ひょんなことから成金に気に入られた役者が巻き起こす騒動を描く、監督ジョージ・マーシャル、主演ボブ・ホープ、ルシル・ボール、ブルース・キャボット他共演のミュージカル・コメディ。 |
・コメディ
・ルシル・ボール / Lucille Ball / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョージ・マーシャル
製作:ロバート・L・ウェルチ
原作:ハリー・レオン・ウィルソン”Ruggles of Red Gap”
脚本
エドマンド・ハートマン
ロバート・オブライエン
撮影:チャールズ・ラング
編集:アーチー・マーシェク
音楽:ヴァン・クリーヴ
出演
ハンフリー/アーサー・タイラー:ボブ・ホープ
アガサ・フラウド:ルシル・ボール
アガサ・フラウド(歌声):アネット・ウォーレン
カート・ベルナップ:ブルース・キャボット
マイク・フラウド:ジャック・カークウッド
エフィー・フラウド:リー・ペンマン
ジョージ・ヴァン・ベイシングウェル:ヒュー・フレンチ
ウィンブリー卿:エリック・ブロア
ワンプム:ジョセフ・ヴィターレ
セオドア・ルーズベルト:ジョン・アレクサンダー
レディ・モード:ノーマ・ヴァルデン
ロザリンド:ヴァージニア・ケイリー
トゥオンブリー卿:コリン・キース=ジョンストン
ウォン:ジョー・ウォン
ステージマネージャー:オラフ・ヒッテン(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1950年製作 92分
公開
北米:1950年7月19日
日本:1951年12月27日
北米興行収入 $2,600,000
■ ストーリー ■
1905年1月6日、イングランド、ロンドン郊外。
アメリカ人の成金マイク・フラウド(ジャック・カークウッド)の娘で、礼儀作法を学ぶために訪英したアガサ・フラウド(ルシル・ボール)は、母エフィー(リー・ペンマン)と共に、クリケット場で、知人のジョージ・ヴァン・ベイシングウェル(ヒュー・フレンチ)の屋敷に招待される。
アガサに惹かれる偽紳士のジョージは、留守にしている知人の屋敷に、家族を用意して、彼女とエフィーを招待するつもりだった。
ジョージは、アガサとエフィーを騙すために、役者たちに家族を演じさせようとする。
舞台俳優のハンフリー(ボブ・ホープ)は、ジョージからの依頼に応じてその気になり、仲間たちと共に貴族一家を演じようとする。
屋敷に向かったハンフリーは、執事に扮して、アガサとエルフィーを迎える。
アガサとエルフィーは、その場に居たジョージから、母親ブリンステッド夫人役のレディ・モード(ノーマ・ヴァルデン)、いとこのドーバー公爵夫人役のロザリンド(ヴァージニア・ケイリー)、父で第13代ブリンステッド伯爵役のウィンブリー卿(エリック・ブロア)、甥のシリルを紹介される。
ハンフリーが気に入っエフィーは、彼を雇いアメリカに連れて行き、アガサの躾を任せようとするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
コメディや西部劇など様々な作品を手がけたジョージ・マーシャルが監督し、主演ボブ・ホープ、ルシル・ボール、ブルース・キャボットなどが共演した作品。
1935年に公開された、監督レオ・マッケリー、主演チャールズ・ロートンによる「人生は四十二から」をミュージカル化した作品。
ひょんなことから成金に気に入られた役者が巻き起こす騒動を描くミュージカル・コメディ。
抜群のユーモアセンスで演ずるボブ・ホープとルシル・ボールが組んだ、抱腹絶倒のコメディであり、ミュージカルとしても楽しめる快作に仕上がっている。
主演のボブ・ホープは、貴族一家の執事に扮したことで、アメリカ人の成金に気に入られながら騒動を巻き起こす役者を、彼を雇うアメリカ人家族の礼儀知らずの娘をルシル・ボールが愉快に演じている。
ヒロインの歌声を担当するアネット・ウォーレン、ヒロインに惹かれる牧場主ブルース・キャボット、ヒロインの父親である富豪のジャック・カークウッド、その妻リー・ペンマン、主人公らを雇いヒロインに近づこうとする偽貴族のヒュー・フレンチ、主人公の役者仲間エリック・ブロア、ノーマ・ヴァルデン、ヴァージニア・ケイリー、セオドア・ルーズベルト大統領のジョン・アレクサンダー、貴族のコリン・キース=ジョンストン、ヒロインの屋敷の使用人ジョセフ・ヴィターレとジョー・ウォン、舞台監督のオラフ・ヒッテンなどが共演している。