アース・トゥ・エコー Earth to Echo (2014)

その場に向かうことを決めた三人は、24時間撮影を続けるつもりで、約30キロ先の目的地を目指す。

マルベリー・ウッズ。
夜になり、目的地付近である物体を発見した三人だったが、タックはゴミだと判断し、何もないと言って撮影を止めようとする。

他にも人がいることに気づいた三人はその場に向かおうとするが、マンチのリュックの異常に気づく。

リュックの中の物体を調べた三人は、音がしたために驚き爆弾だと思う。

三人の携帯電話はおかしくなり、映し出された地図に従いある納屋に向かう。

その場の何かが弾け飛び、見つけた物体と合体する。

物体の中に何かがいることに気づいた三人は、それが、携帯電話のカメラを目にしていると分かり、そのためにスイッチが切れないことが分かる。

三人は、イエスかノーで物体が意思を伝えようとしていることに気づき、宇宙船を造るために自分達に協力を求めていることを知る。

2時間も話し続けた三人は、物体も一人ぼっちであり、自分達と同じだと考え、墜落した宇宙船を造り直そうとする。

クレセント。
質屋である部品に物体が反応したため驚いた三人は、店を出て、中から出てきた金属のロボットのような物を観察する。

それが宙を浮くことを確認した三人は、自己紹介をして話しかけて”エコー”という名前を付ける。

エコーが墜落のダメージで弱っているためにそれを気にする三人は、携帯電話の指示で次の家に侵入する。

二階に向かった三人は、そこが同じ学校のエマ（エラ・ワレステッド）の家だと知る。

エマの部屋に向い携帯電話が反応し、入って来たエマは三人に気づく。

部屋を荒らされたために憤慨するエマは、地図をたどって来ただけだと三人から言われる。

エコーという宇宙人を助けると言う三人の話を信じないエマは、バッグに入っていた何かを見て同行する気になるが、彼らはその場を去る。

コンビニのトイレで、昼間、会った工事業者のローレンス・マドセン（ジェーソン・グレイ・スタンフォード）から、なぜ砂漠にいるのかと訊かれた三人は焦るが、現れたエマの演技で救われる。

マンチが持っていたリュックを取り上げてバーに向かったエマは、中の物体が反応したために驚く。

4人は店を出て、トラブルに巻き込まれる可能性があるためにエコーと別れることを考えるが、アレックスはエコーを見捨てる気になれない。

マルベリー・ウッズからデューイに向かった4人は、ゲーム・センターに侵入する。

反応した物体はいくつかの部品を調達し、警備員に見つかった4人は逃げようとする。

アレックスが逃げ遅れたために、エマが彼を助けようとする。

エコーに協力を求めたエマは、アレックスを救い出して逃走する。

自分を見捨てたタックと争いになったアレックスは、マンチとエマに制止されてダイナーに向かう。

いがみ合っていたアレックスとタックは仲直りするが、そこにマドセンが現れ、リュックを奪われてしまう。

マンチがマドセンの車の荷台に潜り込むが、店員が呼んだ警官が現れたためにアレックスらは逃げる。

建設工事は嘘だと考えたアレックスらは、マンチからの連絡で助けを求められる。

かなり遠くの建設現場にいるマンチの元に向かうため、タックは兄の車を使うことを考えてパーティー会場に向かう。

タックは兄を捜し、警察が現れたためバスルームに隠れたアレックスとエマは、その場でタックの兄が眠っているのに気づきキーを奪う。

覚悟を決めたマンチは、アレックスらに最期のメッセージを残すものの、見つかってしまい捕えられる。

初めてハンドルを握るタックの運転で、アレックスらはマルベリー・ウッズを通り工事現場に向かう。

明らかに道路工事ではないと思える場所に忍び込んだアレックスらは、尋問されているマンチの映像を確認する。

エコーも調べられていることを知った三人だったが、押し入って来たマドセンに捕まってしまう。

この付近に間違いなく宇宙船があると言う科学者だったマドセンは、6日前に飛来した物体の映像を見せる。

宇宙船が飛び立つと、住民の命が奪われる可能性があるとマドセンは話すが、彼らは帰りたいだけだとアレックスは伝える。

貴重な研究材料であるためそれを阻止すると言うマドセンは、地図に従い物体を修復し、宇宙船に案内させて飛行機能を破壊する考えを話す。

それに従うしかないアレックスらは、エコーと共にスクラップ場に連れて行かれる。

弱ったエコーは機能を停止し、アレックスは悲しむ。

しかし、エコーは周囲の部品を集めて起動し、アレックスらは車を奪い町に戻ろうとする。

運転するアレックスは、大型トラックに正面衝突しそうになるが、エコーがトラックを分解して衝突を回避し通り抜けることができる。

町に着き、携帯電話の新しい地図に気づいた4人は、そこに宇宙船が映っていることを確認して、車を降りてその場に向かう。

地中につながる穴が開いたために、住民を立ち退かせるのは、以前からあった宇宙船を掘り出すのが目的だったことに4人は気づく。

皆の制止も聞かずに地下に向ったアレックスは、宇宙船の内部に入りエコーをシートにセットする。

タックら三人も現れ、エコーは自分を宇宙船に戻してくれた4人の映像を映し出す。

エコーに友情を伝えたアレックスは、皆と共にその場を去る。

外に出た4人は、部品が分解されて地中から空中に向い、その場で組みたてられて飛び去る宇宙船を見守る。

4人は、自分達が成し遂げたことを喜び合い、住人達が家から出て来る。

親達は子供達を疑うことなく、エマはアレックスをボーイフレンドだと言って紹介する。

その後、アレックスは引っ越すことになり、今回の件は自分達だけの秘密にする約束で、タックとマンチに別れを告げる。

マンチも引越し、タックは町に残る。

親友同士は、何があっても宇宙のかなたにいても永遠だと4人は考える。

その後もアレックスの携帯電話は、時々、激しく反応する。