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デイズ・オブ・サンダー Days of Thunder (1990)

トップガン」(1986)でトップ・スターとなったトム・クルーズが同作の監督トニー・スコット、製作ドン・シンプソンジェリー・ブラッカイマーと組んだアクション大作。
ロバート・デュヴァルランディ・クエイドコール・キッドマンジョン・C・ライリーマイケル・ルーカーケイリー・エルウィスフレッド・トンプソン他共演。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー

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スタッフ キャスト ■
監督:トニー・スコット
製作総指揮:ジェラルド・R・モーレン
製作
ドン・シンプソン
ジェリー・ブラッカイマー
原作
ロバート・タウン
トム・クルーズ
脚本:ロバート・タウン
撮影:ウォード・T・ラッセル
編集
ロバート・C・ジョーンズ
クリス・レベンゾン
マイケル・トロニック
ビリー・ウェバー
バート・ロヴィット
スチュアート・ウェイクス
音楽:ハンス・ジマー

出演
コール・トリクル:トム・クルーズ
ハリー・ホッジ:ロバート・デュヴァル
ティム・ダランド:ランディ・クエイド
クレア・ルウィッキー:ニコール・キッドマン
ラウディ・バーンズ:マイケル・ルーカー
ラス・ウィーラー:ケイリー・エルウィス
ビッグ・ジョン:フレッド・トンプソン
バック・ブレサートン:ジョン・C・ライリー

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1990年製作 107分
公開
北米:1990年6月27日
日本:1990年6月29日
製作費 $60,000,000
北米興行収入 $82,670,730
世界 $165,900,000


アカデミー賞 ■
第63回アカデミー賞
・ノミネート
録音賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ノース・カロライナ州、シャーロット
NASCARレースから足を洗ったハリー・ホッジ(ロバート・デュヴァル)は、ドライバーを探すことを条件に、シボレー・チーム・オーナー、ティム・ダランド(ランディ・クエイド)の誘いを受ける。

ティムはハリーに、バイク・レース上がりの青年コール・トリクル(トム・クルーズ)を引き合わせるが、ハリーは気が進まずにいた。

ハリーは、仕方なくコールをテストすることにして、彼は早速サーキット走行を始める。

ところがコールは、現役で活躍するラウディ・バーンズ(マイケル・ルーカー)と互角以上のタイムを叩き出してしまう。

コールの走りに納得したハリーは、メカニックのバック・ブレサートン(ジョン・C・ライリー)らと共に、マシンの組み立てに入る。
...全てを見る(結末あり)

フェニックス
完成した車で挑んだレースで、コールは実戦の厳しさを思い知り、その後のレースでも成績を残せずにいた。

そして、ドライビングと車の扱い方で対立するコールとハリーは、ティムの提案で、腹を割って話し合うことにする。

ハリーの、技術的指摘が理解できないコールは、それを正直に伝えて、納得したハリーは、指導方法を彼に合わせて行う。

コールの考える走行と、自分の指示に従う走りを比較させたハリーは、彼にそれを納得させる。

サウスカロライナ州、ダーリントン
ハリーの指示に従う走行を心がけたコールは、ついに初優勝する。

そして、コールはようやくチームに溶け込み、ハリーとの信頼関係も生まれ、ティムもそれを喜ぶ。

フロリダ州、デイトナ、”ファイアー・クラッカー400”。
コールは順調にトップ・レーサーとして成長していたが、レース中、ラウディとの激しいトップ争いで事故を起こし、二人は重傷を負ってしまう。

コールは回復するが、彼を担当したクレア・ルウィッキー医師(ニコール・キッドマン)を、チームの仲間達が派遣したコンパニオンだと思い込み、からかってしまう。

その後クレアは、コールとラウディの復帰について意見を求められるが、尚も再検査が必要だという判断をする。

今回の事故で、コールとラウディの維持の張り合いを、コミッショナーのビッグ・ジョン(フレッド・トンプソン)は厳しく非難し二人は警告を受ける。

クレアが本物の医師だと知り、ショックを受けたコールだったが、ハリーが彼女に事情を話す。

コールもクレアに謝罪し、二人の間には一応わだかまりは消える。

退院したコールとラウディは、その後も、ライバル意識をむき出しにするが、ビッグ・ジョンの計らいもあり、復帰に向けての準備を始める。

コールはクレアを誘い続け、ようやく検査という名目で彼女と再会し、クレアはコールを受け入れ、そして二人は結ばれる。

後遺症の残るラウディを気遣うクレアは、彼に精密検査を勧め、コールもそれを心配する。

一方、コールにも同じチームのライバル、ラス・ウィーラー(ケイリー・エルウィス)が現れる。

アトランタ
復帰後、成績の上がらないコールは、ラスの妨害にも遭う。

ハリーは、チームを2つ作ったことと、ラスの荒っぽいドライビングを非難する。

ノースカロライナノース・ウィルクスボロ
クレアの見守るレースで、優勝したラスに妨害されたコールは、タイヤがバーストしてしまう。

憤慨したコールは、バックにタイヤを交換させて、レース後のウィニングランをするラスの車に体当たりしてしまう。

ハリーと共にチームをクビになったコールは、ラウディのようになることを恐れる。

コールは、人生に怯えていることをクレアに厳しく指摘され、ラウディの元に向かい、彼を強引に病院へ連れて行く。

その結果、ラウディはレーサーとして再起不能となり、彼はコールに、自分の車でデイトナのレースに出場することを約束させる。

コールは、断るハリーを説得し、ラウディの車でレースに出る準備を始める。

デイトナ500
現われたクレアに、何もしない人間になりたくないことを伝えたコールは、彼女と共にコースに向う。

いがみ合っていたシボレー・チームのティムも、エンジン供給でハリーに協力する。

いよいよレースは始まり、コールは、見違えるような冷静な判断で走り続ける。

そして、コールはラスとの一騎打ちを制し、レースに勝利する。

ピットに戻ったコールはクレアと抱き合い、ハリーの元に歩み寄り喜びを分かち合う。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
NASCARレースから足を洗ったハリー・ホッジは、ドライバーを探すことを条件に、シボレーのチーム・オーナー、ティムの誘いを受ける。
ティムはハリーに、バイク・レース上がりの青年コール・トリクルを引き合わせる。
気が進まないまま、ハリーはコールにテスト走行をさせることにするが、彼は現役ドライバーのラウディと互角以上のタイムを叩き出してしまう。
納得したハリーは、早速マシンの組み立てを始める。
そして、コールはレースに挑むものの結果が出せず、ハリーと対立してしまう。
話し合った結果、コールが、ハリーの技術的な指示を受け入れることで同意し、ついに彼は初優勝を飾る。
順調にトップ・レーサーと成長していくコールだったが、レース中の事故に巻き込まれ、重傷を負ってしまう。
回復したコールは、美しい担当医のクレアに惹かれてしまうのだが・・・。
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レインマン」(1988)や「7月4日に生まれて」(1989)で演技派として認められた作品が続き、演技の幅も広がったトム・クルーズ自らの原案による意欲作。
しかし、「トップガン」(1986)のレース版とも言える、勢いだけの作品という感じもする。

上映時間が短めなせいか、レースの場面が期待ほど多くない。
それは、トム・クルーズの甘いマスクが隠れないように、彼の露出度を高めた演出にも思える。

それでも、トニー・スコットらしい歯切れのよい迫力ある演出は見応えがあり、全世界トータルで約1億6600万ドルのヒットとなった。

製作費 $60,000,000
北米興行収入 $82,670,730

第63回アカデミー賞では、録音賞にノミネートされた。

レインマン」(1988)でトム・クルーズ作品を手がけている、ハンス・ジマーが音楽を担当している。

注目は、本作をきっかけに、トム・クルーズと同年の12月に結婚することになるニコール・キッドマンで、当時まだ22歳とは思えない、女医としての大人の魅力とその美しさで、荒削りながら印象深く演じている。

どんな役でもこなせる名優、ベテランのロバート・デュヴァルの渋さと貫禄が作品を引き締めている。

人情味のあるチーム・オーナー、ランディ・クエイド、結局は友情で結ばれるライバルのマイケル・ルーカー、後半の宿敵ケイリー・エルウィス、協会コミッショナー、フレッド・トンプソン、メカニックのジョン・C・ライリー等が共演している。


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