1985年に公開されたトム・ホランド監督、脚本のコメディ・ホラー「フライトナイト」のリメイク。 平凡な高校生が隣に越してきたヴァンパイアに気づき勇敢に戦う姿を描く、アントン・イェルチン、コリン・ファレル、トニ・コレット、デイヴィッド・テナント共演、監督クレイグ・ガレスピーによるホラー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:クレイグ・ガレスピー
製作総指揮
レイ・アンジェリク
ジョシュ・ブラットマン
マイケル・J・ガエタ
ロイド・アイヴァン・ミラー
製作
マイケル・デ・ルカ
アリソン・R・ローゼンツワイグ
原作/オリジナル脚本:トム・ホランド
脚本:マーティ・ノクソン
撮影:ハビエル・アギーレサロベ
編集:タティアナ・S・リーゲル
音楽:ラミン・ジャヴァディ
出演
チャーリー・ブリュースター:アントン・イェルチン
ジェリー・ダンドリッジ:コリン・ファレル
ジェーン・ブリュースター:トニ・コレット
ピーター・ヴィンセント:デイヴィッド・テナント
エイミー・ピーターソン:イモージェン・プーツ
”エヴィル”エド・リー:クリストファー・ミンツ=プラッセ
マーク:デイヴ・フランコ
ジンジャー:サンドラ・ベルガラ
ヴィクトリア・リー:リサ・ローブ
ドリス:エミリー・モンタギュー
ジェイ・ディー:クリス・サランドン
アメリカ 映画
配給 タッチストーン・ピクチャーズ
2011年製作 106分
公開
北米:2011年8月19日
日本:2012年1月7日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $18,298,650
世界 $41,002,610
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ネバダ州、ラスベガス郊外。
高校生チャーリー・ブリュースター(アントン・イェルチン)は、不動産コンサルタントの母親ジェーン(トニ・コレット)と平凡な毎日を送っていた。
極く普通のチャーリーだったが、校内一の美女エイミー・ピーターソン(イモージェン・プーツ)と付き合っていた。
そんなチャーリーは、元親友”エヴィル”エド・リー(クリストファー・ミンツ=プラッセ)から、クラスメイトのアダムが姿を消したと言われ、それを調べることに協力させられる。
ジェーンは、隣に越してきた独身男性ジェリー・ダンドリッジ(コリン・ファレル)と知り合い、チャーリーとエイミーにも紹介する。 エドとの約束を思い出したチャーリーは、アダムの家に向かい、二人はそこに侵入する。 越してきたジェリーがヴァンパイアだと言うエドは、警戒するようにチャーリーに忠告する。 何も見つからずに帰宅しようとしたエドは、自分を嫌うマーク(デイヴ・フランコ)の嫌がらせを受けてその場から逃げる。 そこにジェリーが現れ、空き家に逃げ込んだエドだったが彼に捕まり噛まれてしまう。 翌日、エドが登校しないことを気にしたチャーリーは彼の家を訪ねる。 留守だったエドの部屋に入れてもらったチャーリーは、彼がネット上にアップした映像で、ジェリーが怪しい男だということを確認する。 帰宅したチャーリーは、現れたジェリーにビールを分けてもらいたいと言われる。 チャーリーは、家庭の事情、エイミーや母ジェーンが狙われていることなどを、ジェリーに警告される。 部屋で待っていたエイミーは、チャーリーと愛し合おうとするものの、彼が、隣人のドリス(エミリー・モンタギュー)と話しをするジェリーを必要以上に気にするために、憤慨して帰ってしまう。 その後、女性の悲鳴がしたために警察に連絡したチャーリーだったが、ジェリーの家を調べた警官は、異常がないことを確認して引き返す。 ジェリーが出掛けたため、チャーリーは彼の家に忍び込み、ドリスがいるかを確かめる。 そこにジェリーが戻ったため、チャーリーはクローゼットに隠れるが、その奥にシークレット・ルームがあることに気づく。 チャーリーはドリスを見つけるが、その場にジェリーが現れたために、他の部屋に隠れる。 ジェリーはドリスを噛んでその場を去り、チャーリーは彼女を助け出す。 チャーリーは何んとか家から脱出するが、ヴァンパイアと化していたドリスは、朝日に当たり消滅してしまう。 自宅に戻ったチャーリーは、ジェリーが危険人物だと言って母ジェーンに、彼には近づかないようにと忠告する。 エドが崇拝していた、ヴァンパイアの権威だというマジシャンのピーター・ヴィンセント(デイヴィッド・テナント)に会うためにチャーリーはラスベガスに向かう。 記者に扮したチャーリーは、ヴィンセントに接触し、10分だけ取材を許可される。 チャーリーは、ヴィンセントにヴァンパイアの殺し方を教わろうとする。 しかし、単なるイリュージョニストであったヴィンセントは、チャーリーの話をまともに聞かずに、彼を追い払う。 その後ジェリーは、チャーリーの家の前にいたマークらに襲いかかる。 帰宅したチャーリーは、仕方なく自分でヴァンパイアに対抗する手段を考えて、母ジェーンや現れたエイミーに注意を促す。 そこにジェリーが現れ、ドア越しに、チャーリーに迷惑していることを伝える。 チャーリーは、対応しようとしたジェーンを制止し、息子を信じた彼女はジェリーを追い払う。 しかし、ッジェリーのことをヴァンパイアだというチャーリーの言葉には半信半疑だった。 その直後、ジェリーは、庭を掘りおこしてガス管を切断して火を点ける。 チャーリーらは大爆発寸前で、ガレージから車で脱出し、バイクで追おうとしたジェリーは、それが壊れていたために諦める。 ジェリーは街道に現れ、ジェーンが彼を轢いても攻撃を続けて、衝突してきた後続車の男性ジェイ・ディー(クリス・サランドン)を噛む。 チャーリーは、十字架をかざしてジェリーに対抗するが、それを燃やされて心臓を杭で打たれそうになる。 しかし、ジェーンが看板の杭をジェリーにつき刺し、その隙に三人は逃れる。 気を失ったジェーンを病院に運んだチャーリーは、置いてきた写真に興味を示したヴィンセントから、連絡を受けて呼ばれる。 ラスベガス。 そこに荷物が届き、ヴィンセントが配達員をその場に入れると、それはヴァンパイアと化したエドだった。 エドは防御室に逃げ込んだヴィンセントを追い、腕を切断されながらもチャーリーらに襲いかかる。 チャーリーはその場にあった武器で抵抗するが、現れたジェリーがエイミーに近づく。 エイミーは、銀弾でジェリーを銃撃するが、それは狼男用で、聖水があることに気づき、それを彼の顔面にかけてその隙に逃げる。 チャーリーに襲いかかって来たエドをエイミーが叩きのめし、止めを刺すよう指示する。 親友を殺したくないチャーリーだったが、仕方なくエドの心臓に杭を突き刺して彼を消滅させる。 チャーリーとエイミーは、その場を離れてクラブに向かうが、後を追ってきたジェリーに彼女は捕まり噛まれてしまう。 ヴィンセントの元に向かったチャーリーは協力を求め、彼が両親をヴァンパイアに殺されていたことと、その恐ろしさを知らされる。 生死は不明だが、何んとかエイミーを助けたいチャーリーは、ヴィンセントの協力を得られないままその場を去ろうとする。 ヴィンセントは、”聖ミカエルの杭”をチャーリーに渡して、それでヴァンパイアを殺せば、犠牲者が甦ることを伝え、二人はジェリーを襲う方法を考える。 病院に向かったチャーリーは、ジェーンに付き添って朝を待ち、対抗するための”武器”を調達してジェリーの家に侵入する。 エイミーがいることを確認するものの、見失ったチャーリーだったが、そこにヴィンセントが現る。 ヴィンセントはジェリーに立ち向かい、チャーリーはエイミーを見つけるものの彼女に襲われる。 チャーリーは、エイミーのの急所は外して杭を突き刺しその場を逃れる。 ヴィンセントの元に向かったチャーリーは、耐火服をに火を点け、エイミーと抱き合うジェリーに襲いかかり、”聖ミカエルの杭”を突き刺す。 ジェリーは消滅し、エイミーや、その場にいたヴァンパイア化していたマークらは正気に戻り、ヴィンセントはチャーリーの無事を確認する。 ジェーンは回復し、チャーリーとエイミーは、ヴィンセントのペントハウスで愛し合う。
...全てを見る(結末あり)
写真の紋章から、ジェリーの種族などを説明したヴィンセントは、相手を倒すには強力なパワーが必要だとチャーリーとエイミーに伝える。
*(簡略ストー リー)
ラスベガス郊外。
平凡な高校生チャーリー・ブリュースターは、不動産コンサルタントの母ジェーンと共に暮らしていた。
そんなチャーリーは、学園一の美女エイミーと付き合い浮かれた毎日を送っていたが、元親友のエドに、クラスメイトが失踪したことを知らされる。
チャーリーは、隣に越してきた男性ジェリーが、ヴァンパイアであるとエドに言われ、警戒するよう忠告される。
その後、エドも姿を消し、彼の部屋を調べたチャーリーは、ジェリーが危険人物だと知り、エイミーや母ジェーンにも危険が及ぶことを心配し、対策を考えるのだが・・・。
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評判となった旧作のリメイク、更には、人気若手スターや実力派の競演で大いに期待され、2D/3Dで上映された話題作。
しかし、全てが平均点という感じの内容は、一歩間違えると単なるB級ホラー程度の仕上がりだ。
興行収入も予想をはるかに下回り、北米で約1800万ドル、全世界でも約4100万ドルと寂しい結果に終わった。
旧作でヴァンパイアを演じたクリス・サランドンが、役名の”ジェリー・ダンドリッジ”の頭文字を取り”ジェイ・ディー”という、ヴァンパイアに噛まれるドライバー役で登場するのがファンには嬉しい。
VFXもアクションも平凡な仕上がりではあるが、さすが実力ある人気スター、ヴァンパイア役のコリン・ファレルが、雰囲気抜群というか楽しそうに演じているところが注目だ。
普通の高校生ではあるが、勇気ある行動で、ガールフレンドのイモージェン・プーツや母親トニ・コレットを守る姿も頼もしいアントン・イェルチン、中盤から、主人公の協力者となり活躍するマジシャン役のデイヴィッド・テナント、そのアシスタントのサンドラ・ベルガラ、主人公の友人でヴァンパイア化するクリストファー・ミンツ=プラッセ、その母親リサ・ローブ、学生デイヴ・フランコ、主人公の隣人エミリー・モンタギューなどが共演している。