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僕の大切な人と、そのクソガキ Cyrus (2010)

離婚後に塞ぎ込んでいた男性が出会った魅力的な女性の息子と揉めながら巻き起こす騒動と恋の行方を描く、製作総指揮リドリー・スコットトニー・スコット、監督、脚本ジェイ・デュプラスマーク・デュプラス、主演ジョン・C・ライリージョナ・ヒルマリサ・トメイキャサリン・キーナー他共演のコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト ■
監督
ジェイ・デュプラス

マーク・デュプラス
製作総指揮
リドリー・スコット

トニー・スコット
製作:マイケル・コスティガン
脚本
ジェイ・デュプラス

マーク・デュプラス
撮影:ジャス・シェルトン
編集:ジェイ・ドゥービー
音楽:マイケル・アンドリュース

出演
ジョン・キルパトリック:ジョン・C・ライリー

サイラス・フォーセット:ジョナ・ヒル
モリー・フォーセット:マリサ・トメイ
ジェイミー:キャサリン・キーナー
ティム:マット・ウォルシュ

アメリカ 映画
配給 フォックス・サーチライト・ピクチャーズ

2010年製作 91分
公開
北米:2010年6月18日
日本:未公開
製作費 $7,000,000
北米興行収入 $7,468,940
世界 $9,923,860


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
7年前に離婚して以来、自堕落な生活を続け塞ぎ込んでいたジョン・キルパトリック(ジョン・C・ライリー)は、元妻ジェイミー(キャサリン・キーナー)から、恋人のティム(マット・ウォルシュ)と結婚することを告げられショックを受ける。

ジェイミーはジョンをパーティーに誘い、彼にパートナーを見つけさせようとする。パーティーで、ジョンは誰からも相手にされずに酔うだけだったが、意外にも魅力的な女性モリー・フォーセット(マリサ・トメイ)に声をかけられ、二人は意気投合しベッド・インしてしまう。

メモを残して帰ったモリーに電話をしたジョンは、その夜も彼女と会うことになり、久しぶりに家の中を掃除してみたりもする。
...全てを見る(結末あり)

仕事帰りのモリーを迎えたジョンは、食事をして語り合い、そして二人は再び愛し合う。

しかし、夜中にモリーが忙しなく帰ろうとするため、ジョンは彼女の後をつける。

モリーの自宅前に車を止めて、朝まで眠ってしまったジョンは、彼女の家の様子を窺う。

そこに、サイラス(ジョナ・ヒル)という青年が現われ、ジョンは家の中に招かれ、21歳の彼が、母親モリーに一人で育られたことなどを知る。

風変わりなサイラスと、会話を交わしていたジョンだったが、そこにモリーが現われ、三人は夜まで過ごして食事をする。

サイラスに自分のことを聞かれたジョンは、離婚して引き篭もってしまったことなどを語り、彼に気に入られ泊まっていくことになる。

その後ジョンは、モリーとサイラスの親子関係などを気にしながら一夜を過ごす。

翌朝、自分の履いてきたシューズがないことに気づいたジョンは、どうも様子の可笑しいサイラスに不信感を感じ始める。

ジョンはジェイミーにそれを話し、彼女の協力でサイラスに探りを入れようとする。

公園で偶然モリーとサイラスに会ったように見せかけ、様子を窺ったジョンとジェイミーだったが、彼女はおかしな親子ではないと助言する。

モリーも、ジョンと会うことでサイラスに遠慮してしまい、息子を気にしながら訪れたジョンと愛し合おうとする。

しかし、突然、叫びだしたサイラスのベッドに向ったモリーは戻らなかった。

その後、キッチンで夜食を食べようとしていたサイラスに呼ばれたジョンは、彼が夜驚症だということを知る。

ジョンは、モリーへの接し方をやや押さえ気味にするべきだと、サイラスに意味不明な助言をされ、メモを残しその夜は帰ることにする。

翌朝、夜中に帰ったジョンが、交際のペースを落としたとモリーに伝えたサイラスは、それを彼女に疑われ、気分を害するように見せかけて家を出る。

その後、モリーはサイラスが戻ってこないことをジョンに知らせ、彼を呼び寄せる。

やがて、帰宅したサイラスは、独立することをジョンとモリーに伝え、家を出る準備を始める。

サイラスの引越しの手伝いをしていたジョンは、彼の部屋のクローゼットに、自分のシューズが隠してあったことに気づく。

ジョンは、そのことを結婚式の準備で忙しいジェイミーに興奮して伝え、サイラスが出て行き塞ぎ込んでいるモリーのことも知らせる。

そんなモリーに優しく接し、彼女を元気付けることが出来たジョンは、同居を提案する。

モリーはそれに同意し、二人は満ち足りた日々を過ごすのだが、そんな時サイラスが突然、家に現われる。

サイラスが戻ってくると聞いたジョンは、彼の元に向かい、クローゼットからシューズを取り出す。

しかし、サイラスは、私物を自分の部屋に置いたと言ってジョンを非難し、二人は険悪なムードになる。

二人は、モリーの前では仲がよいことを装うが、対決する覚悟を決める。

その話を聞いたジェイミーは、三人で話し合うことを提案するが、ジョンはモリーがサイラスを選ぶことを恐れる。

サイラスがジェイミーの結婚式に出席することを知ったジョンは、モリーにシューズのことを知らせるが、彼女が混乱しそうになったために、その場は深入りを避ける。

そして、夜中にサイラスを起したジョンは、式を利用してモリーとの仲を壊したら叩きのめすことを彼に伝え脅しをかける。

結婚式は滞りなく終わり、パーティーが始まるものの、ジョンとモリーが寄り添っている姿を見て、酔ったサイラスは苛立ち始める。

サイラスはジョンに言い寄り、二人は騒ぎを起しその場の雰囲気を壊してしまう。

サイラスをかばおうとするモリーを見たジョンは、憤慨してその場を立ち去ってしまう。

その後モリーはジョンの家に向うが、彼はサイラスがいる限り二人の関係は必ず壊れると言い切り別れを告げる。

モリーは、自分達親子に第三者がかかわった場合についてをサイラスと話し合うものの、今回の結果で彼女が幸せを失ったことは明らかだった。

安アパートに引っ越したジョンをサイラスが訪ね、自分のせいで親子が不幸になっていることを彼に伝える。

家に戻って欲しいと言うサイラスを、ジョンは罵倒して追い出してしまうが、サイラスがたたずんで涙を流しているのに気づく。

冷静になった二人は理解し合い、ジョンはサイラスを家に送り固く抱き合う。

やがて、留守だと言っていたモリーが顔を出し、彼女はジョンを家に誘う。

そして、笑顔で応えたジョンは車を降りる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
7年前に離婚して塞ぎ込むジョン・キルパトリックは、元妻ジェイミーに励まされパーティーに誘われる。
その場で誰からも相手にされないジョンだったが、意外にも、魅力的な女性モリーに声をかけられて、意気投合しベッド・インしてしまう。
ようやく恋に積極的になったジョンだったが、モリーの様子がおかしいために、ある夜、彼女を自宅までつける。
翌朝、モリーの自宅から現われた風変わりな21歳の息子サイラスと会話を交わしたジョンは彼に歓迎される。
モリーと共に三人は一日を過ごし、ジョンは泊まっていくことになるのだが、彼は、二人の親子関係が気になり始める。
夜が明けて、自分のシューズがなくなっていることに気づいたジョンは、サイラスを疑い始めて、彼の様子を探ろうとするのだが・・・。
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ジョン・C・ライリーの主演ということで、序盤の雰囲気からドタバタ・コメディを予想したのだが、終盤にかけて、リドリートニー・スコットという大物の共同製作と言うだけあり、複雑な人間関係を描くシリアスで奥深い展開になる。

日本では劇場未公開で、そのために付けたのだろう馬鹿げた邦題だけでは、まず間違いなく観ることはなかっただろうという作品。
魅力的なキャスティングに引かれて注目し、観終わった後には得した気分になった方は多いはずだ。

超一流のプロ達が、このような何の変哲もない小作に精力を注ぎ込むところが、ハリウッド作品の素晴らしいところだ。

ホーム・ビデオを見ているようなぶれる映像が、登場人物の体験する出来事ををリアルに映し出し、別れた妻が、親友として元夫を献身的に支える姿などは、いかにもアメリカ的な描写で興味深い。

不細工でむさ苦しい男の典型のようなジョン・C・ライリーだが、妙に共感できる彼の言動や仕草、そしてちょっとした表情に味のある愛すべき役者だ。

肥満体が異様な雰囲気を醸し出している、こちらも個性を活かして印象的な演技を見せるヒロインの息子ジョナ・ヒル、年齢を重ね、若い頃とはまた違った魅力を感じる母親役マリサ・トメイ、主人公を支える元妻キャサリン・キーナー、その婚約者マット・ウォルシュなどが共演している。


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