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愛と死の間で Dead Again (1991)

妻を殺した罪で死罪になった作曲家とその妻の40年後の生まれ変わりと思われる男女が真実を究明しようとする姿を描く、製作総指揮シドニー・ポラック(出演も)、監督・主演ケネス・ブラナーアンディ・ガルシアデレク・ジャコビエマ・トンプソンロビン・ウィリアムズ共演のサスペンス・スリラー。

■ アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■
監督:ケネス・ブラナー

製作総指揮:シドニー・ポラック
製作
リンゼイ・ドーラン
チャールズ・H・マグアイヤー
脚本:スコット・フランク
撮影:マシュー・F・レオネッティ
編集:ピーター・E・バーガー
音楽:パトリック・ドイル

出演
ローマン・ストラウス/マイク・チャーチ:ケネス・ブラナー
グレイ・ベーカー:アンディ・ガルシア
フランクリン・マドソン:デレク・ジャコビ
グレース/マーガレット・ストラウス/アマンダ・シャープ:エマ・トンプソン
インガ:ハンナ・シグラ
コジー・カーライル:ロビン・ウィリアムズ
”ピッコロ”ピート・ドューガン:ウェイン・ナイト
ダグ・オマリー:キャンベル・スコット
シスター・コンスタンス:ロイス・ホール
ティモシー神父:リチャード・イーストン
シスター・マドレーヌ/スターレット:ジョー・アンダーソン
リディア・ラーセン:クリスティーン・エバーソール
フランキー:グレゴール・ヘッセ

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1991年製作 107分
公開
北米:1991年8月23日
日本:1992年2月15日
製作費 $15,000,000
北米興行収入 $38,016,400


ストーリー ■
1949年。
記憶をなくした女性グレース(エマ・トンプソン)は、毎晩、死刑になった作曲家ストラウス(ケネス・ブラナー)に殺される悪夢を見る。
グレースのことを任された、私立探偵マイク・チャーチ(ケネス・ブラナー)は、彼女を新聞記事に出して知人を捜す。
現れた古美術商のマドソン(デレク・ジャコビ)は、催眠療法を使い、グレースから、40年前のストラウスと妻のマーガレット(エマ・トンプソン)の出会いなどを知る。
そして、マイクは元精神科医のカーライル(ロビン・ウィリアムズ)を訪ね、グレースがマーガレットの生まれ変わりだと指摘され、前世を知ることが、彼女の現在を知る鍵だと助言されるのだが・・・。


解説 評価 感想 ■

当時、”ローレンス・オリヴィエ”の再来と言われ、注目されたケネス・ブラナーが、監督と実生活の妻エマ・トンプソンとの夫婦役をこなした意欲作で、製作にはシドニー・ポラックが参加している。

イギリスの名優、デレク・ジャコビが重要な役を演じ、アンディ・ガルシアロビン・ウィリアムズまでもが、完璧にサポート役に回った贅沢な作品。

前世(過去)と現在が、微妙に絡み合う怨念の物語は、終盤の真事実で驚きの展開とはなるが、どうも力み過ぎを感じ、余計な演出も目立つところが気になる。

アルフレッド・ヒッチコック”風と言われるのも逆効果で、実力派の俳優陣の演技に、多くを注目して見ることをお勧めします。

被害者でもあった作曲家、そして私立探偵を演ずるケネス・ブラナーと、その妻役と、現世では記憶喪失の芸術家を演ずるエマ・トンプソンは、夫婦、そして両者共に30代前半にして、既に貫禄を感じさせる演技を見せる。

その2人に絡む、記者役のアンディ・ガルシアは、現代まで生き長らえる記者を演じ、古美術商で催眠術師のデレク・ジャコビは、主人公らを圧倒する円熟の演技を見せてくれる。

ドラマのキーポイントとなる、作曲家の屋敷の使用人ハンナ・シグラ、その息子のグレゴール・ヘッセ、主人公の探偵のアドバイザー的存在の元精神科医ロビン・ウィリアムズ、主人公の親友の記者ウェイン・ナイト、犯人に雇われる性の婚約者に扮する男キャンベル・スコット、修道院の神父リチャード・イーストン、シスターのジョー・アンダーソンなどが共演している。


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