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13日の金曜日 PART6 ジェイソンは生きていた! Friday the 13th Part VI: Jason Lives (1986)

人気ホラー映画「13日の金曜日」シリーズ第6作。
生き返ったジェイソンが再び人々に襲い掛かる恐怖を描く、監督、脚本トム・マクローリン、主演トム・マシューズジェニファー・クック他共演のホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:トム・マクローリン

製作:ドン・ビーンズ
脚本:トム・マクローリン
撮影:ジョン・クランハウス
編集:ブルース・グリーン
音楽:ハリー・マンフレディーニ

出演
トミー・ジャーヴィス:トム・マシューズ
メーガン・ギャリス:ジェニファー・クック
マイク・ギャリス保安官:デヴィッド・ケーガン
コート:トム・フリドリー
シシー・ベーカー:レネー・ジョーンズ
ポーラ:ケリー・ヌーナン
ダレン:トニー・ゴールドウィン
リズベス:ナンシー・マクローリン
リック・コローン保安官補:ヴィンセント・ガスタフェッロ
アレン・ハーズ:ロン・パリロ
ジェイソン・ヴォーヒーズ:C・J・グレアム/ダン・ブラッドレー

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1986年製作 87分
公開
北米:1986年8月1日
日本:1986年10月10日
製作費 $3,000,000
北米興行収入 $19,472,060


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ニュージャージー州。
殺人鬼”ジェイソン・ヴォーヒーズ”を殺害した後、そのトラウマに苦しむトミー・ジャーヴィス(トム・マシューズ)は、友人のアレン・ハーズ(ロン・パリロ)と共に、フォレスト・グリーンと名を変えたかつてのクリスタル・レイクに向かう。

ジェイソンの墓を掘り起こし遺体を確認したトミーは、自分を悩ます殺人鬼に鉄棒を突き刺して怒りをぶつける。

遺体に火を放とうとしたトミーだったが、雷が鉄棒に落ちて、そのショックでジェイソンは目を開ける。

鉄棒を抜こうとしたトミーはジェイソンに襲われるものの抵抗し、ガソリンをかけて火を点けようとする。
...全てを見る(結末あり)

マッチの火が点かないトミーは、ジェイソンをスコップで殴ったアレンが殺されたために車で逃げる。

保安官事務所に向かったトミーは、保安官のマイク・ギャリス(デヴィッド・ケーガン)に、ジェイソンが生き返ったことを伝えるものの信じてもらえない。

病院に入っていたトミーの言動が正気とは思えないギャリスは、彼を留置するよう保安官補のリック・コローン(ヴィンセント・ガスタフェッロ)に指示する。

母親を殺されたことや事件の体験には同情するが、それを思い出したくないためにクリスタル・レイクの名前まで変えたとトミーに伝えたギャリスは、墓地に行けば分かると言われるものの、彼の話を聞こうとしない。

キャンプ指導員のダレン(トニー・ゴールドウィン)とリズベス(ナンシー・マクローリン)は、道路に立つジェイソンに気づく。

銃を向けて抵抗したダレンは殺され、逃げようとしたリザベスも殺害される。

翌朝、キャンプ指導員であるギャリスの娘メーガン(ジェニファー・クック)は、友人のシシー・ベーカー(レネー・ジョーンズ)とコート(トム・フリドリー)、リザベスの妹ポーラ(ケリー・ヌーナン)と共に、ダレンとリザベスが現れないことを父ギャリスに伝える。

留置場にいたトミーは、悪い予感がすると言って、ダレンとリザベスがジェイソンに出会っていたら大変なことになると話す。

トミーを黙らせたギャリスは、ジェイソンの話に興味を持つメーガンらを帰らせる。

ジェイソンの墓が掘り起こされていることに気づいた墓守は、報告せずにその場を埋めてしまう。

キャンプ場に向かい準備をするメーガンは、トミーの話が気になることをコートらに伝え、そこに子供達がバスで到着する。

森の中でサバイバルゲームを楽しんでいた者達は、ジェイソンに次々と殺される。

釈放したトミーを町の外れまで尾行したギャリスは、彼が方向を変えたために追跡する。

墓地に向ったトミーはギャリスとリックに取り押さえられ、ジェイソンの墓を確認するよう二人に伝える。

墓が埋められていることに気づいたトミーは、アレンが埋まっていることを墓守に伝えるものの、ギャリスとリックに連行される。

トミーを町の外れまで連れて行ったギャリスは、二度と戻るなと警告する。

その夜、酔った墓守とカップルがジェイソンに殺される。

キャンプ場を抜け出してキャンピングカーでニッキと愛し合っていたコートは、彼女と共に、現れたジェイソンに殺される。

トミーのことをメーガンと話していたギャリスは、指導員がジェイソンの手口のような殺され方をしたというリックからの連絡を受けて現場に向かう。

保安官事務所に電話をかけたトミーは、対応したメーガンに、ジェイソンがキャンプ場に向かうという考えを伝えて彼女と会うことになる。

現場を調べたギャリスは、森の中で他の死体も発見したことをリックから知らされ、トミーの犯行だと考える。

キャンプ場に着いたジェイソンは、シシーを殺す。

現れたメーガンの車でキャンプ場に向かったトミーは、道路を封鎖中のパトカーに追われる。

その報告を受けたギャリスは、逃亡したのがメーガンの車だと分かる。

キャンプ場の手前で車を止められたメーガンは、その場にいたギャリスに車から降りるようにと言われる。

眠れないと言って怖がる少女が血だらけのナタを持っていたために驚いたパメラは、外に落ちていたと言われる。

トミーを事務所に連行したギャリスは、コートとニッキが殺されたという連絡を受けて現場に向かおうとする。

犯行時刻にはトミーが自分と一緒にいたとメーガンから言われたギャリスだったが、犯人がジェイソンだとは思えないままその場を去る。

少女をベッドに寝かせて部屋に戻ったパメラは、現れたジェイソンに殺される。

留置場のトミーと揉めているように見せかけて、リックを騙したメーガンは彼の銃を奪う。

リックを留置場に閉じ込めたトミーとメーガンは、車でキャンプ場に向かう。

子供達の宿舎に入ったジェイソンは、車が来たため、自分に気づいた少女に手は出さなかった。

キャンプ場に着いたギャリスは、血だらけの部屋を確認する。

ボート置き場に潜んでいたジェイソンは、その場を調べる警官を殺す。

起きてきた少女から怖い人がいると言われた警官は、現れたジェイソンに殺される。

ベッドの下に隠れているよう子供達に伝えたギャリスは、ジェイソンに襲われそうになる。

ジェイソンが銃撃しても死なないため、ギャリスは森に逃げる。

その場に着き、血だらけの部屋を確認したメーガンは、子供達を安心させる。

ジェイソンを元の場所の湖に沈める考えのトミーは、無線で助けを呼ぶようにとメーガンに指示する。

パトカーに向かったメーガンは、切断された警官の生首を見て取り乱し、父ギャリスを捜す。

メーガンの声を聴いてジェイソンに襲い掛かったギャリスだったが、殺されてしまう。

ボートに石を乗せたトミーは、子供達を守るようメーガンに伝える。

子供達の元に向かったメーガンは、ジェイソンに襲われる。

ジェイソンを徴発して誘き寄せたトミーは、ジェイソンが水中に姿を消したために、水面にガソリンを撒いて火を放つ。

襲い掛かってきたジェイソンの首に鎖をかけたトミーは、彼と共に水中に沈む。

首を絞められて気を失ったトミーは水面に浮上し、メーガンが彼を救おうとするものの、ジェイソンに足を掴まれる。

ボートのスクリューを回してジェイソンを攻撃したメーガンは、トミーを救って岸に向かう。

子供達が見守る中で人工呼吸をするメーガンは、意識が戻ったトミーを抱きしめる。

翌朝、水中のジェイソンは、目を開く。


解説 評価 感想

参考:
・「13日の金曜日」(1980)
・「13日の金曜日 PART2」(1981)
・「13日の金曜日 PART3」(1982)
・「13日の金曜日 完結編」(1984)
・「新・13日の金曜日」(1985)
・「13日の金曜日 PART6 ジェイソンは生きていた!」(1986)
・「13日の金曜日 PART7 新しい恐怖」(1988)
・「13日の金曜日 PART8 ジェイソンN.Y.へ」(1989)
・「13日の金曜日 ジェイソンの命日」(1993)
・「ジェイソンX 13日の金曜日」(2002)

関連作
・「フレディVSジェイソン」(2003)

リブート・リメイク
・「13日の金曜日」(2009)

*(簡略ストー リー)
ニュージャージー州。
フォレスト・グリーンと名を変えた、かつてのクリスタル・レイクに戻ったトム・マシューズは、埋葬されている自分が殺した殺人鬼ジェイソンの遺体を焼却しようとする。
ところが、落雷を受けたジェイソンは生き返り、友人を殺されたトミーは、それを保安官に伝えるものの信じてもらえない。
キャンプ指導員であるギャリスの娘メーガンは、ジェイソンが生き返ったというトミーの話を気にしながら、到着した子供達を迎える。
同じ頃、キャンプ場に向かうジェイソンは、出会う人々を次々と殺害していく・・・。
__________

前作の終わり方からすると、殺人モンスター”ジェイソン”殺害のトラウマに怯える”トミー・ジャーヴィス”が、ジェイソンの模倣犯になるのかと思いきや、なんと、ジェイソンが生き返ってしまうという奇抜なストーリーとなっている。

掘り起こされた墓に眠るジェイソンが、落雷により復活してしまう冒頭の展開はなかなかショッキングで、死後、何年も経っているにも拘らず生き返るジェイソンが、不死身のモンスターとなるというイメージを植え付ける工夫が見られる。

ジェイソンの殺害の仕方が手際が良いので、マンネリ化しているその手法も飽きずに見られるのだが、逆に恐怖感がない。

元の場所(湖)に沈められるジェイソンなのだが、その程度のことで葬られるはずもなく、再び復活する殺人鬼の恐ろしい姿を映し出し、映画は締めくくられる。

殺人鬼ジェイソンを完全に葬り去るために町に戻る、彼を殺した青年トム・マシューズ、彼に協力するキャンプ指導員のジェニファー・クック、その父親で保安官のデヴィッド・ケーガン、殺される指導員トム・フリドリー、レネー・ジョーンズケリー・ヌーナントニー・ゴールドウィン、ナンシー・マクローリン、保安官補のヴィンセント・ガスタフェッロ、冒頭でジェイソンに墓で殺される主人公の友人ロン・パリロ、殺人鬼ジェイソンを演ずるC・J・グレアム/ダン・ブラッドレーなどが共演している。


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