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グリース2 Grease 2 (1982)

1971年初演のジム・ジェイコブズウォーレン・ケイシーによるミュージカル”グリース”を基に製作された、大ヒット作「グリース」(1978)の続編。
イギリスから転校してきた高校生が惹かれた女生徒の心を捉えるために悪戦苦闘する姿を描く、監督パトリシア・バーチ、主演マックスウェル・コールフィールドミシェル・ファイファーエイドリアン・ズメッド他共演のミュージカル・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ミュージカル


スタッフ キャスト
監督:パトリシア・バーチ

製作
ロバート・スティグウッド
アラン・カー
製作総指揮:ビル・オークス
脚本:ケン・フィンクルマン
撮影:フランク・スタンリー
編集:ジョン・F・バーネット
音楽:ルイス・セント・ルイス

出演
マイケル・キャリントン:マックスウェル・コールフィールド
ステファニー・ジノーネ:ミシェル・ファイファー
ジョニー・ノゲレリ:エイドリアン・ズメッド
ポーレット・レブチャック:ローナ・ラフト
ドロレス・レプチェック:パメラ・アドロン
グース・マッケンジー:クリストファー・マクドナルド
ルイス・ディムッチ:ピーター・フレチェット
デイヴィ・ジャオウスキー:リーフ・グリーン
レオ・バルミュード:デニス・C・スチュアート
フレンチー:ディディ・コーン
マッギー校長:イヴ・アーデン
カルホーン:シド・シーザー
ブランチ・ホーデル:ドディ・グッドマン
スチュアート:タブ・ハンター
イヴェット・メイソン:コニー・スティーヴンス
ラテン系の少女:ルシンダ・ディッキー

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1982年製作 114分
公開
北米:1982年6月11日
日本:19802年12月
製作費 $13,200,000
北米興行収入 $15,171,480


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1961年9月1日、ライデル高校。
新学期が始まり、校長のマッギー(イヴ・アーデン)と教師のブランチ・ホーデル(ドディ・グッドマン)は、登校してきた生徒達に圧倒される。

ステファニー・ジノーネ(ミシェル・ファイファー)をリーダーとする”ピンク・レディーズ”と、ジョニー・ノゲレリ(エイドリアン・ズメッド)をリーダーとする”T・バーズ”は、リズムに乗り踊り始める。

イギリスから転校してきたマイケル・キャリントン(マックスウェル・コールフィールド)は、美容学校をやめて復学したいとこのフレンチー(ディディ・コーン)に迎えられる。

ジョニーらに言いがかりをつけられたマイケルは、ステファニーに気にしないようにと言われて教室に向い、担任イヴェット・メイソン(コニー・スティーヴンス)かクラスメイトに紹介される。
...全てを見る(結末あり)

放課後、フレンチーに話しかけられたマイケルは、ステファニーと親しいか尋ねる。

マイケルは、T・バーズに入らないとピンク・レディーズのステファニーには近づけないことを知る。

その夜、T・バーズとピンク・レディーズはボウリングを楽しむ。

ゲームを終えたジョニーはポーレット・レブチャック(ローナ・ラフト)とキスしながらステファニーを牽制する。

ステファニーは、次に来た人とキスすると言って、入って来たマイケルとキスしてしまう。

それをジョニーに見せつけたステファニーらはその場を去り、マイケルは、姉ポーレットに相手にされないドロレス(パメラ・アドロン)の話を聞き家に送っていく。

翌日、代理教師のスチュアート(タブ・ハンター)は教室に向かうが、生徒達は出て行ってしまう。

放課後、校内で開かれるレビュー・ショーのリハーサルが始る。

ピアノが弾けるためにそれを手伝ったマイケルは、ステファニーに声をかけて誘うものの暇がないと言われる。

ボウリング場でのキスの意味を尋ねたマイケルだったが、冗談だったと言われて相手にされない。

優等生風の野性味に欠けるマイケルに興味を示さないステファニーは、平凡ではなくクールなバイカーのような相手を求めていることを伝えてその場を去る。

T・バーズのルイス・ディムッチ(ピーター・フレチェット)は、歴史の得意なマイケルに論文の手伝いをして金を稼ぐ。

グース・マッケンジー(クリストファー・マクドナルド)とジョニーにも頼まれたマイケルは、それぞれから誰にも内緒にするよう言われる。

その後マイケルは、バイクを手に入れて乗りこなそうとする。

その夜、ボウリング場にいたジョニーらは、敵対するレオ・バルミュード(デニス・C・スチュアート)が一人で来ているとドロレスに言われたため、グースとルイスを連れて表に出る。

ところが、レオがバイカー軍団を引き連れていたために、ジョニーらはビビッて中に戻る。

そこに、マイケルがバイクで現れレオらを威嚇する。

レオは、仲間達と共にマイケルに襲いかかろうとして、ステファニーやジョニーらはその様子を見守る。

ヘルメットを被っているために誰か分からないまま、ステファニーは、たった一人で立ち向かうクールなバイカーに惹かれてしまう。

ステファニーのタバコに火を点けたマイケルは、後ろに乗るかと誘うが、パトカーが現れたために、ジャンプしてそれを飛び越えて走り去る。

翌日、ボウリング場の件をフレンチーに話したマイケルは、ステファニーが謎のバイカーに惹かれたことを知り、今夜話すつもりだと伝える。

父の経営するガソリンスタンドを手伝っていたステファニーは、給油しに来たバイカーに誘われて走り去る。

夜まで二人の時間を楽しんだマイケルは、ゴーグルをとってステファニーに信実を話そうとするが、そこにジョニーらが現れたために逃げようとする。

次はいつ会えるかとステファニーに聞かれたマイケルは、ショーでと答えて走り去る。

バイカーがなぜショーのことを知っているのか、ステファニーは疑問に思う。

ステファニーがバイカーに惹かれていることが不満なジョニーだったが、彼女はそれを気にしない。

翌日の授業でメイソンに呼ばれ、論文を書き直すよう言われたステファニーは、マイケルから手を貸すと言われる。

カフェで論文の話をしていたステファニーは、突然、現れた現れたバイカーのことで頭が一杯だとマイケルに伝える。

そんなステファニーは、知的なマイケルに感心するが、デートしたい相手ではないと自話す。

そこにジョニーが現れたために、マイケルは姿を消す。

ジョニーは、自分達が別れたことを皆に発表すると言うが、ステファニーは構わないと伝えてその場を去る。

マイケルは、自分に気づかないステファニーのことを思い苦悩する。

ショーの当日、バイカーを待っていたステファニーだったが、現れた彼は、ジョニーらを避けて走り去ってしまう。

ジョニーらに続き、ステファニーはポーレットらと車でバイカーを追う。

工事現場を突破したバイカーが姿を消したため、ジョニーは助からないと判断し、現れたステファニーらと共に高校に戻る。

ショーは始り、T・バーズに続いてピンク・レディーズがステージに立つが、バイカーのことを考えるステファニーの様子がおかしい。

ショーは全て終わり、ルアウのキングとクイーンはジョニーとステファニーが選ばれる。

翌日、ルアウが開かれ、キングとクイーンであるジョニーとステファニーはプールの所定の位置に着く。

楽しむ気になれないステファニーだったが、そこにレオらのバイク軍団が現れて会場を壊してしまう。

そこに現れたマイケルは一人でレオらに立ち向かい、ゴーグルを外してヘルメットを脱ぎ、驚いたステファニーは彼に寄り添う。

ジョニーは憤慨するものの、マイケルをT・バーズのメンバーとして認めて、ジャケットを渡し握手をする。

マイケルとステファニーは愛を確かめ合い、ジョニーはポーレットと踊り、学生達は、それぞれの相手と楽しく過ごす。

その後、マッギー校長らに祝福されて、学生達は卒業する。


解説 評価 感想

参考:
・「グリース」(1978)
・「グリース2」(1982)

*(簡略ストー リー)
1961年9月1日、ライデル高校。
イギリスから転校してきたマイケル・キャリントンは、女生徒グループ”ピンク・レディーズ”のリーダー、ステファニーに惹かれてしまう。
優等生タイプで野性味に欠けるマイケルに興味がないステファニーは、クールなライダーが現れることを望んでいた。
”T・バーズ”のリーダー、ジョニーは、ステファニーと別れて苛立っていたため、マイケルの出現も面白くない。
そんな時マイケルは、T・バーズのメンバーから論文の手伝いを頼まれ、その代償として金を受け取る。
バイクを手に入れたマイケルは、それを乗りこなすために努力し、ゴーグルとヘルメットで顔を隠し、クールなバイカーとしてステファニーの前に現れ、彼女の心を捉えるのだが・・・。
__________

1970年代を代表する大ヒット作となった「グリース」(1978)の続編というこで、大いに話題になった作品。

期待が大きかったために、製作費は前作の倍以上となったのだが、北米興行収入は何んと1/10以下、約1500万ドルという惨憺たる結果に終わってしまった。
*「グリース」(1978)
製作費 $6,000,000
北米興行収入 $188,755,690
世界 $394,955,690

前作のジョン・トラボルタオリヴィア・ニュートン=ジョンを意識し過ぎず、本作を単独作品として観れば、公開当時の落胆とショックは少なく、まずまず楽しめる内容でもある。

不良や悪事の行動も一定のルールがあり、アメリカの解放的な高校生活などが愉快に描かれてはいる。

イギリスから来た転校生で、惹かれた女生徒のために自分を変える努力をするマックスウェル・コールフィールド、その相手役のヒロインで女生徒グループ”ピンク・レディーズ”のリーダーを快活に演ずるミシェル・ファイファー、男子生徒グループ”T・バーズ”のリーダー、エイドリアン・ズメッド、ヒロインの親友ローナ・ラフト、その妹パメラ・アドロン、T・バーズのメンバー、クリストファー・マクドナルドピーター・フレチェットリーフ・グリーン、彼らを敵対視するデニス・C・スチュアート、主人公のいとこディディ・コーン、校長イヴ・アーデン、フットボール・コーチのシド・シーザー、教師ドディ・グッドマンタブ・ハンターコニー・スティーヴンスなどが共演している。


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