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ダーク・タイド Dark Tide (2012)

同僚の死で心に傷を負うサメの専門家である女性ダイバーの苦悩を描く、監督ジョン・ストックウェル、主演ハリー・ベリーオリヴィエ・マルティネスラルフ・ブラウン他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・ストックウェル

製作
ジャネット・ビュアリング
マシュー・E・ショーズ
原案:エイミー・ソーリー
脚本
エイミー・ソーリー
ロニー・クリステンセン
撮影:ジャン=フランソワ・アンジャン
編集:アンドリュー・マックリッチー
音楽:マーク・セイフリッツ

出演
ケイト・マシソン:ハリー・ベリー
ジェフ・マシソン:オリヴィエ・マルティネス
ブレディ・ロス:ラルフ・ブラウン
トミー・フィリップス:マーク・エルダーキン
ルーク・ロス:ルーク・タイラー
トコ・ヌティンガ:ズーキー

アメリカ/イギリス/南アフリカ 映画
配給 Wrekin Hill Entertainment
2012年製作 114分
公開
北米:2012年3月30日
日本:2013年3月16日
製作費 $25,000,000
世界 $432,270


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
南アフリカ共和国フォルス湾
サメの専門家のケイト・マシソン(ハル・ベリー)は、夫ジェフ(オリヴィエ・マルティネス)や同僚トミー・フィリップス(マーク・エルダーキン)らと共に、サメの生態を記録する映画を撮影していた。

同僚のダイバーがサメに殺されてしまい、ケイトは、それを自分の責任だと感じ仕事から遠ざかる。

1年後、ケープタウン
トミーと亡くなったダイバーの妻ズーキー(トコ・ヌティンガ)とオットセイ・ツアーをしていたケイトだったが、経営は苦しく、船を銀行に差し押さえられそうになる。

事件以来、疎遠だったジェフから連絡があったケイトだったが、彼が現れたため迷惑に思う。
...全てを見る(結末あり)

ジェフは、高額報酬の仕事があるとケイトに話を持ちかける。

ケイトはジェフを相手にしなかったが、船の修理も必要で、燃料代もトミーの給料も払えなかった。

ズーキーに今後を考えるよう助言されたケイトは、仕方なくジェフの話しを受け入れる。

翌日、ジェフの元に向かったケイトは、依頼人のフレディ・ロス(ラルフ・ブラウン)と息子のルーク(ルーク・タイラー)を紹介される。

フレディは、ケージなしでサメと泳ぎたいことをケイトに伝える。

10万ユーロの報酬と信頼関係を確認したケイトは、自分の指示に従うことを条件に仕事を引き受ける。

シール島
その夜、アワビ漁をしていた若者達がサメに襲われて殺される。

翌朝ケイトは船を出し、ジェフ、フレディとルーク、そしてトミーと共に沖に向かう。

ジェフは、不躾で横柄なフレディの態度を気にする一方、ケイトと寄りを戻そうとする。

しばらくしてサメが現れ、ケイトは1年ぶりに海に入り、事件を思い出しながら海中の感触を確かめる。

ジェフはカメラを回し、フレディとルークはケージの中でその様子を観察する。

サメが去ったために船に上がったケイトは満足するが、ケージから出られなかったフレディは納得いかない。

ケイトらはサメを誘き寄せ、フレディは泳ごうとしてルークを強引に誘い、嫌がる息子と言い争いになる。

ジェフが間に入りフレディをなだめ、ケイトは海中に入る。

ケージに入って潜ったフレディが外に出てしまい、ケイトが慌てて彼を中に戻す。

船に上がったケイトは、指示に従わなかったフレディを非難する。

事前にジェフとフレディがケージから出すと交渉していたことを知り、ケイトは苛立つ。

ジェフは、立ち直らせるための手助けをしたかったと言ってケイトを説得する。

納得できないケイトだったが、仕方なく船を沖に向かわせて、巨大なサメを追うことをフレディに伝える。

船の故障に遭いながら何とか目的地に向かったケイトは、フレディにこれまでの態度を謝罪される。

ケイトはジェフに苛立ったこと謝り、一行は巨大サメの生息地に到着する。

怖気づくフレディは、泳ぐと言っていたにも拘わらずケージに入り潜ると言い出す。

海が荒れ始めアンカーが外れそうになったため、トミーはケージを引き上げようとする。

しかし、ケージは外れてしまい船は大波で転覆する。

ケイトは海面に上がり、トミーの無事を確認して、姿の見えないルークを捜すために船内を調べる。

ジェフはフレディを助けて海面に上がり、ケイトは救命ボートを探す。

ルークを見つけたフレディは、ジェフと共に彼を救うもののサメに襲われて命を落とす。

船に戻ったジェフだったが、トミーはサメに下半身を食われ海中に沈む。

サメを避けながら救命ボートを見つけたケイトは、それにジェフとルークを乗せる。

夜が明けて、3人は救助隊のヘリコプターを確認する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
南アフリカ共和国ケープタウン
事故で同僚を失った、サメの専門家である女性ダイバーのケイト・マシソンは、その後、海には入らずオットセイ・ツアーをしていた。
しかし、経営難で船を銀行に差し押さえられることになり、ケイトは窮地に立たされる。
そんな時、疎遠だった夫ジェフから、高額報酬の仕事を依頼される。
それを断わったケイトだったが、船のことや同僚トミーを雇っていくため、仕方なくジェフの仕事を受ける。
富豪フレディとルーク親子を紹介されたケイトは、サメと泳ぎたいという二人の要望を聞く。
10万ユーロの報酬と信頼関係を確認したケイトは、自分の指示に従うことを条件にそれを引き受けるのだが・・・。
__________

実力派スターのハリー・ベリーが主演、南アフリカのロケなども興味深い海洋アドベンチャー映画。

ドラマの中で主人公が語るように、サメに魅了されたということなのだが、サメと泳ぎたいために危険を冒す者達の気持が理解できない。

恐怖を煽る描写を強調したいのか、心に傷を負う主人公の立ち直る姿を描きたいのか今一ポイントがずれている内容と、サスペンスとしての面白味にも乏しい平凡な作品。

しかし、40代半ばの主演のハリー・ベリーは若々しく、体を張った演技などを含め実に魅力的だ。

主人公の夫オリヴィエ・マルティネス、依頼人ラルフ・ブラウン、その息子役のルーク・タイラー、主人公の同僚マーク・エルダーキン、亡くなったダイバーの妻トコ・ヌティンガなどが共演している。


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