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ゲッタウェイ スーパースネーク Getaway (2013)

妻を誘拐された元レーサーが謎の男の指示に従いながら陰謀に立ち向かう姿を描く、製作総指揮ジョエル・シルヴァー、製作、監督コートニー・ソロモン、主演イーサン・ホークセレーナ・ゴメスジョン・ヴォイト他共演のサスペンス・アクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト
監督:コートニー・ソロモン

製作
コートニー・ソロモン
アラン・ゼマン
モシュ・ディアマント
クリストファー・ミルバーン
製作総指揮
ジュリアス・R・ナッソー
ウェイン・マーク・ゴッドフリー
ロバート・ジョーンズ
ボビー・ランゲロフ
デニス・L・ペリーノ
クローディア・ブリュームフーバー
イアン・ハッチンソン
ジョエル・シルヴァー
スティーヴ・リチャーズ
脚本
ショーン・フィネガン
グレッグ・マクスウェル・パーカー
撮影:ヤロン・レヴィ
編集:ライアン・デュフレヌ
音楽:ジャスティン・バーネット

出演
ブレント・マグナ:イーサン・ホーク
キッド:セレーナ・ゴメス
ボイズ:ジョン・ヴォイト
リアン・マグナ:レベッカ・バディグ
男:ポール・フリーマン
男:ブルース・ペイン

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2013年製作 90分
公開
北米:2013年8月30日
日本:2014年9月20日
製作費 $18,000,000
北米興行収入 $10,501,940


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
クリスマス・シーズン、ブルガリアソフィア
帰宅した元レーサーのブレント・マグナ(イーサン・ホーク)は、家の中が荒らされ妻リアン(レベッカ・バディグ)の姿が見えないことに気づく。

非通知の電話を受けたマグナは、午後4時にビターシャの駐車場に行くようにという指示を男/ボイス(ジョン・ヴォイト)から受ける。

”P2”に特別な車”シェルビー・マスタングGT500”があると言われ、車内外のカメラで監視するそれに乗って、マグナは丘の上に行くよう指示される。

妻を救いたければ命令通りに行動しろと言われたマグナは、警察に通報または逮捕された場合は、彼女は死ぬと言われる。
...全てを見る(結末あり)

パトカーに追われたマグナはそれを振り切り、指示通りに丘に着く。

ボイスから連絡を受けたマグナは、いくつかの課題を与え、1つでも失敗したら妻とは会えないと言われる。

リアンの声が聴こえて無事は確認したマグナは、携帯電話を捨てるよう指示される。

ある部屋に閉じ込められたリアンは、恐怖に怯える。

市街に戻り、大勢の人がいる場を暴走するようにと言われたマグナは、それに従い地下の工事現場に向い休息する。

そこに、銃を持った少女/キッド(セレーナ・ゴメス)が現れる。

銃を奪ったマグナは、キッドを乗せたまま走るようにとボイスに言われる。

キッドを殺すことを拒むマグナに、ボイスは彼女を人質にするよう指示する。

パトカーに追われて逃げ切ったマグナは、街を出ないと妻が殺されることをキッドに話す。

シェルビーが自分のものだと言うキッドは、警察からの電話で、盗難車を見つけたと知らされたことをマグナに伝える。

それが警官ではないと言うマグナは、指示する男の声に聞き覚えがないことをキッドに確認して、彼女の携帯電話を捨ててしまう。

ボイスは、ソフィア警察の監視システムにも侵入し確認していた。

降りたいと言って話し続けるキッドを黙らせたマグナは、警察が追ってくるので、4分で逃げるようにというボイスからの連絡を受ける。

リアンの映像を見せられたマグナは、カウントダウンが始まったため、ボイスに誘導されながら、パトカーの追跡から何んとか逃げ切る。

機械に詳しいと言うキッドに、監視されている仕組みを調べさせたマグナは、ある駐車場の映像を確認するものの場所は分からない。

マイクで会話も聴かれていることに気づいたマグナは、パトカーに追われながら、11時半までに発電所に向かうようボイスから指示される。

制御室に侵入して遠隔システムにアクセスするようにと言うボイスの目的が、電力停止だとキッドは気づく。

郊外で車を止めたマグナは、レーサーとしては成功せずに借金を作り、汚い仕事もして足を洗ったことをキッドに話す。

妻リアンの写真を見せたマグナは、故郷に帰りたがった彼女のために、身を隠して再出発する目的でこの地に来たとキッドに伝える。

リアンが連れ去られ、ボイスの指示に従うしかないことを伝えたマグナは、シェルビーを父親から貰ったとキッドに言われる。

キッドは、父親が大手銀行のCEOだとマグナに話す。

ボイスの目的を考えるキッドは、リアンが戻る可能性はなく、自分達も殺されるとマグナに伝える。

発電所に着き、電源を切るため制御室に向かったキッドは、起きたことを警察に通報するものの、相手はボイスだった。

自分が爆破犯だと疑われると言われたキッドは、その場から逃げるようにとボイスに指示されて車に戻る。

発電所は爆破され、マグナとキッドはその場から逃れて街に向い、パトカーの追跡をかわす。

全てが罠だったと言うキッドは、車を降りてその場から去り、マグナは、彼女を連れ戻すようボイスに指示される。

リアンが連れ去られる映像を見せられたマグナは、キッドを降ろすなと警告したはずだとボイスから言われる。

キッドはクルマに戻り、ボイスの狙いを探ろうとする。

ボイスからの連絡で銀行に向かうよう指示されたマグナは、それが父の銀行だとキッドから知らされる。

キッドから銀行の警備を破るのは無理だと知らされたマグナは、指示に従うようにとボイスに言われ、仕方なく銀行に向かう。

自分を利用し、おとりに使う考えだと言うキッドの言葉を無視して、マグナはパトカーに追われながら暴走する。

投資銀行であるため現金がないとキッドから言われたマグナは、不正な資金を隠すのがボイスの目的だと気づく。

転送キーの情報を暗号に変える、口座番号のフラッシュドライブを狙っているとキッドから知らされたマグナは、そのキーで数十億ドルを動かせると言われる。

マグナは追跡を振り切り、車内の様子を撮影したキッドは、サーバーに侵入してその映像を流そうとする。

停電による警備措置でドライブが安全な場所に移動するはずだと言うキッドは、銀行付近に向い、特定できなかった駐車場のことを思い出す。

ボイスが目の前の駐車場にいるはずだと考えたキッドは、マグナと共にその場に向かう。

ドライブは銀行から運び出されるが、ボイスの部下が襲い掛かりそれを奪おうとする。

そこにマグナの車が現れ、キッドがドライブを奪い、それに気づいたボイスは憤慨する。

ボイスの部下の追跡はかわすものの、前方を塞がれ警察に包囲されたマグナは、キッドに銃を向けて殺すと言って警官に警告する。

警官を退避させたマグナはその場から逃れ、その位置を知ったボイスは部下に追跡させる。

車を止めたマグナは、容疑者ではなくなったと言ってキッドを車から降ろそうとするものの、彼女はそれを拒む。

バイクの男に襲われたマグナは、相手を倒して車を止める。

直接ボイスに会い、ドライブとリアンの交換をキッドから提案されたマグナは、車のカメラでその様子を警察に見せるとも言われ、それを実行する。

ボイスの電話に出たマグナは、職場である空港の倉庫で2時間後に会うことを伝える。

キッドは、車載カメラのライブ映像を警察に送る。

現場に着いたマグナとキッドは、現れた男(ブルース・ペイン)にドライブを見せて、リアンを確認する。

リアンはマグナの元に向い、キッドがドライブを男に渡す。

ドライブを部下にチェックさせた男は、ボイスからの命令を受けて発砲する。

そこに、映像を送られていた警官が駆けつけるが、キッドが連れ去られる。

リアンをその場に残したマグナは、キッドが乗せられた車を追う。

キッドは、車内の様子や周囲の映像をマグナの車のiPadに送る。

数時間前にキッドと確かめた、街から出る唯一の道を思い出したマグナは、車を見つけて追跡する。

キッドは車から突き落とされ、彼女を避けようとしたマグナのシェルビーは横転してしまう。

無事だったマグナにキッドが駆け寄り、警察の車に乗ったリアンも彼と抱き合う。

車が大破してしまったことを嘆くキッドは、塗装すれば直るとマグナに言われる。

リアンが持っていた電話が鳴り、それに出たマグナはボイスと話し、才能を試したかっただけだと言われる。

逮捕された男(ポール・フリーマン)がボイスでないことを知ったマグナは、自分のファンだとボイスから言われる。

別の国のクラブにいたボイスは、約30億ドルの送金を完了してその場を離れる。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
クリスマス・シーズン、ブルガリアソフィア
帰宅した元レーサーのブレント・マグナは、家の中が荒らされ妻リアンの姿が見えないことに気づく。
謎の男/ボイスから電話を受けたマグナは、リアンが誘拐されたことを知り、駐車場にある”シェルビー・マスタングGT500”に乗り指示通りに行動しなければ妻を殺すと言われる。
ボイスの指示通りに街中を暴走するマグナは、銃を持った少女/キッドに銃を向けられるものの、それを奪う。
キッドがシェルビーの持ち主だと知ったマグナは、次第にエスカレートしていくボイスの指示に翻弄され、彼の目的を探りながら行動するのだが・・・。
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本作は、主人公が運転することになる、”シェルビー・マスタングGT500”などの生みの親、元レーサーであるカーデザイナーのキャロル・シェルビー(1923-2012)に捧げられた作品で、エンドロールの終わりにそれが明記される。

アメリカ国内を舞台にしたハリウッド作品であれば見慣れたアクションとも言えるのだが、東欧の古都、ブルガリアの首都ソフィアを舞台にしているところががポイント。

その街並みや風景などが新鮮で、CGなどを使わない実写の、狭い路地などでのド派手なカーアクションは見応えがある。

しかし、ワーナー・ブラザーズの配給で北米拡大公開されたものの、期待を裏切り評価は低く、興行的には失敗に終わった作品。

作費 $18,000,000
北米興行収入 $10,501,940

スーパーマン的ではない主人公の元レーサーを演ずるイーサン・ホークは、人間味を感じさせるいい役柄を熱演しているが、彼に協力することになるシェルビーの持ち主である少女セレーナ・ゴメスが、人並み外れたテクノロジーの知識を発揮する設定などにやや無理があり、ご都合主義的なところが気になる。

主人公と少女に指示を与える謎の男で、ラストでしか表情が映らないジョン・ヴォイト、主人公の妻レベッカ・バディグ、謎の男の影武者的なポール・フリーマン、謎の男の部下ブルース・ペインなどが共演している。


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