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ドクター・ドリトル Dr. Dolittle (1998)

児童文学作家ヒュー・ロフティング発表した(1920年~)「ドリトル先生」シリーズを基に製作された作品。
動物と話せる才能を封じ込められた少年が優秀な医師となり仕事や金目当ての生活を捨て家族や動物達に尽くす医師になるまでを描く、監督ベティ・トーマス、主演エディ・マーフィオジー・デイヴィスオリヴァー・プラットピーター・ボイル他共演のハートフル・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ベティ・トーマス
製作
ジョン・デイヴィス
デヴィッド・T・フレンドリー
ジョセフ・M・シンガー
スー・バデン=パウエル
製作総指揮:ジェノ・トッピング
原作:ヒュー・ロフティングドリトル先生シリーズ
脚本
ナット・モールディン
ラリー・ レヴィン
撮影:ラッセル・ボイド
音楽:リチャード・ギブス

出演
エディ・マーフィ:ジョン・ドリトル
オジー・デイヴィス:アーチャー・ドリトル
オリヴァー・プラット:マーク・ウェラー医師
ピーター・ボイル:キャロウェイ
リチャード・シフ:ジーン”ジェノ”レイス医師
クリステン・ウィルソン:リサ・ドリトル
ジェフリー・タンバー:フィッシュ医師
ポール・ジアマッティ:ブレイン
カイラ・プラット:マヤ・ドリトル
レイヴン=シモーネ:シャリース・ドリトル
スティーヴン・ギルボーン:リヴァック医師
エリック・トッド・デラムス:ジェレミー

ノーム・マクドナルド:犬のラッキー
アルバート・ブルックス:トラのジェイク
クリス・ロック:ハムスターのロドニー
レニー・サントーニ:ネズミ1
ジョン・レギザイモ:ネズミ2
ジェナ・エルフマン:フクロウ
フィル・プロクター:酔いどれサル
ジュリー・カヴナー:ハト(メス)
ギャリー・シャンドリング:ハト(オス)
エレン・デジェネレス:ジョンの子供時代の飼い犬
ブライアン・ドイル=マーレイ:年老いたビーグル犬
ギルバート・ゴットフィールド:はしゃぎ過ぎの犬
ポール・ルーベンス:アライグマ
ジョナサン・リプニッキ:トラ子供

アメリカ 映画
配給
20世紀FOX
Davis Entertainment
1998年製作 84分
公開
北米:1998年6月26日
日本:1998年12月19日
製作費 $71,500,000
北米興行収入 $144,156,460
世界 $294,456,610


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
動物達と会話ができる能力を持つジョン・ドリトル少年は、それを心配する父アーチャー・ドリトル(オジー・デイヴィス)に悪魔払いまでさせられる。

しかし、それが効き目もなく、アーチャーはジョンから動物を遠ざけてしまう。

それ以来ジョンは動物と話すのを止め、やがてどこにでもいる普通の大人に成長する。

サンフランシスコ
医者になったジョン(エディ・マーフィ)は、妻リサ(クリステン・ウィルソン)とマヤ(カイラ・プラット)、シャーリース(レイヴン=シモーネ)の娘2人と、何不自由ない生活を送っていた。

週末にキャンプに行く予定だったドリトル一家だったが、ジョンは急に仕事が入り、家族を先に送り出して、翌日、合流することになる。

その夜、病院に呼び出された帰り道、ジョンは犬を車で轢いてしまい、その犬は何事もなく立ち上がるが、ジョンに話しかけて立ち去っていく。
...全てを見る(結末あり)

翌日、ジョンは、同僚医師のマーク・ウェラー(オリヴァー・プラット)とジーン”ジェノ”レイス(リチャード・シフ)と共に、病院の合併についてを、巨大医療関連会社のオーナー、キャロウェイ(ピーター・ボイル)と話し合っていた。

その時、ジョンは再び動物達の話し声を聞いてしまう。

その後、ジョンはマヤのハムスター、ロドニー(クリス・ロック)を連れてキャンプ場に向かう。

ジョンは、途中、ロドニーと会話を交わし驚いてしまい、彼を置き去りにしようとするが、仕方なく連れて行くことにする。

家族と父親アーチャーに合流したジョンは、妻リサと久しぶりにリラックスした一時を過ごそうとする。

しかし、ジョンはベランダで、友好的なフクロウ(ジェナ・エルフマン)に話しかけられてしまう。

さらに、周辺の動物達に話しかけられたジョンは、気が動転してしまう。

街に戻ったジョンは、リヴァック医師(スティーヴン・ギルボーン)に脳の検査をしてもらう。

その後ジョンは、自分が轢いた犬が捕獲されたのを知り、それを引き取り、病院で治療を受けさせて解放しようとする。

ジョンが家に電話をした時、犬が吠えるのを聞いたマヤは、父が犬を飼ってくれたものと勘違いしてしまう。

仕方なくジョンは、犬にラッキー(ノーム・マクドナルド)という名前をつけて飼うことにするが、父アーチャーの心配は募る。

キャンプ場のフクロウが、ジョンに羽に刺さった棘を抜いてもらったことから、動物と話せる彼の評判は広がり、彼の家に動物が大挙して治療に現れる。

困惑したジョンだったが、幼い頃に、動物達と仲良くしていた頃のことを思い出す。

ジョンは、次第に動物治療に生きがいを感じるようになり、自殺願望のトラ(アルバート・ブルックス)まで助けてしまう。

ネズミ(レニー・サントーニ/ジョン・レギザイモ)を治療しているところを、妻リサや同僚マーク、ジェノに見られてしまったジョンは、精神療養所のブレイン(ポール・ジアマッティ)の治療を受けて入院することになる。

動物としばらく話さないことを誓い退院したジョンは、精力的に仕事を始める。

その後、動物を無視して、仕事や合併のことを第一優先に考えるようになったしまったジョンに、娘のマヤは大きなショックを受ける。

そしてマヤは、動物達の面倒をみるのを止めようとしてしまう。

しかし、祖父アーチャーは、ジョンが変わるべきだと言ってマヤを慰める。

それを聞いていたジョンは、マヤに謝罪して彼女を励ます。

合併記者会見の日、診察させようとトラを病院に連れて行ったジョンは、手術をしようとする。

しかし、トラが記者会見場に姿を現してしまい、ジョンは、自分が動物と話せることを告白してしまう。

ジョンは、トラの手術をジェノと始めて、それを見ていた妻のリサは、義父アーチャーから、ジョンが持っている才能を知らされる。

そして、リサの手助けで、ジョンはトラの手術を成功させ、キャロウェイに病院を売却することを止めることにする。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
サンフランシスコ
少年時代に、動物達と会話ができる能力を持ったジョン・ドリトルは、それを心配する父に、動物から離されてしまう。
それ以来、動物との会話を止めて成長したジョンは医師となり、妻リサと娘2人とで幸せな生活を送っていた。
ある日の夜、ジョンは車で犬を轢いてしまうものの、その犬は何事もなく立ち上がり、彼に話しかけて去って行く。
その事件をきっかけに、ジョンは子供時代の能力を取り戻してしまう。
それ以後、突然、動物に関わるようになったジョンだったが、彼の評判を聞き、動物達が大挙して押し寄せてきてしまう・・・。
__________

レックス・ハリソン主演のミュージカル映画、「ドリトル先生不思議な旅」(1967)のリメイクではないが、同じ構想の作品。

監督ベティ・トーマスは、過激な言動の動物なども含め、愛くるしい動物達の表情などを細やかに描写し、女性らしく、ほのぼのとした雰囲気の作品に仕上げている。

2001年には続編「ドクター・ドリトル2」と、その後も、成長した主人公の次女カイラ・プラットが活躍する作品3作(合計5作)が製作された。

今回は、あまり下品ではないエディ・マーフィの芸達者振りもさることながら、自殺志願のトラ、生意気なハムスター、口の悪い犬など、100種類以上の動物達の、特撮も駆使した見事な”演技”は見もので、動物好きにはたまらない作品となっている。

1990年代に入り、やや人気に陰りが出てきていたエディ・マーフィが、「ナッティ・プロフェッサー」(1996)で久々の大ヒット作となり、本作も全世界で3億ドルに迫る興行収入を記録した。
北米興行収入 $144,156,460

動物達と話せる息子の才能を封じ込めるが、孫娘のために動物達との触れ合いに目覚めるオジー・デイヴィス、私利私欲で病院合併を進めようとする、同僚医師役のオリヴァー・プラットリチャード・シフ、合併を提案する会社社長のピーター・ボイル、主人公の美しい妻クリステン・ウィルソン、娘カイラ・プラットレイヴン=シモーネ、そして嫌味な精神科医ポール・ジアマッティなどが共演している。

また、動物達の声の出演者の、豪華な顔ぶれも話題になった。

ノーム・マクドナルド:犬のラッキー
アルバート・ブルックス:トラのジェイク
クリス・ロック:ハムスターのロドニー
レニー・サントーニ:ネズミ1
ジョン・レギザイモ:ネズミ2
ジェナ・エルフマン:フクロウ
フィル・プロクター:酔いどれサル
ジュリー・カヴナー:ハト(メス)
ギャリー・シャンドリング:ハト(オス)
エレン・デジェネレス:ジョンの子供時代の飼い犬
ブライアン・ドイル=マーレイ:年老いたビーグル犬
ギルバート・ゴットフィールド:はしゃぎ過ぎの犬
ポール・ルーベンス:アライグマ
ジョナサン・リプニッキ:トラ子供


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