2006年に発表された、エリザベス・ギルバートのベストセラー自伝小説”Eat, Pray, Love”の映画化。 何不自由ない生活していたジャーナリストが満ち足りた日々が送れなくなり悩んだ末の自分探しの旅を描く、製作総指揮ブラッド・ピット、監督、脚本ライアン・マーフィー、主演ジュリア・ロバーツ、ハビエル・バルデム、ジェームズ・フランコ、ビリー・クラダップ、リチャード・ジェンキンス、ヴィオラ・デイヴィス他共演のドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ライアン・マーフィー
製作:デデ・ガードナー
製作総指揮
ブラッド・ピット
スタンリー・J・ヴロドコウスキー
ジェレミー・クライナー
原作:エリザベス・ギルバート”Eat, Pray, Love”
脚本
ライアン・マーフィー
ジェニファー・ソルト
撮影:ロバート・リチャードソン
編集:ブラッドリー・ビューカー
音楽:ダリオ・マリアネッリ
出演
エリザベス・ギルバート:ジュリア・ロバーツ
フェリペ:ハビエル・バルデム
デヴィッド:ジェームズ・フランコ
スティーヴン:ビリー・クラダップ
リチャード:リチャード・ジェンキンス
デリア・シーラス:ヴィオラ・デイヴィス
コレーラ:ソフィー・トンプソン
アンディ・シーラス:マイク・オマリー
ワヤン:クリスティン・ハキム
クトゥ・リヤー:ハディ・サビアント
ジョヴァンニ:ルカ・アルジェンテロ
ソフィー:ツヴァ・ノヴォトニー
ルカ・スパゲティ:ジョゼッペ・ガンディーニ
アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
2010年製作 140分
公開
北米:2010年8月13日
日本:2010年9月17日
製作費 $60,000,000
北米興行収入 $80,574,000
世界 $204,594,020
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
バリ。
ジャーナリストのエリザベス・ギルバート(ジュリア・ロバーツ)は、占い師クトゥ・リヤー(ハディ・サビアント)に、全財産を失うと予言される。
6ヵ月後、ニューヨーク。
何不自由ない生活を送っていたエリザベスは、どこか空虚な日々を送り悩み、夫スティーヴン(ビリー・クラダップ)との離婚を決意する。
そんな時エリザベスは、ヨガの修行者で、役者でもある年下の男性デヴィッド(ジェームズ・フランコ)と恋に落ちる。
しかし、それも長くは続かず、エリザベスは、1年の休暇をとり、自分探しの旅に出ることを、友人デリア・シーラス(ヴィオラ・デイヴィス)に伝える。
離婚も成立したエリザベスは、イタリアからインド、そしてバリに向かう旅に出発する。 ローマ。 その後エリザベスは、ソフィーの恋人ジョヴァンニ(ルカ・アルジェンテロ)にイタリア語を習い、ふんだんに美味しい料理を食べまくった。 そんなエリザベスは、デヴィッドのことなどを考えながらの日々を過ごす。 ジョヴァンニの友人ルカ・スパゲティ(ジョゼッペ・ガンディーニ)の実家に招待されたエリザベスは、ソフィーらとの食事など楽しい時を過ごし、その後、旅立って行く。 インド。 修行を始めたエリザベスだったが、なかなか集中することが出来ず、テキサスから来たリチャード(リチャード・ジェンキンス)に小言を言われヒステリーを起こす。 皮肉屋で素っ気無いリチャードだったが、家族から見捨てられた、辛い過去をエリザベスに告白する。 自分を許せるまでこの場にいるべきだと、リチャードに助言されたエリザベスは、彼を理解して、スティーヴンとのことを振り返る。 やがて、リチャードが道場を去ることになり、エリザベスは別れを惜しみながら彼を見送る。 バリ。 それを、外に出してはいけないと言われたエリザベスだったが、彼女は書を町でコピーしてしまう。 ある日エリザベスは、ブラジル人のツアーガイド、フェリペ(ハビエル・バルデム)の車に轢かれそうになり、怪我をしてしまう。 幸い軽傷だったエリザベスは、その後パーティーでフェリペに再会し、家まで送ってもらう。 二人は意気投合して行動を共にするようになり、エリザベスは、息子を溺愛する優しいフェリペに惹かれ、ひと時も離れない仲になる。 エリザベスは、怪我を治してもらった治療師で、シングル・マザーのワヤン(クリスティン・ハキム)との親交を深めて、彼女に家を買ってあげたいとまで思うようになる。 それを、ニューヨークのデリアやテキサスのリチャード、他、旅でであった友人にメールで知らせたエリザベスは、ワヤン母子のために1万8000ドルの寄付を集め、それを彼女らに渡す。 ようやく調和を手に入れたエリザベスだったが、フェリペの、愛を強要する行動に腹を立ててしまう。 ニューヨークに戻ることを決めたエリザベスは、製本したまじない書をクトゥに渡す。 フェリペと別れたことを、クトゥに伝えたエリザベスは、愛は調和の一部だと彼に助言される。 そして、フェリペの元に向かったエリザベスは、彼の愛を受け入れる。
...全てを見る(結末あり)
部屋を借りたエリザベスは、スウェーデン人のソフィー(ツヴァ・ノヴォトニー)と親しくなる。
アシュラム(修行道場)に着いたエリザベスは、沈黙の行に入っている女性コレーラ(ソフィー・トンプソン)を紹介される。
1年振りにこの地に戻ってきたエリザベスは、占い師クトゥと再会し、彼が全てを学んだ、まじないの書を写すことを頼まれる。
*(簡略ストー リー)
ニューヨーク。
ジャーナリスト、エリザベス・ギルバートは、平凡な日々に飽き足らず、夫スティーヴンと離婚を決意する。
若い恋人デヴィッドとの交際を始めるものの、それも長くは続かず、エリザベスは、1年間、自分探しの旅に出ることを決める。
ローマに滞在することにしたエリザベスは、イタリア語を習いながら、美味しい料理を食べまくり、次に、インドで修業道場に入る。
テキサスから来たリチャードとの親交を深めたエリザベスは、その後、今回の旅のきっかけにもなった、1年前に訪れたバリに向かい、占い師のクトゥの手伝いをしながらの日々を送る。
そんな時、エリザベスは、ちょっとした事故をきっかけに、現地のツアーガイドのフェリペに出会い、彼に惹かれていくのだが・・・。
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世界40カ国以上で約700万部を売り上げた原作の映画化に加え、ジュリア・ロバーツ他、名だたるスターの競演も話題になった。
しかし、原作を読んでいないので何とも言えないが、各地の美しい風景や生活様式などは興味深く描かれているものの、ストーリーにそれほど斬新さもなく、主人公の生き方に共感できない者にとっては、あまり刺激を受けない作品でもある。
原作では、どのように主人公の気持ちを掘り下げて表現されているのか、そのあたりは興味津々なのだが・・・。
そんな主人公を熱演するジュリア・ロバーツも、各地で出会う人々の個性に、影が薄い、とまでは言わないが、今一平凡というのが正直なところだ。
興行収入は、北米で約8100万ドル、全世界では2億ドルを超すヒットとなった。
終盤でしか登場しないが、確りと存在感を示し、主人公の心を掴み、そして、彼女の心を癒す男性ハビエル・バルデム、ヨガの修行者で、役者でもある主人公の若い恋人ジェームズ・フランコ、主人公の夫ビリー・クラダップ、中盤で、主人公に刺激を与える男性としての好演が光るリチャード・ジェンキンス、同じ修行の身のソフィー・トンプソン、主人公の友人ヴィオラ・デイヴィス、その夫マイク・オマリー、バリで親交を深める思慮深い治療師クリスティン・ハキム、同じくアドバイザーの占い師役ハディ・サビアント、ローマで知り合う若者達ルカ・アルジェンテロ、ツヴァ・ノヴォトニー、ジョゼッペ・ガンディーニなどが共演している。