ゴッド・タウン God’s Pocket (2014)

ランチの際、黒人の老人ルシエン”オールド・ルーシー”エドワーズ（アーサー・フレンチ）をからかいナイフで脅し傷つけたレオンは、殴り倒される。

花屋を経営するおばのソフィー（ジョイス・ヴァン・パタン）から停電していることを知らされたバードは、サルに借金があるために取り分がないことをミッキーに伝えて、代わりに牛肉を持ち帰らせる。

亡くなったレオンは救急車に運ばれ、駆け付けた警官のアイゼンハワー（ダニー・マストロジョルジオ）は、工場長のコールマン・ピーツ（グレン・フレシュラー）から、昇降機が頭に当たったという目撃証言を聞く。

帰宅したミッキーは、ベッドに横たわるジーニーから、レオンが死んだことを知らされる。

ジーニーの姉妹パットとジョイスが現れ、バードからの電話を受けたミッキーは、レオンが職場で事故死したことを伝える。

バーに向かったミッキーは、オーナーのマッケンナ（ピーター・ゲレッティ）からお悔やみを言われ、葬儀の手配に行くことを伝えて葬儀社に向かう。

友人でもあるオーナーのジャック・モーラン（エディ・マーサン）と話したミッキーは、彼に棺を見せてもらい、どれにするか検討する。

家には戻らず再びマッケンナのバーに向かったミッキーは、客に慰められる。

アル中の記者リチャード・シェルバーン（リチャード・ジェンキンス）は、バーで若い女性を誘い愛し合おうとするものの、酒を飲んだ後は勃起しないことを伝える。

帰宅したミッキーは、酒を飲みジーニーを放っておいたことで、彼女の姉パットに責められる。

翌朝、レオンの部屋でミッキーが寝ていたために驚いたジーニーは、息子だと思ったと言って叫び声を上げる。

訪ねて来たジャックから棺の説明を受けたジーニーは、悲しくなるだけだった。

レオンに着せる服をジャックに選ばせたミッキーは、葬儀費用の6000ドルの支払いは待ってほしいとと伝えて、安物で済ませろと言われる。

その後、レオンの事故死に疑問を持つジーニーに、ミッキーは調べてみることを約束する。

バードと話したミッキーは、レオンの事故死を疑っているジーニーのために、サルに調べてもらいたいと言って頼む。

バーに向かったミッキーは、そこでもレオンの死について疑問を持つ客の話を聞き、マッケンナから、皆から集めた寄付金を渡される。

編集長からの電話を受けたリチャードは、コラムは休載すると言われ、ゴッズ・ポケットの葬儀の件を記事にしてほしいと言われる。

帰宅したミッキーは、ジーニーと話していた警官のアイゼンハワーから、レオンの死因は調査中だと言われる。

ジーニーは、レオンの死に疑問を持ち納得いかなかった。

バードは、借金の催促に来たサルに、レオンの死因を調べることを頼む。

レオンは事故死だったと言って社員に口封じしたコールマンは、ルーシーを侮辱する若者ゲイリーを黙らせ、姿を消したルーシーは戻ってくると伝える。

マッケンナのバーに向かったリチャードは、レオンの家の場所を訊く。

工場に向かったアイゼンハワーは、ルーシーがいないことをコールマンに問うが、毎日、来るわけではないと言われる。

コールマンは、もう一人の警官アーバックルに、ゲイリーが何かを話そうとしてたために気にするが、彼は相手にされなかった。

サルと共に競馬の賭けをしたミッキーは、寄付金を全額賭けてしまう。

作業をしていたコールマンは、現れたサルの手下からレオンの死には裏があるはずだと言われるものの相手にせず、二人を叩きのめす。

単勝で一番人気に賭けたミッキーだったが、ゴール寸前でバードが賭けた馬に抜かれてしまい、全額スッてしまう。

スカルパート家を訪ねたリチャードは、魅力的なジーニーに惹かれてしまい、彼女から、レオンは事故死などする子ではないと言われる。

1万2000ドル勝ったバードは、先日の借りの700ドルをミッキーに渡す。

葬儀社に向かったミッキーは、葬儀代が払えないことをジャックに伝えて、後払いにしてほしいと頼む。

寄付金もなくなったと言われたジャックは憤慨し、競馬でスッたと考えてミッキーを非難する。

とにかく土曜に葬儀を執り行ってほしいと言うミッキーに襲い掛かったジャックだったが、逆に叩きのめされて冷静になる。

レオンの部屋を見せてもらいジーニーから話を聞いたリチャードは、ベッドに横たわりいい雰囲気になる。

ジャックからビールを渡され、裏から帰るようにと言われたミッキーは追い払われる。

雨の中、路地で転んでしまったミッキーは、レオンの死体が放置されていることに気づく。

家までレオンを運んだミッキーは、遺体を冷蔵車に入れる。

レオンの件を調べて欲しいと言われたリチャードは、明日電話をすることをジーニーに伝えて、戻ってきたミッキーを紹介されて挨拶する。

リチャードは帰り、大事な話があるとジーニーに伝えたミッキーだったが、彼女はソファーで眠ってしまう。

翌日、バードに用があると言って訪ねて来たサルに、借金は払ったはずだと伝えたソフィーは、銃を向けられたために対抗して発砲する。

驚くバードの前でもう一人を射殺したソフィーは、瀕死のサルを痛めつけるバードを制止する。

警察に通報したソフィーは、二人の暴漢に襲われたことを伝える。

リチャードに誘われたジーニーは、彼と共に車で郊外に向かう。

友人のニックに肉を売ろうとしたミッキーは、冷凍車の荷台のレオンの遺体が見つかってしまい断られる。

妻のために買った土地に向かったリチャードは、家を建てるつもりだったことをジーニーに話し、ピクニックを始める。

自動車工場に向かったミッキーは、冷凍車を売ろうとする。

リチャードに迫られたジーニーは、その気になり愛し合う。

試乗に出た冷凍車を追ったミッキーは、道路で転んでしまう。

冷凍車も横転してレオンの遺体も放り出され、彼は交通事故に遭ったと思われ、ミッキーは何もせずにその場を去る。

車で町に戻るリチャードは、会った瞬間に恋に落ちたとジーニーに伝えて愛を告げるものの、彼女は何も答えない。

工場に戻ったミッキーは冷凍車を引き取らせて、葬儀社に向かう。

ジャックに葬儀代を払ったミッキーは、レオンの遺体は死体安置所にあると伝えて、明日の葬儀を任せる。

帰宅したミッキーはバードからの電話を受け、ソフィーがサルを射殺したことを知り、町を出ると言われる。

バーに向かったミッキーは、葬儀は明日、執り行うと皆に知らせてほしいとマッケンナに伝える。

客のレイから、ジーニーが男の車に乗っていたことを知らされたミッキーは、彼女がリチャードと関係していると言われる。

それを信じないミッキーは、レオンの死を疑問に思うジーニーが、リチャードに協力を求めていると伝える。

明日は葬儀だと言うマッケンナは、よけいなことを話すレイを非難する。

翌朝、レオンの遺体が路上で見つかったという新聞記事を読んだジーニーは憤慨し、その理由をミッキーに問う。

葬儀代が払えず、遺体を冷凍車に入れておいたら事故を起こし道路に放り出されたと言うミッキーは、ジーニーから遺体はどこかと訊かれて、ジャックの葬儀社だと答える。

この町で生きるしかない自分は恥をかくとミッキーに伝えたジーニーだったが、既に皆に知られていると言われる。

翌日、レオンの葬儀は行われ、リチャードはその件についての記事を書き、彼が交通事故で死んだのが誤報だったと伝える。

ルーシーは工場に戻り、コールマンは彼を歓迎する。

ジーニーに電話をしても通じないリチャードはバーに向かうものの、マッケンナから、ここには来ない方がいいと言われる。

リチャードが客に責められて表に連れて行かれ襲われそうになったため、それを制止したミッキーは彼に帰るようにと伝える。

その様子をジーニーが見ていることを確認したミッキーは、リチャードに襲い掛かる客達を止めることができない。

リチャードは叩きのめされ、ジーニーは家に入り、ミッキーはその場を去る。

その後、バードとソフィーに世話になったミッキーは、職を探すことを二人に伝える。

バードとソフィーが射撃の練習をする傍で、ミッキーは新聞を読む。