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ドクター・ドリトル2 Dr. Dolittle 2 (2001)

児童文学作家ヒュー・ロフティングが発表した(1920年~)「ドリトル先生」シリーズを基に製作された大ヒット作「ドクター・ドリトル」(1998)の続編。
製材会社の森林伐採よる動物達の危機を救おうとする動物達と話せるドリトル医師の奮闘を描く、監督スティーヴ・カー、主演エディ・マーフィクリスティン・ウィルソンジェフリー・ジョーンズケヴィン・ポラックレイブン=シモーネ他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ

アーノルド・シュワルツェネッガー / Arnold Schwarzenegger 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:スティーヴ・カー
製作:ジョン・デイヴィス
製作総指揮
ニール・A・マクリス
ジョゼフ・M・シンガー
原作:ヒュー・ロフティングドリトル先生シリーズ
脚本:ラリー・レビン
撮影:ダリン・オカダ

編集:クレイグ・P・ハーリング
音楽:デヴィッド・ニューマン

出演
ジョン・ドリトル:エディ・マーフィ
リサ・ドリトル:クリスティン・ウィルソン
ジョゼフ・ポッター:ジェフリー・ジョーンズ
ジャック・ライリー:ケヴィン・ポラック
シャリース・ドリトル:レイブン=シモーネ
マヤ・ドリトル:カイラ・プラット
エリック:リル・ゼーン
ユージーン・ウィルソン:アンディ・リクター
エルドン:ジェームズ・アベリー
エルドンの妻:エレイン・テイラー
ダフ判事:ヴィクター・レイダー=ウェクスラー

秘書:デニース・ダウス
本人:スティーブ・アーウィン動物
クマのアーチー:スティーヴ・ザーン

クマのエヴァ:リサ・クドロー
カメレオンのペピート:ジェイコブ・バルガス
アライグマのジョーイ:マイケル・ラパポート
クマのソニー:マイク・エプス
ポッサム:アイザック・ヘイズ
イタチのレニー:アンディ・ディック
酔っ払いサル:フィリップ・プロクター
動物園の若いクマ:セドリック・ジ・エンターテイナー
動物園の老いたクマ:ジョン・ウィザースプーン
イヌ:デヴィッド・クロス
ハチ:クライド・クサツ
ハチ:キーオン・ヤング
サカナ/ネズミ:ミジョン・ディマジオ
オスのカメ:トム・ケニー
メスのカメ:ルネ・テイラー
リス:ジョーイ・ローレン・アダムス
ビーバー:リチャード・C・サラフィアン
犬のラッキー:ノーム・マクドナルド
ホワイトウルフ:アーノルド・シュワルツェネッガー

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
2001年製作 87分
公開
北米:2001年6月22日
日本:2001年7月21日
製作費 $70,000,000
北米興行収入 $112,950,700
世界 $176,104,340


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
サンフランシスコ
医師ジョン・ドリトル(エディ・マーフィ)は、動物と会話ができるために、動物園からの依頼が殺到して忙しい毎日を送っていた。世界各国を飛び回るジョンは、久し振りに自宅に戻り、妻リサ(クリスティン・ウィルソン)にプレゼントを、娘のマヤ(カイラ・プラット)にはカメレオンのペピート(ジェイコブ・バルガス)を渡す。誕生日である長女のシャリース(レイブン=シモーネ)がボーイフレンドと過ごすことを知ったジョンは不機嫌になり、部屋に閉じこもっている彼女の様子を見て行く。シャリースが鍵を閉めているため、テラスの窓から入ろうとしたジョンは、その場にいた酔っているサル(フィリップ・プロクター)を注意する。現れたポッサム(
アイザック・ヘイズ)から森の主ビーバー(リチャード・C・サラフィアン)が呼んでいると言われたジョンはそれを断り、自分に気づかないシャリースに携帯で電話をかける。窓を開けたシャリースに、誕生日は家族で過ごすと伝えたジョンは、それに従おうとしない彼女の成績が悪いことも知り、携帯電話を取り上げてしまう。
...全てを見る(結末あり)

携帯電話に登録してある男が気になったジョンは、電話をかけて相手の親エルドン(ジェームズ・アベリー)と揉める。ピザ屋の店員エリック(リル・ゼーン)が現れたため対応したジョンは、彼がシャリースの相手だと知り驚く。シャリースは出かけられないことをエリックに伝え、仕方なく彼も含めて食事をしたジョンはその態度が気に入らない。

そこにアライグマのジョーイ(マイケル・ラパポート)が現れ、再びビーバーが呼んでいることを知らされたジョンは、生死にかかわると言われたためにそれを引き受ける。席に戻ったジョンは、ケーキが登場したため、シャリースにロウソクを吹き消すよう指示する。

ところが、二匹のネズミがケーキから飛び出したため、パーティーが台無しにしになってしまう。

シャリースに謝罪したジョンは、埋め合わせに海外旅行をすることを提案して許してもらう。

ジョーイとポッサムを連れてビーバーに会いに行ったジョンは、郊外の森に向かう。

ジョンは、人間が自分達の縄張りを破壊しているため、森を救うことに協力してほしいとビーバーは頼まれる。

森林が伐採されている現状を視察したジョンは、絶滅の危機に瀕している動物がいれば保護する法律はあると、弁護士のリサに助言される。

動物園の飼育係ユージーン・ウィルソン(アンディ・リクター)に相談することをリサに勧められたジョンだったが、製材業者に抵抗されるだけだということだった。帰宅したジョンは、旅行に行けないことをシャリースに伝えて謝罪し、彼女は動物を見捨てろとは言えないと理解を示す。

ジョンに弁護を頼まれたリサはそれを拒むが、説得されて仕方なくそれを引き受ける。

裁判は始り、森に一頭しかいないクマのエヴァ(リサ・クドロー)の相手を探すことをリサは提案する。製材会社側の弁護士ジャック・ライリー(ケヴィン・ポラック)は、人間に飼いならされたクマが野性に戻るのは不可能だと反論する。しかし、傍聴席にいたマヤが、父ジョンならそれを可能にすることができると発言する。

それを確認したダフ判事(ヴィクター・レイダー=ウェクスラー)は、一か月、伐採を遅らせて様子を見ることをジョンに伝える。旅行を中止して、サーカスにいたクマのアーチー(スティーヴ・ザーン)に会ったジョンは、彼を何とか説得して森に向かうことになる。その頃、知事に圧力をかけて森の件を解決しようとする製材会社の社長ジョゼフ・ポッター(ジェフリー・ジョーンズ)は、アーチーが町に戻ってきたら射殺すればいいとライリーに言われる。家族で森の小屋に向かったジョンは、動物集会を開いてアーチーを皆に紹介する。

エヴァに会ったジョンは事情を説明するが、彼女は離れて待っているアーチーに興味がないため帰ろうとする。

ジョンはエヴァを引き留め、呼ばれたアーチーは彼女に挨拶する。

逞しくて強く餌を獲ってくれるクマでなくては嫌だというエヴァに、1か月待ってほしいと頼むジョンは、アーチーを鍛えてみせると約束する。

その夜、シャリースに会うためエリックが現れたため、ジョンは監視していると言って警告する。

翌日、魚も捕まえられず虫も食べることができないアーチーは、ジョンに冬眠の仕方を教わるが、できないと言って町に帰ろうとする。

しかし、ジョンに説得されたアーチーは仕方なく彼に従う。

森に戻りたい他のクマの檻にアーチーを入れて様子を見たジョンだったが、効果はなかった。

ジョーイやカメレオンのペピート(ジェイコブ・バルガス)、ポッサム、サルらは、ジョンの命令でシャリースとエリックを監視する。愛犬ラッキー(ノーム・マクドナルド)が、メスのオオカミに餌を分けていることを知ったジョンは憤慨し、強くなれないアーチーと同じだと言って批判する。しかし、リサに頭が上がらないジョンは面目なかった。

エヴァが自分を愛しているとジョンに言われたアーチーは、翌日から心を入れ替えてトレーニングを始める。

直ぐに挫折したアーチーは、エヴァに言い寄る作戦に出るが、彼女の恋人だと言うクマのソニー(マイク・エプス)が気になる。自分達の夫婦の関係のことを忘れていたジョンは、ムード作りをしてリサに迫る。

アーチーら動物達に邪魔されてしまったジョンは、気分を害したリサからソファで寝るようにと言われてしまう。

翌日、エヴァの前で木から落ちてしまったアーチーは、恥をかいたためにショックを受ける。

ジョンに腰抜けと言われたアーチーは、憤慨して彼を突き飛ばしてしまい、自分が強いクマだと自覚する。

山小屋に戻ったジョンは、興奮しながらそのことをリサに話し、製材会社から取引したいという連絡を受ける。

魚を獲ってエヴァの元に向かったアーチーは、彼女と打ち解けて散歩に向かう。

ラッキーも惹かれていたオオカミに近づくが、現れたホワイトウルフ(アーノルド・シュワルツェネッガー)に脅される。エヴァの愛を確かめたアーチーは、崖に倒れている大木の先にある蜂の巣の蜜を、彼女のために手に入れようとする。

そこにソニーが現れ、アーチーに好意は伝えるエヴァだったが、町のクマなので物足りないと言ってその場を去る。

町のレストランに呼ばれたジョンは、10エイカーの土地を動物の生息地に残すことをポッターとライリーから提案される。

リサに相談するため公衆電話に向かったジョンは、現れたアーチーから、エヴァを奪い取ると言われる。

諦めようとしていたジョンはアーチーに説得され、取引には応じないことをポッターとライリーに伝える。

山小屋に戻りその件をリサに伝えたジョンは、今後もこの場にいることに納得がいかず苛立つシャリースをなだめる。

その後、ジョンの制止を聞かずに、アーチーはエヴァに自分の強さを証明するため、崖の蜂の巣を取ろうとする。

ハチに攻撃されながらアーチーは巣を取ることに成功し、彼を非難するだけのソニーをエヴァは見限る。

蜂蜜に満足するエヴァと楽しい時を過ごすアーチーだったが、ライリーに銃で睡眠薬を撃たれて眠らされ、町の食料品店を襲ったことにされてしまう。

それを知ったジョンはポッターの仕業だと気づき、目撃者がいないかを動物達に聞く。

イタチのレニー(アンディ・ディック)が目撃していたことを知ったジョンは、動物では証人になれないとリサに言われ、自分が証言台に立つことを決意する。法廷で陰謀を証明しようとしたリサは、ジョンに発言させる。

目撃者がいると言うジョンは、それがイタチだと証言して、傍聴者やポッターとライリーに笑われる。

自分が動物と話ができることをダフ判事に伝えたジョンだったが、期限の延長を認めてもらえず退廷する。

留置場のアーチーに謝罪したジョンは、

メキシコのサーカスに送られることを伝える。諦めるアーチーは、愛を教えてくれたジョンに感謝する。

そこに現れたシャリースから、控訴が棄却されると知らされたジョンは、エヴァといたいと言って悲しむアーチーに、愛は必ず叶うと伝えるシャリースの言葉に驚く。

シャリースが真実の愛を知ったことを喜ぶジョンは、動物達と共に闘い続けることを決意する。

動物達は人間に対して抵抗を始め、それが世界中に広がる。

ライリーと共に動物達に襲われたポッターは、ジョンに電話をして仲介役を頼む。

動物の代表と話し合ったポッターとライリーは、条件が悪かったためにそれを拒まれる。

更に広がる動物達の抵抗に観念したポッターは、森を諦めることを伝え契約書にサインする。

アーチーは釈放されてジョンは喜び、製材業者は森から引き上げていく。

森を離れるジョンは、エヴァと愛し合うアーチーに別れを告げ、ラッキーもその場に残ることを知る。

その後ジョンは、シャリースとの絆も深まり幸せな日々を過ごす。

1年後。
アーチーとエヴァには2匹の子供達が生まれ、森の生活を楽しむ。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
サンフランシスコ
動物と話せることで、世界中の動物園からの依頼で忙しい日々を送る医師ジョン・ドリトルは、家族との生活を犠牲にしてきたため、自分に反抗する娘のシャリースの扱いに梃子摺っていた。
そんなジョンは森の主のビーバーに呼ばれ、製材会社による森林伐採で、動物達の住む場所が奪われることを知り、森を救うための協力を求められる。
動物が絶滅の危機に瀕しているのをアピールするため、森に残るクマのエヴァに相手を見つけることを弁護士である妻リサに提案されたジョンは、サーカスのクマアーチーを野生に帰すことを考えるのだが・・・。
__________
前作同様、エディ・マーフィのワンマン作品になることなく、様々な動物達の見事な”演技”が見所の作品で、意思の疎通ができる両者のやり取りは実に可笑しい。全世界で3億ドルに迫る興行成績を上げて大ヒットした全作には及ばなかったものの、北米で約1億1300万ドル、全世界では約1億7600万ドルのヒットとなった。その後シリーズは、エディ・マーフィが出演しない、次女役のカイラ・プラットが主人公演ずるビデオ映画として、3作が製作された。主人公の妻

クリスティン・ウィルソン、森を伐採する製材会社社長ジェフリー・ジョーンズ、その弁護士ケヴィン・ポラック、主人公の長女レイブン=シモーネ、次女カイラ・プラット、長女のボーイフレンド、リル・ゼーン、動物園の飼育係アンディ・リクター、長女の友人の両親ジェームズ・アベリーとエレイン・テイラー、判事ヴィクター・レイダー=ウェクスラー、主人公の秘書デニース・ダウス、人気テレビ番組”クロコダイル・ハンター”で知られるスティーブ・アーウィンが本人役で共演している。・動物達の声・
クマのアーチー:

スティーヴ・ザーン
クマのエヴァ:リサ・クドロー
カメレオンのペピート:ジェイコブ・バルガス
アライグマのジョーイ:マイケル・ラパポート
クマのソニー:マイク・エプス
ポッサム:アイザック・ヘイズ
酔っ払いサル:フィリップ・プロクター
動物園の若いクマ:セドリック・ジ・エンターテイナー
動物園の老いたクマ:ジョン・ウィザースプーン
イヌ:デヴィッド・クロス
ハチ:クライド・クサツ
ハチ:キーオン・ヤング
サカナ/ネズミ:ミジョン・ディマジオ
オスのカメ:トム・ケニー
メスのカメ:ルネ・テイラー
リス:ジョーイ・ローレン・アダムス
ビーバー:リチャード・C・サラフィアン
犬のラッキー:ノーム・マクドナルド
ホワイトウルフ:アーノルド・シュワルツェネッガー


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