Mr.ボディガード Drillbit Taylor (2008)

困った3人は、インターネットでボディーガードを探すことにする。

しかし資金が足りず、一番安く済みそうな元陸軍特殊部隊員のドリルビットの凄みに惚れ込み、彼を雇うことにする。

ウェイドの家に案内されたドリルビットは、調子の良いことを言って金目の物を持ち出し、質屋に持っていってしまう。

ドリルビットは、金を手にして高飛びしようとするのだが、ホームレス仲間のドン・アームストロング(ダニー・マクブライド)が、金づるを逃がす手はないと彼を引き止める。

さらにドリルビットは、エミットが成人式用の預金を隠していたことを知り、ドンの言う通り街に残ることにする。

いい加減なことを言っても気づかない3人を手玉に取り、自己防衛の訓練を始めたドリルビットだったが、次第に彼らに情が移る。

ドリルビットから、敵を愛するよう指示された３人は、ラップ好きのテリーにライアンが接近する。

しかし、ライアンは調子に乗り過ぎて、テリーに恥をかかせてしまう。

テリーとロニーが復讐に来たため、ウェイドは、ドリルビットから教わった防御方を試し、逆に伸されてしまう。

訓練が役に立たないことに不満を漏らす3人に対し、自分も学校に行くと言い出したドリルビットは、臨時教師に扮してしまう。

教員用ラウンジで、英語教師リサ・ザッキー(レスリー・マン)に出会ったドリルビットは、教師らしくない態度で彼女の気を惹いてしまう。

ドリルビットがリサといちゃついている間に、３人がテリーとロニーの餌食になりそうになる。

しかし、ドリルビットがそこに現れ、スプリンクラーを作動させて危機を回避する。

ウェイドは、同級生のブルック(ヴァレリー・ティアン)に一目惚れしてしまい、2人がうまくいくようドリルビットは支援する。

授業でテリーとロニーをしごくドリルビットを見て、３人は大いに満足する。

ある日、ロニーが、海岸でシャワーを浴びるドリルビットを目撃し、母親から彼がホームレスだということを知らされる。

ドリルビットは、リサに真実を話そうとするが、それができず、ウェイドの家から家財を盗むというドンの計画は断る。

テリーとロニーは、ドリルビットの正体を見破り、３人の目の前で彼を殴り倒してしまう。

ドリルビットに幻滅した3人だったが、彼は何とか言い訳をしてウェイドの家に向かう。

ドンらが家財を運び出そうとしていたために、ドリルビットはそれを止めようとするが相手にされず、彼は３人の信頼を完全に失ってしまう。

ドリルビットは、ドンからウェイドの家の家財を取り戻し、3人の信頼を回復するが、両親を含めた、ドップラー校長との話し合いでも全く解決にならず、テリーは益々いい気になり、のさばってしまう。

ウェイドは捨て鉢になり、これ以上惨めになっても同じことだと、ブルックに愛を告白しようとする。

しかし、それをテリーに邪魔されて罵倒されたため、怒ったウェイドはテリーに決闘を申し込んでしまう。

ウェイドとライアンは戦いに備え、親に遺書を書き、覚悟を決めてテリーの家に向かう。

その頃、宝くじで500ドルを当てたドリルビットは、ウェイドの家から盗んだ物を質屋から買い戻して返しに行くのだが、そこでウェイドの遺書を見てしまう。

ウェイドとライアンは、最初の一撃でテリーを殴り倒すが、その場にロニーも現れる。

エミットも、ウェイドとライアンの加勢に現れるものの、テリーらに全く歯が立たず3人は劣勢となる。

そこにドリルビットが現れるが、大人の自分が未成年に手を出すわけにはいかず、テリーに数発殴られてしまう。

しかし、テリーが18歳だと知ったドリルビットは、反撃に出て彼を叩きのめす。

ドリルビットらは引き上げようとするが、そこにパトカーが到着する。

そして、日本刀を持ち出したテリーは、3人めがけそれを投げる。

3人の目の前でそれをキャッチしたドリルビットは、小指を切断してしまう。

しかし、テリーは警察に取り押さえられて連行され、ウェイドはブルックの愛を勝ち取る。

軍脱走がばれたドリルビットは3週間投獄されるが、釈放された彼をサリーと3人が迎え、入れ替わりでドンが逮捕される。