人気ホラー映画「13日の金曜日」シリーズ第3作。 生きていた殺人鬼”ジェイソン”がクリスタル・レイクに滞在する若者達に再び襲い掛かる恐怖を描く、監督スティーヴ・マイナー、ダナ・キンメル、ポール・クラッカ、ラリー・ゼーナー他共演のホラー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:スティーヴ・マイナー
製作:フランク・マンキューソJr.
キャラクター創造
ヴィクター・ミラー
ロン・カーズ
脚本
マーティン・キトローザー
キャロル・ワトソン
撮影:ジェラルド・フェイル
編集:ジョージ・ヒヴリー
音楽:ハリー・マンフレディーニ
出演
クリス・ヒギンズ:ダナ・キンメル
リック:ポール・クラッカ
シェリー:ラリー・ゼーナー
ヴェラ・サンチェス:キャスリン・パークス
アンディ:ジェフリー・ロジャース
デビー:トレイシー・サヴェージ
チャック:デヴィッド・カティムス
チリ:レイチェル・ハワード
パメラ・ヴォーヒーズ:マリリン・パウチャー
アリ:ニック・サヴェージ
ロコ:ケヴィン・オブライエン
フォックス:グロリア・チャールズ
ハロルド:スティーヴ・サスキンド
エドナ:シェリ・モーガンズ
ジェイソン・ヴォーヒーズ:リチャード・ブルッカー
ジニー・フィールド(映像):エイミー・スティール
ポール・ホルト(映像):ジョン・ヒューリー
ジェイソン・ヴォーヒーズ(映像):スティーヴ・ダッシュクウィッツ
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1982年製作 95分
公開
北米:1982年8月13日
日本:1983年4月29日
製作費 $2,300,000
北米興行収入 $36,690,070
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニュージャージー州、クリスタル・レイク。
ジェイソン・ヴォーヒーズ(スティーヴ・ダッシュクウィッツ)から逃れ、小屋を見つけて中に入ったジニー・フィールド(エイミー・スティール)は、その場にあったパメラの生首やテリーらの死体を見て驚く。
パメラのセーターを着たジニーは、押し入って来たジェイソンに話しかけて油断させる。
しかし、パメラの首に気づいたジェイソンは、つるはしを振りかざしてジニーの脚を傷つける。
そこに現れたジニーの恋人ポール・ホルト(ジョン・ヒューリー)がジェイソンに襲い掛かりる。
ジニーは落ちていたナタでジェイソンを倒し、彼が被っていた袋を外して、その醜さに驚く。 息絶えていなかったジェイソンは、這って移動する。 クリスタル・レイクで起きた殺人事件は大きく報道され、唯一人の生存者ジニーが救急車で運ばれる映像が映し出される。 そのニュースを見ていた商店のオーナー、ハロルド(スティーヴ・サスキンド)の妻エドナ(シェリ・モーガンズ)は、なまけ癖のある夫に苛立つ。 その後、ハロルドとエドナは、何者かに殺される。 クリス・ヒギンズ(ダナ・キンメル)は、アンディ(ジェフリー・ロジャース)と恋人のデビー(トレイシー・サヴェージ)、シェリー(ラリー・ゼーナー)と彼のブラインドデートの相手ヴェラ・サンチェス(キャスリン・パークス)、マリファナを吸うチャック(デヴィッド・カティムス)とチリ(レイチェル・ハワード)と共に、クリスタル・レイクのヒギンズ家の所有物である古い家に向かう。 サイレンを鳴らすパトカーが近づき、マリファナを吸っていたために焦ったクリスらだったが、追い越されてしまう。 クリスらは、街道沿いの商店(ハロルドとエドナの店)で事件が遭ったことを気にしながら先を急ぐ。 途中、道路に横たわっていた目玉を持った老人に、不吉な予感がすると言われたクリスらは、それを気味悪く思う。 クリスタル・レイク。 その後、叫び声を聞いたクリスとリックは家の中を調べ、シェリーが斧で頭を割られているのを見つけて驚く。 しかし、それはシェリーのいたずらで、皆は彼を非難する。 町に買い物に出かけたシェリーとヴェラは、店でバイカーのアリ(ニック・サヴェージ)、ロコ(ケヴィン・オブライエン)、フォックス(グロリア・チャールズ)に絡まれるものの何んとか彼らから逃れる。 店を出たシェリーは、アリが出てきたために焦り、彼のバイクに車をぶつけてしまう。 アリに襲われたシェリーだったが、反撃してバイクを壊し、その場から逃走する。 戻って来たシェリーとヴェラはバイカーと揉めたことを伝え、車を壊されたリックは帰ろうとするが、クリスに引き留められて二人で出かける。 その様子を、何者かが納屋の中から監視していた。 ヒギンズ・ヘイヴンに現れたアリらは、クリスの車のガソリンを抜く。 納屋にガソリンを撒くようアリに指示されたロコは、その場にいたフォックスが、ふざけていたものの姿を消したために彼女を捜す。 フォックスが農業用フォークで殺されていることに気づいたロコは驚き、彼も同じように殺害される。 納屋に入ったアリは、二階から落下してきたロコの死体に驚き、現れた男に殴られる。 夜になり、アンディとデビーはハンモックで愛し合う。 クリスとリックは静かな場所で話し合い、デートをして送ってくれた日のことを彼女は語り始める。 遅くなり両親に叱られたために家を飛び出したクリスは、森で隠れて心配させようとしたのだが、その後、醜い顔の男に襲われ、必死に逃げたものの、捕えられ気を失ったことをリックに話す。 気づいたらベッドだったと言うクリスは、男の恐ろしい顔が忘れられないとリックに伝える。 車のライトが消えたためにバッテリーが上がったと考えたリックは、仕方なくクリスと共に歩いて帰ることにする。 屋外のトイレに向かったチャックはマリファナを吸い始めるが、ドアを叩かれたためシェリーのいたずらだと思う。 そこにチリが現れ、チャックは、自分をからかったシェリーが納屋に入ったことを伝える。 二人は納屋に向かうものの、シェリーがいないために家に戻る。 湖畔にいたヴェラはシェリーに脅かされたために憤慨し、好かれたかっただけ言う彼は気落ちする。 納屋が気になったシェリーは、その場に向かいチャックとチリを捜す。 シェリーの財布を湖に落としてしまったヴェラは、水に入りそれを拾うものの、現れたホッケーマスクの男ジェイソン・ヴォーヒーズ(リチャード・ブルッカー)にスピアガンで目を撃たれて殺される。 愛し合ったアンディとデビーは、ジェイソンに切り殺される。 停電になり、配電盤を見に行ったチャックは、ジェイソンに襲われる。 喉を切られたシェリーが部屋に入って来るものの、暗かったために、チリは彼が息絶えたことに気づかない。 シェリーが死んでいることに気づいたチリは取り乱し、現れたジェイソンに暖炉の火かき棒で腹部を刺されて殺される。 家に戻ったクリスとリックは、皆がいないために捜す。 リックを捕えたジェイソンは、怪力で彼の顔を潰す。 二階のバスルームの水が漏れていることに気づいたクリスは、バスタブの血だらけの衣類などを見つけて、リックに知らせようとする。 外に出たクリスは、吊るされたロコの死体に驚き、家に戻り、リックが殺されていることを知る。 押入って来たジェイソンから逃れたクリスは二階に向かい、デビーの死体を見つける。 ジェイソンがドアを斧で壊そうとするため、クリスは、デビーに刺さっていたナイフを抜いて彼に反撃する。 ナイフを振りかざしジェイソンの手と足を傷つけたクリスは、窓を割って外に逃げようとするものの、上着を掴まれてしまう。 上着が破れたためにクリスは地上に落ち、出てきたジェイソンを薪で殴り車で逃げる。 車はガス欠で止まってしまい、襲い掛かるジェイソンから逃れたクリスは、納屋に逃げ込む。 梁にしがみついていたクリスはジェイソンの上に飛び降り、二階に逃げて隠れる。 上がって来たジェイソンをスコップで殴り気絶させたクリスは、彼の首にロープをかけて吊るす。 下に向かい入口を開けたクリスは、生きていたジェイソンに襲われる。 息絶えていなかったアリが現れてジェイソンに立ち向かうが、ナタで切り殺される。 ジェイソンの頭を斧で殴り死んでいることを確認したクリスは、湖に向かいカヌーに乗る。 朝になり目覚めたクリスは、ジェイソンが生きていることに気づき、カヌーを漕いで逃げようとする。 ジェイソンの姿は見えなくなったものの、クリスは、水中から現れた彼の母親パメラ・ヴォーヒーズ(マリリン・パウチャー)に襲われる。 それは夢だったのだが、クリスは錯乱状態となり、駆けつけた警官に保護される。 ジェイソンは、納屋で倒れたままだった。
...全てを見る(結末あり)
”ヒギンズ・ヘイヴン”に着いたクリスは、待っていた元恋人のリック(ポール・クラッカ)に迎えられる。
参考:
・「13日の金曜日」(1980)
・「13日の金曜日 PART2」(1981)
・「13日の金曜日 PART3」(1982)
・「13日の金曜日 完結編」(1984)
・「新・13日の金曜日」(1985)
・「13日の金曜日 PART6 ジェイソンは生きていた!」(1986)
・「13日の金曜日 PART7 新しい恐怖」(1988)
・「13日の金曜日 PART8 ジェイソンN.Y.へ」(1989)
・「13日の金曜日 ジェイソンの命日」(1993)
・「ジェイソンX 13日の金曜日」(2002)
関連作
・「フレディVSジェイソン」(2003)
リブート・リメイク
・「13日の金曜日」(2009)
*(簡略ストー リー)
ニュージャージー州、クリスタル・レイク。
友人達を誘い、かつて住んでいた古い家で週末を過ごそうとするクリス・ヒギンズは、元恋人のリックに迎えられる。
かつて湖で起きた殺人事件のことも知らないクリスらは、それぞれがその場で楽しもうとする。
しかし、死んだはずの事件の犯人である殺人鬼ジェイソン・ヴォーヒーズは、クリスらを監視して襲い掛かり、次々と殺害していく・・・。
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人気シリーズとなった第三作で、監督は前作と同じスティーヴ・マイナーが担当し、彼自身もニュースキャスターの声で出演もしている。
3D映画として注目されたのだが、その効果はあったのかは疑問が残る・・・。(チェックしていないので不明)
若者達が殺されていくパターンも前作同様に新鮮味がなく、マンネリ化して、益々B級映画化してきた感じは否めない。
しかし、ホッケーマスクを被る巨漢の殺人モンスター”ジェイソン”のキャラクターが確立した作品であり、その存在とインパクトがファンには受けた。
そのため北米興行収入は約3700万ドルを記録し、前作(約2200万ドル)を遥かに上回り健闘したと言える。
かつて住んでいた家で恐ろしい体験をすることになる、唯一人の生存者ダナ・キンメル、その元恋人ポール・クラッカ、惨殺される若者達、ラリー・ゼーナー、そのブラインドデートの相手キャスリン・パークス、ジェフリー・ロジャースと恋人のトレイシー・サヴェージ、ヒッピー風のデヴィッド・カティムスと恋人のレイチェル・ハワード、クライマックス、夢の中で主人公に襲い掛かるジェイソンの母親パメラのマリリン・パウチャー、バイカーのニック・サヴェージ、ケヴィン・オブライエン、グロリア・チャールズ、街道の商店主でジェイソンに殺されるスティーヴ・サスキンドと妻シェリ・モーガンズ、前作の映像で生存者のエイミー・スティール、その恋人ジョン・ヒューリー、ジェイソンのスティーヴ・ダッシュクウィッツなどが登場する。