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ドント・ウォーリー Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot (2018)

アルコール依存症で交通事故に遭い車いす生活を送りながら風刺漫画家として成功したジョン・キャラハンの苦難の日々と再生を描く、監督、原案、脚本ガス・ヴァン・サント、主演ホアキン・フェニックスジョナ・ヒルルーニー・マーラジャック・ブラックマーク・ウェバーウド・キア他共演のコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト
監督:ガス・ヴァン・サント
製作
シャルル=マリー・アントニオーズ
ムーラッド・ベルケダール
スティーヴ・ゴリン
ニコラ・レルミット
製作総指揮
ブレット・J・クランフォード
原作:ジョン・キャラハン”Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot”
原案
ジョン・キャラハン
ガス・ヴァン・サント
ジャック・ギブソン
ウィリアム・アンドリュー・イートマン
脚本:ガス・ヴァン・サント
撮影:クリストファー・ブロヴェルト
編集:ガス・ヴァン・サント
音楽:ダニー・エルフマン

出演
ジョン・キャラハンホアキン・フェニックス
ドニー・グリーン:ジョナ・ヒル
アヌー:ルーニー・マーラ
デクスター:ジャック・ブラック
マイク:マーク・ウェバー
ハンス:ウド・キア
テリー・アルバラード:アンジェリーク・リヴェラ
リリー看護士:オリヴィア・ハミルトン
ティム:トニー・グリーンハンド
スザンヌ:キャリー・ブラウンスタイン
シャノン:ヘザー・マタラッツォ
ボニー:レベッカ・リッテンハウス
カッツ:ロン・パーキンス
マーギー:レベッカ・フィールド
コーキー:キム・ゴードン
リーバ:ベス・ディットー
イエス・アルバラード:エミリオ・リヴェラ
スケートボーダー #1:イーサン・ティンドカシリ
スケートボーダー #2:サニー・サジック
スケートボーダー #3:クリー・カワ
スケートボーダー #4:ノーラン・グロス
スケートボーダー #5:レオ・フェニックス
ジョンの母の霊体:ミレイユ・イーノス
酔っ払い:ニック・ラザフォード

アメリカ 映画
配給 アマゾン・スタジオ
2018年製作 113分
公開
北米:2018年7月13日
日本:2019年05月3日
製作費 $3,500,000
北米興行収入 $1,441,710
世界 $4,234,740


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
アルコール依存症のジョン・キャラハンホアキン・フェニックス)は、交通事故に遭い胸から下が麻痺してしまう。

断酒会で出会った同性愛者のドニー・グリーン(ジョナ・ヒル)の屋敷で行われるグループトークに参加したジョンは、皆の話を聞く。
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車いす生活を送るジョンは、風刺漫画家として成功し、様々なことを経験し、講演会のステージに上がる。
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ある朝、目覚めてシャワーを浴びたジョンは、手が震える症状を抑えられず、酒店に行ってテキーラを買い、車の陰に隠れてそれを飲む。
...全てを見る(結末あり)

海岸に向かったジョンは、女性に声をかけるものの相手にされない。
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電動車いすで暴走するジョンは道路の段差で転んでしまい、スケートボーダーの少年らに助けられ、持っていたスケッチブックに描かれた事故の漫画の話などをする。

帰宅したジョンは、遅れて来た介護士のティム(トニー・グリーンハンド)に当たり散らすが、奴隷ではないと言われる。

アラノ・クラブ。
断酒会に出席したジョンは、司会をするドニーに興味を持つ。
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テリー・アルバラード(アンジェリーク・リヴェラ)とボニー(レベッカ・リッテンハウス)と共にパーティーに向かったジョンは、その場にいたデクスター(ジャック・ブラック)から声をかけらえ、意気投合して様々な場所で楽しむ。

酔ったデクスターが運転した車は電柱に激突し、重傷を負ったジョンは病院に運ばれる。

主治医から、軽傷のデクスターは帰ったと言われたジョンは、一生、体は麻痺することを知らされる。

現れたスウェーデン人の理学療法士アヌー(ルーニー・マーラ)と話したジョンは、花束を持ってきてくれた彼女と話し楽しい時間を過ごす。
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そのことをドニーらに話したジョンは、彼女を誘うのは無理だと伝え、誘ってみたか訊かれる。
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電動車いすに乗れるようになったジョンは、それを操作してリハビリも始める。
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豪邸に住む資産家のドニーに電話をしたジョンは、屋敷で開くグループトークに誘われる。

ドニーの屋敷を訪ねたジョンは、断酒会で知り合っていたリーバ(ベス・ディットー)、ハンス(ウド・キア)、マイク(マーク・ウェバー)、コーキー(キム・ゴードン)、マーティンゲールらを紹介される。

依存症の話をし始めたジョンは、リーバに侮辱されて苛立つが、自分を憐れむのはやめるようにと言われて気分が楽になる。

実母に捨てられ養子として育ったジョンは、母を捜そうとして役所に向かい、担当のカッツ(ロン・パーキンス)と話す。

しかし、情報の開示が禁止されていたため、ジョンは母の名が”マギー・リンチ”ということしか知ることができず、カッツに追い払われる。

雨の日に車いすが動かなくなったジョンは、障害者センターのソーシャルワーカー、スザンヌ(キャリー・ブラウンスタイン)に電話をするものの、車いすを酷使しているだけだと言われて相手にされない。
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ドニーから自分の話をするようにと言われたマイクは、BEシステムテクノロジーという会社に勤め、姿を見たこともない女性上司について語る。

コーキーから、自分の人生に”女性”が殆ど登場しないと言われたマイクは憤慨して興奮し、ドニーは彼を落ち着かせる。

マイクは謝罪し、彼に助言するティムを黙らせたドニーは、意見は聞いていないと伝える。
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ティムは入り口の鍵を閉めて出て行ってしまい、酒を飲むことができないジョンは苛立ち、自分を捨てた母を憎む。

そこに母のゴースト(ミレイユ・イーノス)が現れ、”あなたは善人であり、自立できる”と言われる。

母のゴーストから、”断酒して健康で幸せな人間になる、愛している、自分を侮辱するのはやめてほしい”と言われたジョンは、買い物から戻ったティムに、もう酒は飲まないと伝える。

その後ジョンは、不自由な手でペンを握り、思いつくままに描き、大学で美術を学び始める。

風刺漫画家になることを決心したジョンは、ドニーのグループトークにも参加し続ける。

図書館で”スカンジナビア航空”の制服を着たアヌーに再会したジョンは、彼女と楽しい時間を過ごして愛し合う。

体が回復した頃から、公園にいる体操選手が自分を呼ぶ姿が見えることをドニーに話したジョンは、禁酒による幻覚だろうと言われる。

天国から呼ばれていると言われたジョンは、怖いのでまだ行きたくないとドニーに伝える。

ドニーは、それを考えずにグループトークに参加して本を読むことをジョンに勧める。

ポートランド州立大学
大学新聞”ヴァンガード”の編集部に向かい漫画を見せたジョンは、それを気に入ってもらい、自分のスペースをもらえることになる。

ヴァンガードに写真入りで漫画が掲載されたジョンは、それを人々に見せて回る。

その後、漫画の内容が過激だという意見が編集部に寄せられるが、他の新聞からの掲載依頼が入る。

ザ・ニューヨーカー”からの手紙が届いたジョンは期待するが、漫画が当社のレベルには達していないという内容だった。

ある日ジョンは、訪ねて来たスザンヌから、漫画の収益によっては援助が打ち切られると言われる。

グループトークで、ドニーから歩けなくなった理由を訊かれたジョンは、事故や母親に捨てられたことなどを話し涙する。

ジョンは、家族の問題を忘れるために酒を飲んだと話す。

人生には決定的な瞬間というものがあり、その体験の痛みや恥などは永遠に残ると話すドニーは、それと向き合い闘わなければ人間は死んでしまうとジョンに伝える。

その後ジョンは、かつて迷惑をかけた人々に謝罪して回り、養父母にも会いに行く。

スザンヌの元に向かったジョンは彼女にも謝罪し、”KKK”を題材にした絵を見せて意見を求める。

デクスターに会ったジョンは、元気に暮らして禁酒もしていることを伝える。

ジョンは、デクスターから会いに行く勇気がなかったと言われる。

出会う前から自分はダメな男だったので、気にしないようにと言ってデクスターを慰めたジョンは、誤りたくて来たことを伝える。

自分にも責任はある、罪の意識を感じないでほしい、幸せだと伝えたジョンは、デクスターから、自分は最悪の日々を過ごしていたと言われハグされる。

描いた母の絵を前に彼女にも謝罪したジョンは、許すと伝える。

ドニーと話したジョンは、母親や他の人々だけでなく、あの夜、デクスターと車に乗った自分も許すようにと言われる。

バーに向かったジョンは、”ペントハウス”に掲載された漫画を客に見せて気に入られ、皆に酒をおごる。

漫画に対する批判も気にしないジョンは、アヌーとの交際も続けていた。

ジョンと話した体調がすぐれないドニーは、酒のために恋人を失ったことを涙しながら語り、自分自身を救うために皆を助けたと伝える。

ジョンは、自分たち全員を助けてくれたドニーに感謝してハグしてもらう。
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スケートボーダーの少年達にドニーの絵を見せるジョンは、その後、彼が”AIDS”で亡くなったことを話す。
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ティムや、ハンスらドニーに救われた人々、スザンヌらの前で語るジョンは、ここにいられるのはあなたたちのおかげだと伝えて話を締めくくる。

会場の拍手は鳴りやまず、ジョンを見つめるアヌーは微笑む。
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ジョンは、スケートボードをする少年たちと共に楽しい時を過ごす。
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ジョン・キャラハン 1951~2010年


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
アルコール依存症ジョン・キャラハンは、交通事故に遭い胸から下が麻痺し車いす生活を送っていた。
スウェーデン人の理学療法士アヌーと出会い親交を深めたジョンは、”スカンジナビア航空”の客室乗務員となった彼女と再会して愛し合うようになる。
断酒会で知り合った資産家の同性愛者ドニーから、屋敷で行われるグループトークに誘われたジョンは、参加者と共に語り合い人生を見つめ直そうとするのだが・・・。
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風刺漫画家ジョン・キャラハンの回顧録”Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot”を基に製作された作品。

原案、脚本を兼ねるガス・ヴァン・サントの監督作品で、実力派スター、ホアキン・フェニックスの出演が話題になった作品。

風刺漫画家として知られれるジョン・キャラハンが、酒に溺れる生活の中で交通事故に遭い、胸から下が麻痺して車いす生活を続け、漫画家として成功しながら人生を見つめ直す姿が描かれている。

実母に捨てられた悲しみで自分を哀れみ、酒に溺れる日々を送っていた主人公が、交通事故により更に最悪の人生を歩むことになるのだが、それがきっかけで出会った人々との交流などで再生していく姿を描く、ガス・ヴァン・サントの押しつけがましくないヒューマニズムがジワリと心に沁みる脚本と演出が見どころの作品。

ハリウッドを代表する演技派として、今、最も注目されるスター、ホアキン・フェニックスは、苦難の人生を送る主人公ジョン・キャラハンを、ユーモアをまじえながら好演し見事に演じ切っている。

自分の辛い経験を人助けのために役立てようとする、主人公と親交を深める資産家である同性愛者の青年ジョナ・ヒル、理学療法士から”スカンジナビア航空”の客室乗務員になる、主人公と愛し合うスウェーデン人のルーニー・マーラ、主人公と意気投合して酒に酔い、車で事故を起こしてしまうジャック・ブラック、主人公と共にグループトークに参加するマーク・ウェバーウド・キアキム・ゴードンベス・ディットー、主人公の介護士トニー・グリーンハンド、主人公を担当するケースワーカーのキャリー・ブラウンスタイン、主人公とパーティーに向かう女性のレベッカ・リッテンハウスとアンジェリーク・リヴェラ、その父親エミリオ・リヴェラ、主人公の母親捜しに協力しない役人ロン・パーキンス、その秘書ヘザー・マタラッツォ、体が麻痺した主人公を治療するレベッカ・フィールド、スケートボーダーの少年イーサン・ティンドカシリ、サニー・サジック、クリー・カワ、ノーラン・グロス、レオ・フェニックス、主人公の母親のゴースト、ミレイユ・イーノス、酔っ払いのニック・ラザフォードなどが共演している。


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