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13日の金曜日 PART2 Friday the 13th Part 2 (1981)

低予算ながら期待以上のヒットとなったホラー映画「13日の金曜日」(1980)の続編。
生存し成長していたジェイソンが再び現れた若者達に襲い掛かる恐怖を描く、製作、監督スティーヴ・マイナー、出演エイミー・スティールジョン・ヒューリーステュー・チャーノ他共演のホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト
監督:スティーヴ・マイナー

製作
スティーヴ・マイナー
デニス・マーフィ
フランク・マンキューソJr.
製作総指揮
トム・グルーエンバーグ
リサ・バーサミアン
キャラクター創造:ヴィクター・ミラー
脚本:ロン・カーズ
撮影:ピーター・スタイン
編集:スーザン・E・カニンガム
音楽:ハリー・マンフレディーニ

出演
ジニー・フィールド:エイミー・スティール
ポール・ホルト:ジョン・ヒューリー
テッド:ステュー・チャーノ
ジェフ:ビル・ランドルフ
サンドラ・ダイアー:マーター・コーバー
スコット:ラッセル・トッド
テリー:カーステン・ベイカー
マーク:トム・マクブライド
ヴィッキー:ローレン=マリー・テイラー
ラルフ:ウォルト・ゴーニー
ジェイソン・ヴォーヒーズ:ウォーリントン・ジレット/スティーヴ・ダッシュクウィッツ
アリス・ハーディー:エイドリアン・キング
パメラ・ヴォーヒーズ:ベッツィ・パーマー

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1981年製作 87分
公開
北米:1981年4月30日
日本:1981年9月12日
製作費 $1,250,000
北米興行収入 $21,722,780


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ニュージャージー州のクリスタル・レイクで起きた事件の生存者アリス・ハーディー(エイドリアン・キング)は、犯人パメラ・ヴォーヒーズ(ベッツィ・パーマー)と死んだ息子ジェイソンに襲われる悪夢にうなされる。

目覚めたアリスは、心配する母親からの電話を受ける。

心配いらないと伝えて電話を切ったアリスは、シャワーを浴びようとして、再びかかってきた電話に出るものの無言だった。

警戒したアリスは、窓から飛び込んできた猫に驚く。

冷蔵庫のドアを開けたアリスは、自分が切断したパメラの生首があったために驚き、何者かにアイスピックでこめかみを刺される。
...全てを見る(結末あり)

5年後。
事件の遭ったクリスタル・レイクのキャンプ場の近くの指導員訓練施設に向かおうとしていたジェフ(ビル・ランドルフ)と恋人のサンドラ・ダイアー(マーター・コーバー)は、テッド(ステュー・チャーノ)に電話をするために電話ボックスに向かう。

近付いてきた老人ラルフ(ウォルト・ゴーニー)から、”死ぬことになっている”と意味不明なことを言われた二人は、駐車していた車が牽引されたために焦り、それを追いかける。

車が付いた場所にいたテッドのいたずらだと知ったサンドラとジェフは、彼を乗せて研修施設に向かう。

道路に倒れていた木をジェフとテッドがどかす間に、サンドラは、道路の脇でクリスタル・レイクのキャンプ場の看板を見つける。

その場を去る三人を、何者かが監視していた。

ホストのポール・ホルト(ジョン・ヒューリー)は、集まったスコット(ラッセル・トッド)、テリー(カーステン・ベイカー)、車椅子のマーク(トム・マクブライド)、ヴィッキー(ローレン=マリー・テイラー)にジェフ、サンドラ、テッドらを加えた指導員訓練についてを説明する。

そこに、ポールの恋人で補佐でもあるジニー・フィールド(エイミー・スティール)が到着する。

遅れてきたジニーに注意したポールは、彼女から謝罪されたために許す。

夜になり、ジェイソンの話をしたポールは、大人になった彼が生きているという噂を皆に話す。

事件の唯一人の生存者の女性もジェイソンを目撃したということで、彼女はその2か月後に姿を消したのだった。

母親を殺されたジェイソンが復讐したという噂もあり、自分達が事件後の最初の侵入者であるため、彼が待ち構えているとポールは話す。

そこに、皆を脅すためにテッドが現れ、免疫をつけるための芝居だったと、ポールは皆に伝える。

研修員はそれぞれ好きなことをして楽しみ、宿舎に戻ったジニーは、現れたポールと愛し合おうとする。

その様子を監視していたラルフは、何者かに首をロープで絞められて殺される。

翌日から訓練は始り、キャンプ場に興味があるサンドラは、ジェフを誘い休憩時間にその場に向かう。

立入禁止区域でテリーの愛犬の死体らしきものを発見した二人は、警官に見つかり連れ戻される。

次は逮捕するとポールに注意した警官は、訓練する場所が悪いと言って、5年間の平和を乱すなと警告する。

道路で人影を見かけた警官は、それを追って森に向かい小屋を見つける。

その場を調べた警官は、何かを見つけて驚いた着後に、何者かに頭をハンマーで殴られて殺される。

夜になり、ポールらは町に繰り出すことになり、テリーは愛犬を捜し、車いすのマークとヴィッキー、外出禁止のジェフとサンドラらは残る。

湖で泳いだテリーは、スコットに服を奪われてからかわれる。

テリーに追われたスコットはロープが足に絡み宙づりにされ、テリーがナイフを取りに行く。

その間にスコットは何者かに喉を切られ、戻ったテリーは彼が殺されていることを知り叫び声をあげる。

バーで飲んでいたジニーはジェイソンの話をするが、それを信じようとしないポールから伝説だと言われる。

その頃、ジェフはサンドラと愛し合い、マークはヴィッキーと心通わせる。

一緒に一夜を過ごすことになり、宿舎に着替えに行ったヴィッキーを待つマークは、何者かに殺される。

ベッドで抱き合っていたジェフとサンドラは、部屋に入って来た男に槍で突き刺される。

嵐になり、テッドを残したポールとジニーは研修所に戻る。

戻ったヴィッキーは、ジェフとサンドラの部屋に向かい、ベッドにいた袋を被った男ジェイソン(スティーヴ・ダッシュクウィッツ)に襲われ、ナイフで刺殺される。

研修所に戻ったジニーとポールは、二階のベッドが血だらけであることに気づき、内部を調べる。

ポールがジェイソンに襲われ、ジニーはバスルームに入り窓から逃げようとする。

窓を割って襲い掛かって来たジェイソンから逃れたジニーは、ラルフの死体に気づきながら外に出て、車で逃げようとするもののエンジンがかからない。

襲い掛かって来たジェイソンから逃れるために車から降りたジニーは、森に向かう。

宿舎に隠れたジニーはジェイソンに見つかり、チェーンソーで抵抗してその場から逃げる。

小屋に逃げ込んだジニーは、その場にあったパメラの生首やテリーらの死体を見て驚く。

パメラのセーターを着たジニーは、押し入って来たジェイソンに話しかけて油断させる。

しかし、パメラの首に気づいたジェイソンは、つるはしを振りかざしてジニーの脚を傷つける。

そこに現れたポールがジェイソンに襲い掛かり、ジニーは落ちていたナタでジェイソンを倒し、被っていた袋を外して、その醜さに驚く。

宿舎に戻ったジニーとポールは人の気配を感じ、警戒しながらドアを開ける。

現れたのはテリーの愛犬だったのだが、窓を突き破ったジェイソンがジニーに襲い掛かる。

翌日、助かったジニーは、ポールのことを心配しながら救急車で運ばれる。


解説 評価 感想

参考:
・「13日の金曜日」(1980)
・「13日の金曜日 PART2」(1981)
・「13日の金曜日 PART3」(1982)
・「13日の金曜日 完結編」(1984)
・「新・13日の金曜日」(1985)
・「13日の金曜日 PART6 ジェイソンは生きていた!」(1986)
・「13日の金曜日 PART7 新しい恐怖」(1988)
・「13日の金曜日 PART8 ジェイソンN.Y.へ」(1989)
・「13日の金曜日 ジェイソンの命日」(1993)
・「ジェイソンX 13日の金曜日」(2002)

関連作
・「フレディVSジェイソン」(2003)

リブート・リメイク
・「13日の金曜日」(2009)

*(簡略ストー リー)
ニュージャージー州、クリスタル・レイク。
5年前の惨殺事件後に平穏を取り戻した町に、指導員訓練のために再び若者達が集まる。
母親パメラを殺されたジェイソン・ヴォーヒーズが生きているという噂が広まる中、ポールをリーダーに恋人である補佐のジニーと若者達は、湖の畔で訓練を始める。
成長したジェイソンは、殺された母パメラの復讐を果たすために、楽しく過ごす若者達に襲い掛かる・・・。
__________

わずか55万ドルで製作され、70倍以上の北米興行収入(約4000万ドル)を記録した「13日の金曜日」(1980)の続編。

よく言えば、前作のパターンを継承してファンを楽しませていると言えるが、その成功にあやかりシリーズ化させるために製作した、同じような殺人が繰り返されるだけの、新鮮味のない平凡な作品。

それでも北米興行収入は約2200万ドルを記録し、健闘したとも言える。

前作では成人としては登場しない、生存していた殺人鬼”ジェイソン”が成長して、若者達に襲い掛かる新たな展開が見所の作品。
しかし、モンスター・キラーと言えるほどの迫力を感じないため、ファンには物足りないかもしれない。

研修訓練のリーダー(ジョン・ヒューリー)の補佐として、ジェイソンに襲われるものの、勇敢に立ち向かい生き残るエイミー・スティール、殺人に事件には巻き込まれない研修生ステュー・チャーノ、殺害される研修生、ビル・ランドルフと恋人のマーター・コーバー、トラブルメーカーのラッセル・トッド、いなくなった愛犬を捜すカーステン・ベイカー、車いすの青年トム・マクブライド、彼と親交を深めるローレン=マリー・テイラー、前作でも登場する若者達に警告する老人ウォルト・ゴーニー、殺人鬼ジェイソンを演ずるウォーリントン・ジレットとスティーヴ・ダッシュクウィッツ、前作の生存者であるが冒頭で殺害されるエイドリアン・キング、そして、前作で狂気のジェイソンの母親を演じたベッツィ・パーマーなどが共演している。


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