盗賊の首領を捕らえようとするフランス外人部隊の将校の戦いを描く、監督ジョセフ・ペヴニー、主演アラン・ラッド、リチャード・コンテ、アーレン・ダール、アキム・タミロフ他共演のアドベンチャー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョセフ・ペヴニー
製作:テッド・リッチモンド
原作:ジョージ・アーサー・サーデス”The Demon Caravan”
脚本:ルイス・メルツァー
脚色:アーヴィング・ウォーレス
撮影:ジョン・F・サイツ
編集:フランク・グロス
音楽:フランク・スキナー
出演
ポール・ラタール:アラン・ラッド
クリト・ダモウ/オマール・ベン・カリフ:リチャード・コンテ
モルジャナ:アーレン・ダール
プレフコ二等兵:アキム・タミロフ
カリル:オスカー・ベレギ
ヴァシル少佐:レオン・アスキン
メッサウド中尉:アンソニー・カルーソ
ロペス中尉:ジョージ・J・ルイス
スジャータ:スジャータ・ルーベナー
アショーカ:アショーカ・ルーベナー
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1953年製作 86分
公開
北米:1953年5月8日
日本:1953年9月8日
北米興行収入 $1,650,000
■ ストーリー ■
1885年、フランス領アルジェリア。
フランス外人部隊のポール・ラタール大尉(アラン・ラッド)は、指揮官のヴァシル少佐(レオン・アスキン)に、盗賊の首領オマール・ベン・カリフを捜すよう指示される。
部隊と別れたラタールは、小隊を率いて捜索を開始するが、オマールの兵の待伏せに遭い、ラタール1人を残して全滅する。
銃弾を受けて意識を失ったラータルが目を覚ますと、見知らぬ美しい女性モルジャナ(アーレン・ダール)に介抱されていた。
ラータルは、自分が捕虜ではないと言うモルジャナが、それ以外のことは何も話さないため、オマールの指示で動いていると考えながら、再び意識を失う。
タベルバラ砦。
救出されたラータルは部隊の前線基地に戻り、ヴァシルにモルジャナに関する話をするものの、空想の美女だと言われて一笑される。
モルジャナのことが忘れられないラータルは、部下のプレフコ二等兵(アキム・タミロフ)から、襲われた際に向かっていたイラオウアン山についての伝説を聞く。
ラータルは、イラオウアン山にオマールが潜んでいると考え、ヴァシルと共に司令官の元に向かうが、偵察の許可は下りなかった。
ある男から手紙を受け取ったラータルは、自分の勲章が同封された、助けを求める内容がモルジャナからだと確信し、再び司令官の元に向かうものの偵察は却下される。
砦に戻たラータルは、ヴァシルの反対を押し切り、プレフコを伴いイラオウアン山に向かうのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
俳優としても活躍したジョセフ・ペヴニーが監督し、主演はアラン・ラッド、リチャード・コンテ、アーレン・ダール、アキム・タミロフなどが共演した作品。
盗賊の首領を捕らえようとするフランス外人部隊の将校の戦いを描くアドベンチャー。
スターとなったアラン・ラッドにとっては最初のユニバーサル作品であり、小柄ながら他を圧倒する堂々とした演技で、謎の美女を頼りに盗賊の首領を捕えようとするフランス外人部隊の将校を熱演している。
物語に深味はないが、秘境や謎の美女が登場する神秘的な内容は、アドベンチャー映画として楽しめる。
フランク・スキナーの美しい音楽も印象に残る。
主人公が捜す盗賊の首領リチャード・コンテ、主人公が出会う、美しさ際立つ謎の女性を魅力的に演ずるアーレン・ダール、主人公に同行する部下のアキム・タミロフ、元外人部隊で、モルジャナ(アーレン・ダール)の父親である秘境の支配者オスカー・ベレギ、主人公の親友である上官レオン・アスキン、その部下アンソニー・カルーソとジョージ・J・ルイス、ダンサーのスジャータ・ルーベナーとアショーカ・ルーベナーなどが共演している。