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伝説のロックスター再生計画! Get Him to the Greek (2010)

2008年に公開された「寝取られ男のラブ♂バカンス」のスピンオフ作品。
スランプに陥ったロックスターの復活ライブを計画する青年の奮闘を描く、製作ジャド・アパトー、原案ジェイソン・シーゲル、監督、脚本ニコラス・ストーラー、主演ジョナ・ヒルラッセル・ブランドエリザベス・モスローズ・バーンショーン・コムズコルム・ミーニイ他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト
監督:ニコラス・ストーラー

製作
ジャド・アパトー
デヴィッド・ブシェル
ロドニー・ロスマン
製作総指揮:リチャード・ヴェイン
原案:ジェイソン・シーゲル(キャラクター創造)
脚本:ニコラス・ストーラー
撮影:ロバート・D・イェーマン
編集
ウィリアム・カー
マイケル・セール
音楽:ライル・ワークマン

出演
アーロン・グリーン:ジョナ・ヒル
アルダス・スノー:ラッセル・ブランド
ダフネ・ビンクス:エリザベス・モス
ジャッキー・Q:ローズ・バーン
セルジオ・ローマ:ショーン・コムズ
ジョナサン・スノー:コルム・ミーニイ
カリ・コールマン:カリ・ホーク
マティ・ブリッグス:アジズ・アンサリ
ケヴィン・マクレーン:ニック・クロール
アーロンの同僚:エリー・ケンパー
ジャズ・マン:ジェイク・ジョンソン
アルダスのアシスタント:カール・テオバルド
デスティニー:カーラ・ギャロ
ブライアン:T・J・ミラー
ナポリ:ライノ・フェイシオリ
トゥデイのプロダクション・アシスタント:クリステン・シャール
サラ・マーシャル:クリスティン・ベル
本人:トム・フェルトン
本人:クリスティーナ・アギレラ
本人:ピンク
本人:カート・ローダー
本人:メレディス・ヴィエラ
本人:ゾーイ・サーモン
本人:ポール・クルーグマン
本人:ラーズ・ウルリッヒ
本人:リック・シュローダー
本人:マリオ・ロペス
本人:ビリー・ブッシュ
本人:ディー・スナイダー
本人:ホリー・ウェーバー
本人:ファレル・ウィリアムス
本人:オーウェン・ウィルソン
本人:ジョニー・デップ
本人:デレク・ジーター

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2010年製作 109分
公開
北米:2010年6月4日
日本:未公開
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $60,923,330
世界 $91,261,480


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
2008年、イギリスのロックスター、アルダス・スノー(ラッセル・ブランド)は、アルバム”アフリカン・チャイルド”を発表する。

ところが、アルバムは酷評されてヒット・チャートを降下し続ける。

トークショーで恋人ジャッキー・Q(ローズ・バーン)と共にインタビューを受けたアルダスは、彼女と口喧嘩を始めてしまう。

その後、ジャッキーと別れたアルダスは暴言を吐き奇行を繰り返す。

ロサンゼルス
”プリンス・レコード”に勤務するアーロン・グリーン(ジョナ・ヒル)は、恋人でインターンのダフネ・ビンクス(エリザベス・モス)と同棲していた。
...全てを見る(結末あり)

同僚のマティ・ブリッグス(アジズ・アンサリ)やケヴィン・マクレーン(ニック・クロール)らと会議に出たアーロンは、ボスのセルジオ・ローマ(ショーン・コムズ)から、今後の計画を訊かれる。

アルダスの10周年記念ライブが”グリーク・シアター”で開かれることをセルジオに話したアーロンは、コンサートを開催すれば大きな収益を得られる可能性を語る。

アルダスでは無理だとセルジオに言われたアーロンだったが、彼を何とか説得する。

1か月後。
アルダスがコンサートに乗り気だとセルジオに言われたアーロンは、ロンドンに向い交渉して、ニューヨークでニュース・ショー”トゥデイ”に出演しライブの告知をするよう指示される。

72時間以内にアルダスを、ロサンゼルスの”グリーク・シアター”に連れて来るようにと命ぜられたアーロンは、その件をダフネに話す。

研修医のオファーがあったため、シアトルに引っ越したいとダフネから言われたアーロンは、それを受け入れる気になれない。

トゥデイ”まで20時間。
ロンドンに着いたアーロンは、アルダスに会いコンサートのことを話すものの、2か月後に予定していたと言われる。

コンサートが早まったことを聞き入れたアルダスだったが、アーロンがニューヨーク行きを気にしても無視して、スタッフと共に遊び回る。

時間が気になるアーロンだったが、アルダスに女性を紹介され、恋人とも別れたのなら羽目を外せと言われて、バカ騒ぎを始めてしまう。

翌朝、焦ったアーロンは、アルダスと共に空港に直行してニューヨークに向かう。

機内で、アルダスから自分が叩かれている理由が分かるかと言われたアーロンは、率直に意見してしまう。

正直さは認められるものの嫌われたアーロンは、”トゥデイ”出演まで1時間を切ったところでニューヨークに到着する。

ロックフェラー・センターGEビルディング
スタジオに着いたアーロンは、車の中でマリファナを吸いウイスキーを飲んだために吐いてしまう。

番組アシスタント(クリステン・シャール)からホストのメレディス・ヴィエラを紹介されたアルダスは、アーロンのせいで遅れたことを伝える。

収録は始まるが、CM中に”アフリカン・チャイルド”の歌詞を忘れたとアルダスから言われたアーロンは、それを誰かに教えてもらおうとする。

演奏は始まってしまい、かつてのヒット曲”ザ・クラップ”を熱唱して大いに受けたアルダスは、2日後のグリーク・シアターでのコンサートの告知をする。

アルダスと盛り上がったアーロンは、考えを変えたというダフネからの謝罪の電話を受けるものの、それを聞き入れる気はなかった。

その夜もアルダスに誘われたアーロンは、彼と飲みまくってしまう。

翌朝、ジャッキーに電話をしたアルダスは、隣に”メタリカラーズ・ウルリッヒが寝ていると言われ、彼女を恋しく思う。

空港に向かう途中ヘロインを手に入れたアルダスは、搭乗前に、それを肛門に隠すようアーロンに命ずる。

セルジオに電話をしてその件を伝えたアーロンは、アルダスの指示に従うようにと言われる。

行き先をラスベガスに変更させてしまったアルダスは、現地に着いてホテルに向い、アーロンの肛門から無理矢理にヘロインを取り出す。

それを床にこぼしてしまったアーロンは、どこかで手に入れてくるようアルダスに強要される。

ホテルのフロント係ブライアン(T・J・ミラー)の協力を得たアーロンだったが、トラブルに巻き込まれる。

ブライアンが刺されてしまったため、アーロンは病院に彼を放置して逃亡する。

ホテルに戻ったアーロンは、ヘロインを買うことができなかったことをアルダスに伝えるが、既に手に入ったと言われる。

音合わせまで1時間。
アーロンと共に、ショーのバンドマンである父ジョナサン(コルム・ミーニイ)に会ったアルダスは、明日コンサートがあることを伝える。

スノー親子とストリップバーにいたアーロンは、セルジオからの電話を受けて、音合わせに行かなかったことを責められる。

その場にセルジオが現れたため驚いたアーロンは、予定を変更して、ラスベガスで飽きるほど騒ぐと言われる。

ホテルの部屋で楽しみ始めたセルジオは、その場にいたデスティニー(カーラ・ギャロ)に、アーロンの相手をするよう指示する。

アルダスを紹介することをデスティニーに約束したアーロンは、過激なサービスを受けて痛い目に遭い、ダフネに電話をする。

部屋に戻ったアーロンは、アルダスから受け取ったドラッグ入りのマリファナで発作を起こしそうになる。

アルダスと喧嘩になったジョナサンが銃を手にしたため、セルジオが中に入り争いになる。

アーロンが病院に行きたいと言って騒ぎ、アルダスは、彼にアドレナリンを注射する。

興奮し始めたアーロンとアルダスは、部屋から逃げ出す。

追ってきたセルジオを振り切ったアーロンは、ひどい目に遭わせたアルダスを責め、ダフネの元に戻り許してもらいたいと話す。

ジャッキーと寄りを戻すようにとアーロンから言われたアルダスは、複雑な問題だと伝える。

コンサートまで6時間。
ロサンゼルスに着いたアーロンは落ち着いたため、アルダスに謝罪して家に戻ることを伝え、コンサート会場で会うことを約束する。

ジャッキーに会いに行ったアルダスは、酒も麻薬も断つことを伝えて、結婚することを提案する。

それを拒むジャッキーから、息子ナポリ(ライノ・フェイシオリ)がカメラマンの子だと言われたアルダスはショックを受ける。

ナポリと話したアルダスは、この7年間を忘れることをジャッキーに伝える。

コンサートまで4時間。
家に戻り、セルジオからの電話にでないままダフネを待っていたアーロンは、帰宅した彼女に別れたくないことを伝える。

そこにアルダスが現れ、ジャッキーがラーズ・ウルリッヒと結婚することと、息子が自分の子ではないことをアーロンに話す。

ダフネに自己紹介したアルダスは、アーロンが他の女と寝たことを話し、彼女はその内容を聞きたがる。

三人で愛し合うことになり、ダフネに迫るアルダスを見ていられないアーロンは、彼にキスしてしまう。

それにより、アーロンとダフネは愛を確認し、アルダスも自分の行為を謝罪する。

ダフネは病院から呼び出され、アーロンは、アルダスの考えが支離滅裂だと言って非難し、彼を追い出す。

コンサートをするかを迷うアルダスは、母親に電話をする。

セルジオからのメールも無視するアーロンは、謝罪しながら、ホテルの屋上から飛び降りると言う、アルダスからの電話メッセージを聴く。

アーロンはホテルに急行し、飛び降りようとしているアルダスに向って叫ぶ。

アルダスは飛び降りてプールに落下し、腕を怪我するものの命には別状なかった。

再びアーロンに謝罪したアルダスは、自分が孤独であることを伝える。

愛を捧げられることをすれば皆が幸せになれると言ってアルダスを励ますアーロンは、会う前から好きだったと伝えて納得させる。

期待を裏切らないと言うアルダスは、自分が行けばアーロンが役目を果たせると話し、自己中心的でないことを証明するため、コンサート会場に向かうと伝える。

グリーク・シアターに向かうアーロンだったが、アルダスの腕が骨折していることに気づく。

病院に行くと言うアーロンを説得して会場に着いたアルダスは、待ち構えていたセルジオと抱き合う。

セルジオがアルダスをステージに上がらせようとするため、アーロンはそれに意見する。

それを聞き入れないセルジオを見限ったアーロンは、辞めることを伝えてその場を去る。

アルダスを引き留めたアーロンだったが、自分にはステージしかないと言われる。

アーロンのためでもあると伝えたアルダスは、借りができたと言ってステージに上がる。

観客は熱狂し、満足しながら歌うアルダスの姿を見たアーロンは、ダフネの元に帰る。

翌朝、14時間も眠ったことに気づいたアーロンとダフネは、ブランチをとる。

6か月後、ラスベガス
地味なステージに立っていたアルダスは、ダフネと客席にいたアーロンを紹介する。

プロデューサーとなりレーベルも持っているアーロンは、アルダスに曲を催促する。

アルダスは、最高のヒットとなった、アーロンのプロデュースした曲を披露する。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
2009年、ロサンゼルス
”プリンス・レコード”に勤務するアーロン・グリーンは、スランプに陥ったイギリスのロックスター、アルダス・スノーのライブを計画する。
ボスのセルジオから、アルダスをニューヨークで”トゥデイ”に出演させ、72時間以内に戻り”グリーク・シアター”でコンサートを行うことを命ぜられたアーロンはロンドンに向かう。
アルダスに会い、一応、話をまとめたアーロンは、彼を連れてニューヨークに向かおうとするのだが、その行動は彼に仕切られてしまう・・・。
__________

ジェイソン・シーゲルが脚本と主演を兼ね、本作同様ニコラス・ストーラーが監督した「寝取られ男のラブ♂バカンス」のスピンオフ作品で、同作に出演したラッセル・ブランドが再び同じキャラクターを演ずる。
また、同作でヒロインを演じたクリスティン・ベルも出演し、ホテルのウェイター役で登場したジョナ・ヒルが本作では主役を演じた。

破天荒なロックスターに梃子摺りながらコンサートを成功させようとする青年の奮闘を描くドタバタ・コメディなのだが、要所要所で、人の悲哀を感じホロリとさせられる人情ドラマ・タッチの作品でもある。

ニコラス・ストーラーの巧みな脚本と軽快な演出やノリのいい音楽も楽しめて、アメリカのメディア、エンターテインメントの世界が雰囲気よく描かれている。

北米興行収入は約6100万ドルで、全世界では1億ドルに迫るヒットとなった。

ロックスターのコンサートを成功させるために奮闘するレコード会社勤務のジョナ・ヒル、周囲を気にせず自分のペースで事を運ぶロックスター、ラッセル・ブランド、主人公の恋人でインターンのエリザベス・モス、アルダス(ラッセル・ブランド)の恋人であるスキャンダラスなポップ・スター、ローズ・バーン、主人公のボスでレコード会社のオーナーを愉快に演ずるショーン・コムズラスベガスのバンドマンであるアルダスの父親コルム・ミーニイ、主人公の同僚カリ・ホークアジズ・アンサリニック・クロールエリー・ケンパージェイク・ジョンソン、アルダスのアシスタント、カール・テオバルド、主人公が相手をする女性カーラ・ギャロラスベガスのホテルのフロント係T・J・ミラー、アルダスとジャッキー・Q(ローズ・バーン)の息子ライノ・フェイシオリトゥデイのプロダクション・アシスタント、クリステン・シャール、アルダスの元恋人である女優クリスティン・ベルなどが共演している。

本人役及び写真のみで登場する超豪華スターも注目だ。
トム・フェルトン
クリスティーナ・アギレラ
ピンク
カート・ローダー
メレディス・ヴィエラ
ゾーイ・サーモン
ポール・クルーグマン
ラーズ・ウルリッヒ
リック・シュローダー
マリオ・ロペス
ビリー・ブッシュ
ディー・スナイダー
ホリー・ウェーバー
ファレル・ウィリアムス
オーウェン・ウィルソン
ジョニー・デップ
デレク・ジーター


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