サリー・ホーキンス)が怒っていることを知らされ、彼女に折檻される。
翌朝ピップは、マグウィッチの指示通りに、ポークパイやすりを家から持ち出して墓地に向かう。
ピップから食べ物とやすりを受け取ったマグウィッチは、因縁のある脱獄囚コンペイソン(ウィリアム・エリス)に出くわした話を聞く。
ピップは家に戻り、姉が、訪れていたジョーの叔父パンブルチュック(デヴィッド・ウォリアムス)らにポークパイを振る舞おうとしたために焦る。
そこに、脱獄囚捜索隊の軍曹(ラルフ・アイネソン)らが現れ、ピップは、協力を求められたジョーと共にその捜索に付いて行くことになる。
夜になり、格闘しているマグウィッチとコンペイソンが見つかり、2人は逮捕される。
マグウィッチは、自分がパイややすりを盗むためにジョーの家に忍び込んだと言って、ヒップのことは何も話さなかった。
ピップは、自分のことを守ってくれたマグウィッチが連行される様子を見守る。
その後、ピップは、富豪のミス・ハヴィシャム(ヘレナ・ボナム=カーター)に招かれ、パンブルチュックが彼を連れてハヴィシャム邸に向かうことになる。
ピップは、上流階級との暮らしよりも、親友でもあるジョーとの暮らしを望んでいた。
薄気味悪い屋敷に着いたピップは、ミス・ハヴィシャムの養女エステラ・ハヴィシャム(ヘレナ・バーロウ)に迎えられる。
ミス・ハヴィシャムの部屋に案内されたピップは、エステラとカードをするよう指示され、彼女に嫌味を言われながらゲームをする。
ピップは、意地悪なエステラが可愛らしいことは認めるのだが、家に帰りたくなり、ミス・ハヴィシャムから6日後に遊びに来るようにと指示され、屋敷を立ち去る。
再びミス・ハヴィシャムの屋敷を訪れたピップは、その場に居たジャガーズ弁護士(ロビー・コルトレーン)に話しかけられる。
ピップは、意地悪だが気になる存在となったエステラに心を寄せるようになりる。
エステラと親しくなったピップを見たミス・ハヴィシャムは、彼に現金を渡して去るよう指示する。
帰り際にエステラは、ピップに頬にキスすることを許し彼を見送る。
その後、姉は亡くなり、成長したピップ(ジェレミー・アーヴァイン)は、ジョーの仕事を手伝っていた。
ある日、訪ねて来たジャガーズは、ある人物の莫大な遺産を相続したことをピップに伝える。
それを喜んだピップは、紳士として生活するために、ロンドンに向かうのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1860-1861年にかけてチャールズ・ディケンズ自らが編集に携わった”All the Year Round”に掲載された同名長編小説を基に製作された作品であり、本作は7度目の映画化。
貧しい少年時代を過ごしたチャールズ・ディケンズ自身の経験を基に、莫大な遺産を相続した貧しい青年の波乱の日々を描くしたドラマ。
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(2005)などのマイク・ニューウェルが製作総指揮を兼ねて監督し、主演はジェレミー・アーヴァイン、ヘレナ・ボナム=カーター、ホリデイ・グレインジャー、レイフ・ファインズ、ロビー・コルトレーン、ジェイソン・フレミング、サリー・ホーキンスなどが共演した作品。
何度も映画化されている古典的な作品であり、豪華キャスト競演や、19世紀前半の雰囲気を見事に再現したセットや衣裳、そして美しい映像などが注目の作品。
貧しい少年時代を過ごし、遺産を相続して人生が一変する主人公ピップを演ずるジェレミー・アーヴァイン、その少年期トビー・アーヴァイン(ジェレミー・アーヴァインの実弟)、ピップを気に入る富豪夫人ミス・ハヴィシャムのヘレナ・ボナム=カーター、ピップに恩を感じ、彼の人生に大きな影響を与える脱獄囚エイベル・マグウィッチのレイフ・ファインズ、ミス・ハヴィシャムの弁護士でピップの後見人でもあるジャガーズ弁護士ロビー・コルトレーン、ピップの義兄である心優しい鍛冶屋のジョー・ガージャリー役ジェイソン・フレミング、その妻であるヒステリックなピップの姉サリー・ホーキンス、ピップと惹かれ合うようになる、ミス・ハヴィシャムの養女エステラ・ハヴィシャム役ホリデイ・グレインジャー、その少女期ヘレナ・バーロウ、ピップと親しくなる、ジャガーズ弁護士事務所の事務員ジョン・ウェンミック役ユエン・ブレムナー、ジョーの叔父パンブルチュック役デヴィッド・ウォリアムス、ジャガーズのメイド、モリーのタムジン・アウスウェイト、ミス・ハヴィシャムを騙すダニエル・ウェイマン、ピップの幼馴染ビディ役ジェシー・ケイヴ、その少女期ベベ・ケイヴ、ピップのルームメイトで親友になるハーバート・ポケット役オリー・アレクサンダー、エステラと結婚する富豪の御曹司ベントレー・ドランムル役ベン・ロイド=ヒューズ、ミス・ハヴィシャムを騙した事件に関与した脱獄囚のコンペイソン役ウィリアム・エリス、脱獄囚の捜索隊の軍曹ラルフ・アイネソンなどが共演している。