| 和平交渉を任された男とそれを拒む先住民首領との激闘を描く西部劇! 製作、監督、脚本デルマー・デイヴィス、主演アラン・ラッド、オードリー・ダルトン、チャールズ・ブロンソン他共演。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督:デルマー・デイヴィス
製作:デルマー・デイヴィス
脚本:デルマー・デイヴィス
撮影:J・ペヴァレル・マーレイ
編集:クラレンス・コルスター
音楽:ヴィクター・ヤング
出演
ジョニー・マッケイ:アラン・ラッド(先住民との和平交渉を任される討伐士)
ナンシー・ミーク:オードリー・ダルトン(ジョニーと惹かれ合うようになる退役大佐の姪)
キエントプース/キャプテン・ジャック:チャールズ・ブロンソン(モドックの酋長)
トビー”ウィネマ”リドル:マリサ・パヴァン(スカーフェイス・チャーリーの娘)
スコッティ:ストローザー・マーティン
スカーフェイス・チャーリー:ロドルフォ・アコスタ(モドックの酋長)
エドワード・キャンビー将軍:ワーナー・アンダーソン(和平交渉に挑む司令官)
ギリアム将軍:ウィリス・ボーシェイ(キャンビー将軍の副官)
マノック:アンソニー・カルーソ(モドックの先代酋長の息子)
ジュリア・グラント:ペギー・コンヴァース(大統領夫人)
ブレイン・クラッケル:エリシャ・クックJr.(キャプテン・ジャックと通じている男)
ミーク大佐:リチャード・H・カッティング(ナンシーの叔父)
ウィリアム・ボディ:マイケル・デイブス
ジム”モドック・ジム”:フランク・デコヴァ(モドックの戦士)
ダイアー:フランク・ファーガソン(平和交渉の立会人)
エレアザール・トーマス医師:リチャード・ゲインズ(平和交渉の立会人)
グッドソール中尉:ピーター・ハンセン(ナンシーに惹かれる将校)
リリー・ホワイト:イザベル・ジュエル(ビルの恋人)
ビル・サッターホワイト:ロバート・キース(駅馬車の御者)
オブライエン:パット・ローレス
アロンゾ・クラーク大尉:ジョージ・J・ルイス(クラマス砦の指揮官)
チャーリー”ボーガス”チャーリー:ペリー・ロペス(モドックの戦士)
ユリシーズ・S・グラント大統領:ヘイデン・ローク
ジェシー・ルート・グラント:エドガー・ステリ(グラント大統領の息子)
薬剤師:リコ・アラニス(クレジットなし)
サマー大尉:レイフォード・バーンズ(クレジットなし)
グラントの補佐:フランク・ガーストル(クレジットなし)
ホワイトハウスの前の片足の退役軍人:ジェームズ・グリフィス(クレジットなし)
ウィリアム・テカムセ・シャーマン将軍:リチャード・ヘイル(クレジットなし)
退役軍人:ケイ・E・クーター(ノンクレジット)
開拓者:ジョージ・ロイド(クレジットなし)
先住民:ヴィクター・ミラン(クレジットなし)
ネリー・グラント:キャロル・ニュージェント(グラント大統領の娘/クレジットなし)
開拓者:レナード・ペン(クレジットなし)
フェアチャイルド:デンヴァー・パイル(クレジットなし)
陸軍軍医:アーサー・スペース(クレジットなし)
ウィリアム・ボディ:ポール・ウェクスラー(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1954年製作 111分
公開
北米:1954年11月10日
日本:1955年4月6日
製作費 $1,100,000
■ ストーリー ■
1872年、ワシントンD.C.、ホワイトハウス。
先住民に恐れらえる討伐士ジョニー・マッケイ(アラン・ラッド)は、ユリシーズ・S・グラント大統領(ヘイデン・ローク)に呼び出される。
大統領に迎えられたジョニーは、大統領夫人ジュリア(ペギー・コンヴァース)、娘ネリー(キャロル・ニュージェント)、退役陸軍大佐ミーク(リチャード・H・カッティング)の姪であるナンシー(オードリー・ダルトン)、医師エレアザール・トーマス(リチャード・ゲインズ)を紹介される。
ジョニーは、大統領から、先住民モドックのキャプテン・ジャック(チャールズ・ブロンソン)と名乗る酋長キエントプースの件について訊かれ、彼らがロストリバー全域の支配を狙っていると答える。
大統領は、地域の平和を守るために、キャプテン・ジャックを保留地に戻すしかない考えをジョニーに伝えて、条約に従わせようとする。
キャプテン・ジャックはそれを無視すると考えるジョニーだったが、彼らを大統領は保留地に戻すことを望む。
必要なら人も殺すジョニーを信用できないトーマスは、護衛として、攻撃されたら反撃すると言う彼の家族も、先住民に殺されたことを知る。
戦える者こそ平和の意味を知ると言う大統領は、可能な限り平和的に、キャプテン・ジャックらを保留地に戻す任務をジョニーに命じて納得させる。
ジョニーがナンシーの護衛として西に向かっているという電信を受けたブレイン・クラッケル(エリシャ・クックJr.)は、それをキャプテン・ジャックに知らせる。
農夫になっていたミークも、ジョニーとナンシーの件をブレインから知らされる。
ジョニーらが乗る駅馬車を待ち伏せたモドックの戦士ジム”モドック・ジム”(フランク・デコヴァ)は、御者ビル・サッターホワイト(ロバート・キース)の恋人リリー・ホワイト(イザベル・ジュエル)に矢を放ち殺害する。
ビルは復讐を誓い、モドックと通じているブレインに怒りをぶつけ、ジョニーからは、単独犯なのでモドックを刺激するなと言われるものの納得しない。
その後、ジョニーとナンシーはミーク大佐の農場に着くが、その場は焼き払われ、大佐夫妻はモドックに殺害されていた。
フォート・クラマス、先住民管理局。
大統領から、今回の件の裁きは軍に任せるようにという指示を受けたジョニーは、単独でモドックの元に向かおうとする。
その後、先代の酋長の娘トビー”ウィネマ”リドル(マリサ・パヴァン)と息子マノック(アンソニー・カルーソ)が現れ、キャプテン・ジャックと一部の者たちが残虐行為を行っているのであり、他のモドックは平和を願っているとジョニーに告げるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
“Directed with historical seriousness by Delmer Daves, Drum Beat pairs Alan Ladd’s stoic peacemaker against Charles Bronson’s chillingly intense breakout performance as the renegade Modoc leader Captain Jack.”
(デルマー・デイヴス監督によって歴史的誠実さをもって演出された『太鼓の響き』は、アラン・ラッド演じる禁欲的な平和交渉人と、反乱を起こしたモドック族の首領キャプテン・ジャックを演じるチャールズ・ブロンソンの凍りつくほど強烈で鮮烈な演技とを対比させている。)
「ハリウッド玉手箱」(1944)、「潜行者」(1947)、「折れた矢」(1950)などのデルマー・デイヴィスが製作と脚本を兼ねて監督し、主演はアラン・ラッド、オードリー・ダルトン、チャールズ・ブロンソン他共演の西部劇。
アラン・ラッドの製作会社”ジャガー・プロダクションズ”の初作品。
和平を望むアメリカ政府の指名を受けた討伐士とそれを拒む先住民モドックの酋長キエントプース/キャプテン・ジャックの激闘である”モドック戦争”を、史実に基づき描いた西部劇。
シネマスコープとワーナーカラーの技術を生かし、アリゾナの”Cathedral Rock”と”Slide Rock State Park”などで撮影された雄大で美しい映像は必見で、浸食された岩山や渓谷で行われる攻防も見応え十分だ。
平和的な解決を大統領から指示された討伐士が、話し合いで交渉を進めようとしながらも、先住民に恐れられる男として凄味を見せるシーンなど、デルマー・デイヴィスらしい、繊細且つもダイナミックな演出が見どころの作品。
主演のアラン・ラッドは、先住民との和平交渉に挑む、冷静沈着な討伐士を熱演している。
モドックの酋長キエントプース/キャプテン・ジャックを演じたチャールズ・ブロンソンは、その後のキャリアを決定づける大役を見事に演じ切っている。
主人公と惹かれ合うようになる退役大佐の姪オードリー・ダルトン、先代の酋長の娘トビー”ウィネマ”リドル役マリサ・パヴァンなどが共演している。
