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チャーリーと14人のキッズ Daddy Day Care (2003)

会社を解雇されたエリート・サラリーマンがひょんなことから保育園経営を思いつき悪戦苦闘する姿を描く、主演エディ・マーフィジェフ・ガーリンスティーヴ・ザーンレジーナ・キングアンジェリカ・ヒューストン他共演、監督スティーヴ・カーによるハート・ウォーミング・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:スティーヴ・カー

製作総指揮
ダン・コルスラッド

ジョー・ロス
ハイディ・サンテリ
製作
マット・ベレンソン
ジョン・デイヴィス

ウィク・ゴッドフリー
脚本:ジェフ・ロドキー
撮影:スティーヴン・ポスター
編集:クリストファー・グリーンバリー
音楽:デヴィッド・ニューマン

出演
チャーリー・ヒントン:エディ・マーフィ

フィル:ジェフ・ガーリン
マービン:スティーヴ・ザーン
キム・ヒントン:レジーナ・キング
グウィネス・ハリダン:アンジェリカ・ヒューストン
ブルース:ケヴィン・ニーロン
ダン・キュービッツ:ジョナサン・カッツ
ペギー:シオバン・ファロン・ホーガン
ケリー:レイラ・アルシーリ
クリスピンの母:リサ・エデルスタイン
ジェニー:レイシー・シャベール
ジム・フィールズ:ウォレス・ランガム
ベッカ:ヘイリー・ノエル・ジョンソン
ニッキー:アーサー・ヤング
マックス:マックス・バークホルダー

フラッシュ/トニー:ジミー・ベネット
ベン・ヒントン:カーマニ・グリフィン
ショーン:シーザー・フローレス
ディラン:フェリックス・アキル
ジェイミー:エル・ファニング

クリスピン:シェーン・バウメル

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

2003年製作 92分
公開
北米:2003年5月9日
日本:2003年12月20日
製作費 $60,000,000
北米興行収入 $104,148,780
世界 $164,433,870


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
広告代理店に勤務する、やり手社員チャーリー・ヒントン(エディ・マーフィ)は、忙しい仕事の合間に息子ベン(カーマニ・グリフィン)が通う予定の名門保育園”チャップマン・アカデミー”に向かう。

妻キム(レジーナ・キング)とベンに迎えられたチャーリーは、早速、保育園の入園案内を受ける。

園長のグウィネス・ハリダン(アンジェリカ・ヒューストン)に挨拶して園内を案内されていたチャーリーは、会社からの呼び出しで、キムらを残してその場を立ち去る。

社に戻ったチャーリーは、同僚のフィル(ジェフ・ガーリン)の子供も同じ保育園だと聞き安心する。

しかし、チャーリーとフィルの担当する自然食シリアルの販売が不調となり彼らは解雇されてしまい、妻キムはショックを受ける。
...全てを見る(結末あり)

6週間後。
仕方なく、保育料が高額な”チャップマン・アカデミー”を止めさせることにしたチャーリーとキムは、ベンのために別の保育園を探すことになる。

方々をあたったチャーリーとキムだったが、まともな保育園が見つからず、結局、働き始めたキムに代わり、失業中のチャーリーがベンの面倒をみることになってしまう。

ある日チャーリーは、子育てで追い回される親のために、保育園を開けば大儲けできると、友人のペギー(シオバン・ファロン・ホーガン)から助言される。

そこで、フィルと相談したチャーリーは、自宅で格安の保育園を開業し、ハリダンが独占している業界に参入しようと考え準備を始める。

キムも一応理解を示し、チャーリーとフィルは園児を集めるために行動を始める。

しかし、男性保育士に偏見を持ったママ達は、チャーリーらに子供を預ける気になれずにいた。

そこでチャーリーは、ペギーをサクラに使い、園児を徐々に集めていく。

ようやく開園した保育園だったが、子供達は家中で暴れ回り、チャーリーとフィルの手に負えず、彼らは初日で疲れ果ててしまう。

翌日も、子供達を相手に悪戦苦闘するチャーリーとフィルは、シリアルのキャンペーンで使った気ぐるみを着て闘って見せて、子供達に大受けする。

その頃、チャーリー達に園児を取られた”チャップマン・アカデミー”のハリダンは、彼らの妨害工作を始める。

児童福祉課のダン・キュービッツ(ジョナサン・カッツ)の立ち入り検査を受けたチャーリーは、施設の大幅改善を指摘されてしまう。

翌日、再びキュービッツの訪問を受けたチャーリーは、園児11人に対して保育士は3人必要だと指摘される。

そこでチャーリーは、最後の給料を届けに来た、元同僚マービン(スティーヴ・ザーン)を仲間に引き入れてしまう。

マービンが子供を手懐けるのが得意だと知ったチャーリーは、彼に子供達を任せ、福祉課に苦情を言ったハリダンの元に向かう。

保育園のレベルの問題を、ハリダンに指摘されたチャーリーは、マービンから子供の手懐け方を教わろうとする。

乗り気のしないマービンだったが、園児ディラン(フェリックス・アキル)の母親ケリー(レイラ・アルシーリ)に一目惚れしてしまい、それを引き受ける。

子供達の心を掴んだ3人は、その後、順調な園の運営を続ける。

元同僚で会社に残っていたブルース(ケヴィン・ニーロン)に、チャーリーは保育園経営をバカにされるが、彼は自分達に金を払っているのはブルースだと切り返す。

保育園経営に生甲斐を感じ始めたチャーリーを見て、キムも彼を見直す。

アシスタントのジェニー(レイシー・シャベール)から、また園児が減ったことを知らされたハリダンは、再び福祉課に苦情を訴える。

福祉課のキュービッツが園を訪れるが、フラッシュ/トニー(ジミー・ベネット)の姿が見えなくなり、チャーリーらはそれどころではなくなってしまう。

キュービッツに園児を任せたチャーリー達は、フラッシュを捜し、”ザ・フラッシュ”のスーツを着続けていた男の子トニーが、そのスーツを脱いだことを知り安心する。

子供達に人形劇まで見せて大受けしていたキュービッツだが、自宅を保育園にした場合の店員が、12名までだということをチャーリーに伝える。

施設移転が必要となったチャーリー達は、”トレッキー”のマービンの提案で、”スタートレック”マニアの元店舗を借りるために資金カンパ・フェアを開く。

その場に侵入したハリダンとジェニーは、イベントの邪魔をして、それをぶち壊しにしてしまう。

結局、フェアは大赤字となってしまい、気落ちするチャーリーに、元同僚のジム・フィールズ(ウォレス・ランガム)から高額報酬での復職の話しが入る。

さらに、チャーリーは、ハリダンから園児を金で引き取るとも提案される。

フィルも会社に戻れることになり、チャーリーはマービンも助手に誘う。

しかし、マービンは子供達との別れを惜しみ、チャーリーに反論する。

ベンも保育園閉鎖を悲しみ、チャーリーはそれに心を痛めながら会社に復帰する。

しかし、息子ベンが一番大切だと気づいたチャーリーは、会社を辞め、フィルとマービンを誘い、再び保育園を再開させようとする。

チャーリーは”チャップマン・アカデミー”に乗り込み、子供を高等教育で縛り付けるハリダンの方針を批判し、子供達を引きつれて保育園再開を宣言する。

6ヶ月後。
ジェニーもチャーリーの園の職員となり、ハリダンは廃業して交通係になる。

園児も増え、保育園を移転したチャーリーは、児童福祉課のキュービッツの協力も得て、子供達、そして息子ベンと満ち足りた日々を過ごす。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
広告会社勤務のエリート・サラリーマンのチャーリー・ヒントンは、同僚で親友のフィルと共に自然食シリアルの販売促進を担当していた。
しかし、その販売は不調となり、二人はあっさりと解雇されてしまう。
チャーリーは、それほど深刻には考えていなかったのだが、やがて生活は苦しくなり、妻のキムが働きにでることになり、名門保育園に通う息子のベンも退園させることになる。
代わりの保育園が見つからないために、失業中のチャーリーが、仕方なく息子の面倒を見ることになる。
そんなチャーリーは、友人のちょっとした言葉から、保育園経営を思いつく。
フィルと共に保育園を始めたチャーリーだったが、子供達の扱いは思い通りには行かなかった。
さらにチャーリーは、ライバル名門保育園の園長ハリダンの妨害にも遭い、悪戦苦闘の毎日が続く・・・。
__________

2007年続編「チャーリーと18人のキッズ in ブートキャンプ」が公開された。

ドクター・ドリトル2」(2001)のエディ・マーフィと監督スティーヴ・カーが再びコンビを組んだ作品で、大人達が、お決まりであるキッズに困り果てる単純なストーリーと思いきや、ライバルの意地悪園長との戦いや、主人公が金銭や物質欲を捨てて、親子愛と家族の絆を選ぶ姿を、押し付けがましくなく描いた痛快作に仕上がっている。

6000万ドルの製作費をかけ、北米で1億ドルを超す興行収入を記録し、全世界では、約1億6000万ドルを超すヒットとなった。

デヴィッド・ニューマンの軽快な音楽も心地良い。

今回はエリートらしく、それほどのバカ騒ぎをしないエディ・マーフィは、思慮深い父親役を好演し、愛くるしい息子役カーマニ・グリフィンとの愛称も抜群で、ホロリとさせる父子愛も見せてくれる。

頼りにはならないが、子供の世話に奮闘する、主人公の友人ジェフ・ガーリンと子供達に”トレッキー”役が受けるスティーヴ・ザーン、主人公の妻レジーナ・キング、敵役の園長を迫力で演ずるアンジェリカ・ヒューストン、その助手のレイシー・シャベール、福祉課の職員ジョナサン・カッツ、主人公の友人シオバン・ファロン・ホーガン、元同僚役のケヴィン・ニーロンウォレス・ランガム、子供の母親リサ・エデルスタインレイラ・アルシーリ他、子供達の生き生きした演技も見ものだ。


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