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死と処女 Death and the Maiden (1994)

独裁政権に反対し拷問や暴行を受け心に傷を負う女性の復讐を描く、監督ロマン・ポランスキー、主演シガニー・ウィーバーベン・キングズレースチュアート・ウィルソン他共演のサスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ロマン・ポランスキー
製作
トム・マウント
ジョシュ・クレイマー
製作総指揮
ジェーン・バークレイ
シャロン・ハレル
原作:アリエル・ドーフマンDeath and the Maiden”(戯曲)
脚本
ラファエル・イグレシアス
アリエル・ドーフマン
撮影:トニーノ・デリ・コリ
編集:エルヴェ・ド・リューズ
音楽:ヴォイチェフ・キラール

出演
ポーリナ・エスコバル:シガニー・ウィーバー
ロベルト・ミランダ博士:ベン・キングズレー
ヘラルド・エスコバル:スチュアート・ウィルソン
弦楽四重奏団:ホルヘ・クルス
ミランダ博士の息子:ジョナサン・ヴェガ
弦楽四重奏団:カルロス・モレノ
弦楽四重奏団:セルヒオ・オルテガ・アルバラード
弦楽四重奏団:ジルベルト・コルテス
ミランダ博士の息子:ロドルフ・ベガ
弦楽四重奏団:エドゥアルド・ヴァレンズエラ
ミランダ夫人:クリスティア・モヴァ

イギリス/フランス/アメリカ 映画
配給
Fine Line Features(北米)
Alliance Films(イギリス)
Pyramide Distribution(フランス)
1994年製作 103分
公開
イギリス:1995年4月21日
フランス:1995年3月29日
北米:1994年12月23日
日本:1995年6月3日
製作費 $12,000,000
北米興行収入 $3,103,720


ストーリー
独裁政権が崩壊して間もない南米の某国。
ポーリナ・エスコバル(シガニー・ウィーバー)は、著名な弁護士である市民権運動の活動家ジェラルド(スチュアート・ウィルソン)と岬の家で暮らしていた。
嵐の夜、ポーリナは、人権侵害の調査委員会の委員長に就任する可能性があるジェラルドが、大統領と面会するというニュースをラジオで聴いて動揺する。
ポーリナは、一台の車が近づくのに気づき、停電していたために、点けていたロウソクを消し、銃を手にして警戒する。
車で戻ったジェラルドは、帰宅途中にパンクしたために乗せてくれた、ロベルト・ミランダ博士(ベン・キングズレー)に感謝して別れる。
苛立ちながらジェラルドと話したポーリナは、調査委員会の件で彼と口論になる。
かつて、反政府運動活動家に対する、拷問や暗殺を行った者たちによる新政権を敵視し、その犠牲者であり精神的に不安定なポーリナは、委員長就任を前向きに考えるジェラルドを批判する。
ジェラルドは、真実を暴き国がよき方向に向かい、自分たちが幸せになることを考えるべきだと言って、ポーリナを落ち着かせる。
その後、夜更けにミランダが車で戻り、対応したジェラルドは、忘れたタイヤを彼が届けてくれたことを知る。
ジェラルドは、自分が委員長に就任するというニュースを知るミランダの話を聞き驚く。
ミランダに感謝したジェラルドは、彼を家に招き入れて話をする。
2人の会話を聴いていたポーリナは、ミランダが旧体制の一員で、自分に拷問とレイプを行ったと男だと確信する・・・。


解説 評価 感想
1991年に上演された、アリエル・ドーフマンの戯曲”Death and the Maiden”を基に製作された作品。

監督ロマン・ポランスキー、主演はシガニー・ウィーバーベン・キングズレースチュアート・ウィルソンなどが共演した作品。

独裁政権に反対し拷問や暴行を受け心に傷を負う女性の復讐を描くサスペンス。

主人公三人が怨念の夜を過ごす、ロマン・ポランスキーによる緊迫感溢れる演出と、実力派スターそれぞれの見事な演技は絶賛された。

主演のシガニー・ウィーバーは、独裁政権下で拷問と暴行を受けたことで心に傷を負った元反体制活動家を好演している。

当初は否定するものの、かつて主人公を傷つけた医学博士ベン・キングズレー、主人公の夫である弁護士スチュアート・ウィルソン、弦楽四重奏団のホルヘ・クルス、カルロス・モレノ、セルヒオ・オルテガ・アルバラード、ジルベルト・コルテス、エドゥアルド・ヴァレンズエラ、ミランダ(ベン・キングズレー)の息子ジョナサン・ヴェガ、ロドルフ・ベガ、その母親クリスティア・モヴァなどが共演している。


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