サイトアイコン That's Movie Talk!

ゴースト・ドッグ Ghost Dog: The Way of the Samurai (1999)

武士道に従い行動する殺し屋の生き様を描く、製作、監督、脚本ジム・ジャームッシュ、主演フォレスト・ウィテカー、ジョン・トーメイ、クリフ・ゴーマンイザック・ド・バンコレ他共演の犯罪ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ジム・ジャームッシュ
製作
リチャード・グエイ
ジム・ジャームッシュ
脚本:ジム・ジャームッシュ
撮影:ロビー・ミューラー
編集:ジェイ・ラビノウィッツ
音楽:RZA

出演
”ゴースト・ドッグ”:フォレスト・ウィテカー
ルーイ:ジョン・トーメイ
レイ・ヴァーゴ:ヘンリー・シルヴァ
ソニー・ヴァレリオ:クリフ・ゴーマン
レイモンド:イザック・ド・バンコレ
パーリン:カミール・ウィンブッシュ
ルイーズ・ヴァーゴ:トリシア・ヴェッセイ
フランク”ハンサムフランク”:リチャード・ポートナウ
ヴァレリオのボディーガード:フランク・アドニス
ヴィニー:ヴィクター・アルゴ
迷彩服の侍:RZA
ノーバディ:ゲイリー・ファーマー
カンフー・マスター:シ・ヤン・ミン

アメリカ/フランス/ドイツ/日本 映画
配給 Artisan Entertainment
1999年製作 116分
公開
北米:2000年3月3日
日本:1999年11月27日
製作費 $2,000,000
北米興行収入 $3,308,030
世界 $9,380,470


ストーリー
葉隠”を愛読し、侍の掟を守る殺し屋ゴースト・ドッグ(フォレスト・ウィテカー)は、数年前に地元のマフィア、ルーイ(ジョン・トーメイ)に命を救われ、彼を師と仰いでいた。
古いビルに住むゴースト・ドッグは、、屋上で飼う伝書バトでのみ外部と連絡を取り合い孤独に生きていた。
ルーイからの指示を受けたゴースト・ドッグは、彼のボス、レイ・ヴァーゴ(ヘンリー・シルヴァ)の娘ルイーズ(トリシア・ヴェッセイ)に手を出したフランク”ハンサムフランク”(リチャード・ポートナウ)を殺す。
ヴァーゴと右腕のソニー・ヴァレリオ(クリフ・ゴーマン)に呼ばれたルーイは、フランクを殺したゴースト・ドッグを始末するよう指示される。
その後、ヴァーゴの手下たちは街中のハトを飼う男を突き止め、ゴースト・ドッグを捜す。
人違いで巻き添えを食う者もいる中、自分のハトを殺されたゴースト・ドッグは、ヴァーゴやソニーを始末しようとするのだが・・・。


解説 評価 感想

葉隠”を愛読し侍精神を貫く殺し屋の生き様を描く犯罪ドラマ。

人間社会から距離を置き、孤独を好み非人間的な行動を続ける主人公が、別の空間から世間を監察しているような雰囲気を漂わせる、製作と脚本を兼ねたジム・ジャームッシュの独特の世界観が広がる異色作。

1967年に公開された、監督ジャン=ピエール・メルヴィル、主演アラン・ドロンによるフランスイタリア合作映画「サムライ」と、同年の日本映画で、鈴木清順の「殺しの烙印」へのオマージュ的な作品でもある。

主演のフォレスト・ウィテカーは、侍精神を貫き孤独の中で生きる神秘的な男を熱演している。

かつて主人公の命を助け、有能な殺し屋として仕事を与える地元のマフィア、ジョン・トーメイ、そのボス、ヘンリー・シルヴァ、その右腕クリフ・ゴーマン、主人公が唯一人、心を許すアイスクリーム売りの男イザック・ド・バンコレ、同じく主人公と心を通わせる少女カミール・ウィンブッシュ、ボスの娘トリシア・ヴェッセイ、彼女と関係を持つリチャード・ポートナウ、ソニー(クリフ・ゴーマン)のボディーガード、フランク・アドニス、マフィアの一員ヴィクター・アルゴゲイリー・ファーマー、迷彩服の侍精神を持つ男RZA、カンフー・マスターのシ・ヤン・ミンなどが共演している。


モバイルバージョンを終了