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フットルース Footloose (2011)

1984年に公開されたヒット作「フットルース」のリメイク。
都会から来た高校生が保守的な町の条例にこだわる大人たちの信頼を得ようとする姿を描く、監督、脚本クレイグ・ブリュワー、主演ケニー・ウォーモールドジュリアン・ハフデニス・クエイドアンディ・マクダウェルマイルズ・テラー他共演の青春ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(青春)


スタッフ キャスト ■
監督:クレイグ・ブリュワー

製作総指揮
ティモシー・M・ボーン
ゲイリー・バーバー

ロジャー・バーンボーム
ジョナサン・グリックマン
製作
クレイグ・ゼイダン

ニール・メロン
ディラン・セラーズ
ブラッド・ウェストン
原案:ディーン・ピッチフォード

脚本
ディーン・ピッチフォード

クレイグ・ブリュワー
撮影:エイミー・ヴィンセント
編集:ビリー・フォックス
音楽:デボラ・ルーリー

出演
レン・マコーマック:ケニー・ウォーモールド

アリエル・ムーア:ジュリアン・ハフ
ショー・ムーア牧師:デニス・クエイド
ヴァイ・ムーア:アンディ・マクダウェル
ウィラード・ヒューイット:マイルズ・テラー
チャック・クランストン:パトリック・ジョン・フルーガー
ラスティ:ザイア・コロン
ウェス・ウォーニッカー:レイ・マッキノン

ルル・ウォーニッカー:キム・ディケンズ
ロジャー・ダンバー校長:ブレット・ライス

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ

2011年製作 113分
公開
北米:2011年10月14日
日本:未公開
製作費 $24,000,000
北米興行収入 $51,780,540
世界 $62,701,290


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ジョージア州、ボーモント。
パーティーの後の交通事故で、5人の若者が命を落とす。

市議会の席で、ショー・ムーア牧師(デニス・クエイド)は、我が子を埋葬しなくてはならない辛さを語る。

議会は、18歳未満の者の夜間外出、酒や違法薬物の摂取、低俗な音楽を聞くこと、更には下品なダンスも禁止する条例を可決する。

音楽やダンスは、健全な催し物のでの限定となり、ムーアもそれに賛成する。

3年後。
ボストンからやって来た高校生レン・マコーマック(ケニー・ウォーモールド)は、母親を亡くしたために、叔父ウェス・ウォーニッカー(レイ・マッキノン)とその妻ルル(キム・ディケンズ)の家で暮らすことになる。
...全てを見る(結末あり)

家の決まりや町の条例などをウェスから知らされたレンは、中古車ディーラーの彼から、ポンコツのフォルクスワーゲンを譲り受けて、その修理を始める。

車は動くようになり、音楽を流しながら試運転をしたレンは、パトカーに止められ、治安妨害で裁判所に行くよう指示されてしまう。

日曜日、家族と教会に向かったレンは、ムーアや妻ヴァイ(アンディ・マクダウェル)をウェスから紹介され、高校の校長ロジャー・ダンバー校長(ブレット・ライス)には、条例に触れたことを話題に出される。

レンは、ヴァイから娘のアリエル(ジュリアン・ハフ)を紹介されるが、簡単な挨拶しかしなかった。

その後アリエルは、親友ラスティ(ザイア・コロン)と共に、ダートトラック・レース会場に向かい、ボーイフレンドでドライバーのチャック・クランストン(パトリック・ジョン・フルーガー)の車に乗り派手なウィニングランをする。

それを見たラスティは動揺し、兄を事故で無くした身で、無謀な行為をするアリエルに呆れてその場を去る。

保守的な父ムーア牧師の娘と言われることに抵抗があるアリエルは、チャックの要求に応じて彼と愛し合う。

初登校したレンは、入り口で会ったアリエルに挨拶して、廊下で肩が触れたウィラード・ヒューイット(マイルズ・テラー)と意気投合する。

レンはウィラードから、3年前に起きた事故の原因が、酒と音楽とダンスだと考える、保守的な町のそれらを禁止する条例を知らされる。

しかし、若者達は大人達の目を盗み、音楽やダンスを楽しんでいた。

その場にウィラードと向かったレンはダンスを始め、居合わせたアリエルと共に踊り始める。

レンは、アリエルがチャックに見せつけているだけだと気づきダンスを止める。

そこにムーアが現れ、彼はアリエルを家に連れ戻す。

翌日、裁判所に向かったレンは、条例を知らなかったために執行猶予となる。

綿繰り工場でバイトするレンの元にアリエルが現れて、チャックからの伝言でレース場に呼び出される。

チャックにバスのレースを挑まれたレンは、見事にそれに勝ち、一目置かれるようになる。

そんなレンは、図書室で、ある生徒から強引にマリファナを渡され、それを見つかるが何んとか難を逃れる。

ダンバー校長に呼び出されたレンだったが、証拠がなかったために注意を受ける。

母親の話まで出され、気分を害したレンは、アリエルが話しかけてきても相手にしない。

廃墟の工場に向かったレンは、怒りが収まらずに踊りまくる。

そこに、後を追ってきたアリエルが現れ、二人は若者が集まる秘密の場所である貨物車両に向かう。

深い関係になる気にはなれなかったレンだったが、列車が来る線路で度胸を試すアリエルの無謀さに驚く。

帰宅したアリエルにムーアは、レンといたという娘に対し、彼と付き合うことを禁ずる。

数日後、レンはアリエルとウィラード、そしてラスティを誘い、大都会アトランタでダンスを楽しむ。

その帰り道、4人は3年前の事故現場を通り町に戻る。

ムーアはウェスに会い、アリエルとレンのことで意見をする。

しかしウェスは、白血病だった母親を一人で見守った甥レンをかばう。

ある日レンは、署名を集めてダンスを認めさせることを考え、それを議会のムーアとダンバー校長に伝える。

同時にレンは、ダンスができないウィラードの特訓を始め、市の条例について調べる。

レンは、ダンス禁止令廃止に向けての活動も始め、ルルも彼の行動を支援する。

別れ話をしたアリエルは、チャックに暴力を振るわれ、ムーアは、娘の話を聞きもせずに、それをレンの仕業だと疑う。

兄の死について話し合うことを避ける、父の気持ちを理解できないアリエルは反発する。

町のことを第一に考える夫に対し、ヴァイは、まず自分の娘を育てる大切さを説く。

署名を集めることよりも、議会での演説に悩むレンは、聖書からの引用を勧めるアリエルに感謝し、二人は心通わせるようになる。

議会は招集され、レンは予定通りダンス廃止案を議員に伝えるが、ムーアとダンバーがそれに意見して、その後の発言を許そうとしない。

しかし、ヴァイが、レンには話す権利があると言って彼を擁護する。

レンは発言を始め、聖書の”詩篇 149篇”を引用し、その中でも、”歌い、踊れ”とあることなどを指摘し、ダンスは、人生を祝うことだと語る。

結局は、レンの申し立ては否決されるが、バイト先の工場主が、ボーモントの条例が適用されない、隣町になる近所の工場を使いパーティーを開くよう、場所を提供する考えを彼に伝える。

ムーアの元を訪ねたレンは、パーティーを開くことを伝え、アリエルを誘う許可を得ようとする。

真摯な態度で考えを伝えるレンに、心を開いたムーアはそれを認め、日曜のミサで、パーティーのことを人々に伝え、主の導きがあるようにと語る。

パーティー当日、ドレスに着替えたアリエルは、コサージュを父から贈られて感謝し、二人は愛を確かめ合う。

アリエルは、迎えに来たレンと共に会場に向かうが、チャックが現れて因縁をつける。

レンはチャックを叩きのめし、会場に戻りパーティーが始まり、大いに盛り上がる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ジョージア州、ボーモント。
都会のボストンで暮らしてきた高校生レン・マコーマックは、母親を亡くし、叔父ウェスの家で生活することになる。
町では、3年前に起きた事故を位教訓にした、若者達の飲酒や音楽、ダンスを禁止する条例が布かれていた。
事故で息子を亡くし、その考えの先頭に立つ牧師ムーアだったが、娘のアリエルは父親の考えに反発していた。
地元の高校に通い始めたレンは、ウィラードとの親交を深め、閉鎖的な大人達の考えを変えようと、条例廃止の署名を集めようとする。
その間にレンは、当初は反りが合わなかったアリエルと心触れ合うようになり、二人は協力して大人達の信頼を得ようとするのだが・・・。
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大いに話題となった旧作から、思えば四半世紀以上過ぎたかと思うと時代の流れを感じる。

当時のことは鮮明に記憶に残り、大ヒットしたナンバーなどは本作にも挿入され懐かしさも一入だ。

旧作の製作者であるクレイグ・ゼイダンと脚本ディーン・ピッチフォードが、再びそれぞれを担当しているところも注目だ。

少々アレンジしたストーリーだが、大筋はほぼ旧作と同じであり、主演のケニー・ウォーモールドはダンサーだけあってパワフルなパフォーマンスを見せてくれる。

ヒロインのジュリアン・ハフも、大胆な行動をとる牧師の娘を好演し、その父親を演ずるデニス・クエイドがドラマを引き締める。

家族の幸せを考え、牧師である夫にも意見するアンディ・マクダウェル、主人公の親友マイルズ・テラー、ヒロインの元恋人パトリック・ジョン・フルーガー、ヒロインの友人パトリック・ジョン・フルーガー、甥の行動を温かく見守る主人公の叔父夫婦役レイ・マッキノンキム・ディケンズ、校長ブレット・ライスなどが共演している。


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