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ファニー・ガール Funny Girl (1968)

大興行主フローレンツ・ジークフェルドJr.に見出されブロードウェイで活躍した実在のコメディアンヌであり歌手のファニー・ブライスの自伝的作品。
製作レイ・スターク、監督ウィリアム・ワイラーハーバート・ロス(ミュージカル・ナンバー)、主演のバーブラ・ストライサンドアカデミー主演賞を受賞、オマー・シャリフウォルター・ピジョンアン・フランシス他共演のミュージカル・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ミュージカル)


スタッフ キャスト ■
監督
ウィリアム・ワイラー

ハーバート・ロス(ミュージカル・ナンバー)
製作:レイ・スターク

脚本:イソベル・レナート
撮影:ハリー・ストラドリング
編集
モーリー・ワイントローブ

ウィリアム・サンズ
音楽
ジュール・スタイン

ボブ・メリル

出演
バーブラ・ストライサンドファニー・ブライス

オマー・シャリフニック・アーンステイン
ウォルター・ピジョンフローレンツ・ジークフェルドJr.
アン・フランシス:ジョージア・ジェームズ
ケイ・メドフォード:ローズ・ブライス
ジェラルド・モア:トム・ブランカ

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1968年製作 154分
公開
北米:1968年9月19日
日本:1969年2月1日
製作費 $14,100,000
北米興行収入 $58,500,000


アカデミー賞 ■
第41回アカデミー賞

・受賞
主演女優賞(バーブラ・ストライサンド
・ノミネート
作品
助演女優(ケイ・メドフォード
編集・撮影・歌曲・ミュージカル音楽・録音賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨークブロードウェイジークフェルド・フォリーズ
主演スター、ファニー・ブライス(バーブラ・ストライサンド)は、早めに劇場に現れ、ステージを前に思い出に耽る・・・。
__________

ダンサーを目指すファニーは、やせ細った手足に大きな鼻が特徴の快活な女性だったが、 舞台の仕事には付けずにいた。

何とか余興程度の役をもらったファニーは失態をしてしまうが、それが観客を喜ばせ、アンコールの独唱で大喝采を受ける。

ギャンブラーのニック・アーンステイン(オマー・シャリフ)は、ファニーが気に入り接近する。

アーンステインは、ギャンブラーらしく彼女の才能を劇場主に高く売ることに成功する。

そんなある日、ファニーに、ブロードウェイの大興行主であるフローレンツ・ジークフェルドJr.(ウォルター・ピジョン)からの電報が届く。
...全てを見る(結末あり)

ジークフェルドに呼び出され、気に入られたファニーだったが、神様のような存在の彼に意見する彼女を見て、周囲は肝を冷やす。

ファニーは、同僚のジョージア・ジェームズ(アン・フランシス)に、ショーに出たければ、ジークフェルドの指示に従うことだと言われる。

ジークフェルドに、従うか全てを下りるかを問われ、ファニーは仕方なく指示通りに演ずることになる。

そして、ファニーの初舞台となるだがが、彼女はジークフェルドの指示を無視して、観客の笑いを誘おうとする。

しかし、今回もそれが観客に大いに受けてしまい、憤慨して彼女を楽屋に呼んだジークフェルドも納得してしまう。

そこに、アーンステインが再び現れ、二人は急速に惹かれ合うのだが、予定に縛られたくないというのが信条の彼は、ファニーに旅立つことを伝えて別れを告げる。

1年後、ボルチモア
ツアー中のファニーは、偶然、アーンステインに再会する。

アーンステインに食事に誘われたファニーは、1年もの間、連絡もよこさなかった彼を受け入れるか迷ってしまう。

しかし、初心なファニーアーンステインのペースに巻き込まれてしまう。

そして、アーンステインはギャンブルで稼ぐために、ヨーロッパに旅立つことと、ファニーに愛を告げる。

心揺れ動くファニーは、シカゴ行きの汽車を駅で待つのだが、アーンステインからの愛のメッセージと花束が届く。

ファニーはツアーを離れ、アーンステインと共にヨーロッパに向かう決心をして、ジークフェルドに電話を入れて休暇をとることを告げる。

同僚のジョージアらの制止も聞かず、ファニーニューヨークに向かう。

ニューヨークに着いたファニーは、出航したアーンステインの乗る船をタグボートで追い、客船上の彼の前に現れて驚かせる。

その後、アーンステインは船上でファニーに求婚し、結婚祝いにギャンブルで大金を稼ぐ。

二人の優雅な生活が始まり、その様子はファニーの母ローズ(ケイ・メドフォード)にも知らされる。

そして、アーンステインの持ち馬が競馬で勝ち、豪邸も手に入れ、やがて二人には子供も生まれる。

しかし、油田に投資したアーンステインは大金を失ってしまい、ギャンブルでも負けが続く。

一方、舞台に復帰していたファニーは順調な仕事を続けるが、アーンステインの窮地を見過ごしてしまう。

ファニーの母ローズは、周囲の見えない娘に、アーンステインを援助するよう助言する。

ファニーアーンステインには秘密で、賭博場を経営するトム・ブランカ(ジェラルド・モア)に5万ドルを出資する。

アーンステインが、賭博場を仕切れるよう段取ったファニーだったが、それを知った彼は、完全にプライドを傷つけられてしまう。

そして、借金のある男から、株取引の詐欺行為に誘われていたアーンステインは、ファニーの援助ばかり受けるわけにいかずに、それに乗ってしまう。

横領罪で逮捕されたアーンステインは、自ら有罪を認めてしまい、自分を助けようとするファニーに離婚を切り出す。

ファニーは、出所しても気が変わらなければ、それに従うことをアーンステインに伝え、彼を納得させる。
__________

ファニーは楽屋に向かい、ジークフェルドに引退もほのめかす。

出所して現れたアーンステインに、ファニーは別々の人生を歩むことに決めたことを伝える。

そして、ファニーは、ステージに上がり熱唱する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ダンサーを目指すファニー・ブライスは、ある日、小さな役で失態をしてしまうが、それが受けて大喝采を浴びる。
やがて、役がついてステージをこなしていたファニーは、ギャンブラーのニック・アーンステインと知り合う。
ブロードウェイの興行主フローレンツ・ジークフェルドJr.に気に入られたファニーは、彼のステージに立つことになる。
神のような存在である、ジークフェルドの指示を無視してステージをこなしたファニーだったが、それも観客に受けて、彼を納得させてしまう。
スターとなったファニーに、アーンステインは再び接近するものの、予定に縛られたくない彼は旅立ってしまう。
しかし、巡業先で再会した二人は愛を深め、ファニーは休業を決意してアーンステインとの生活を選ぶ。
そして、アーンステインはギャンブラーとしての運を手に入れ、ファニーとの優雅な生活を始めるのだが・・・。
__________

1964年にブロードウェイで初演された同名ミュージカルのオリジナル・キャストであり、歌手として既にグラミー賞も獲得していたバーブラ・ストライサンドの当り役で、映画デビューの彼女は本作でいきなりでアカデミー主演賞も受賞した。

しかし、製作者レイ・スタークの妻だったファニー・ブライスの娘は、バーブラ・ストライサンドの主演に反対したという裏話もある。

1975年には続編的な作品「ファニー・レディ」が、本作でミュージカル・ナンバーを監督したハーバート・ロスの監督で製作された。

周囲を圧倒するオーラを放つ、バーブラ・ストライサンドの魅力を最大限に活かしたウィリアム・ワイラーの力感溢れる演出は見応え十分だ。
ドラマ部分を演出したウィリアム・ワイラーの、実質的には最後の名作と言っていい作品でもある。

第41回アカデミー賞では8部門でノミネートされたが、バーブラ・ストライサンドの主演賞のみの受賞に終わった。
・ノミネート
作品
助演女優(ケイ・メドフォード
編集・撮影・歌曲・ミュージカル音楽・録音賞

ジュール・スタイン作曲、ボブ・メリル作詞のナンバーは16曲が用意され、舞台からのオリジナル曲も7曲含まれている。

20代半ばにして、その存在感と歌唱力に圧倒されるバーブラ・ストライサンドの、文字通りワンマンショー的な作品でもある。

ギャンブラーのニック・アーンステインを演ずるオマー・シャリフは、完全に堕落してしまう男には描かれず、終始プライドを持った紳士を好演している。

ミニヴァー夫人」(1942)てウィリアム・ワイラーと組んだウォルター・ピジョンが、大興行主フローレンツ・ジークフェルドJr.を、ファニーの女優仲間役でアン・フランシス、母親役でアカデミー助演賞にノミネートされたケイ・メドフォードアーンステインを助けようとする賭博場の経営者ジェラルド・モア等が共演している。


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