子供時代にいじめられてサルサをやめてしまった中年男が惹かれた上司のハートを射止めるために再び情熱を傾ける奮闘を描く、製作総指揮、原案、主演ニック・フロスト、共演ラシダ・ジョーンズ、クリス・オダウド、イアン・マクシェーン、オリヴィア・コールマン他共演、監督ジェームズ・グリフィスによるロマンチック・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジェームズ・グリフィス
製作
ニラ・パーク
ジェームズ・ビドル
製作総指揮
ニック・フロスト
テッサ・ロス
原案:ニック・フロスト
脚本:ジョン・ブラウン
撮影:ディック・ポープ
編集:ジョナサン・エイモス
音楽:ダニエル・ペンバートン
出演
ブルース・ギャレット:ニック・フロスト
ジュリア・マシューズ:ラシダ・ジョーンズ
ドリュー:クリス・オダウド
ロン・パーフィット:イアン・マクシェーン
サム・ギャレット:オリヴィア・コールマン
カーリー:ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ
ゲイリー:ロリー・キニア
ミッキー:ティム・プレスター
アリ・レザ・ビジャン・アフマドザデア:ケイヴァン・ノヴァク
ヘレン:アレクサンドラ・ローチ
駐車場の運転手:サイモン・ペグ
イギリス 映画
配給 スタジオカナル
2014年製作 98分
公開
イギリス:2014年2月14日
北米:年月日
日本:2014年10月25日
製作費 £1,000,000
北米興行収入 $92,380
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
コーチのロン・パーフィット(イアン・マクシェーン)の指導でサルサの才能を開花させた少年ブルース・ギャレットは、妹のサムと組んで多くの大会で賞を獲得し、天才ダンサーと言われた。
しかし、それをからかわれていじめられたブルースは、サルサと決別してしまう。
25年後。
産業機械メーカーの”GFD”で働くブルース・ギャレット(ニック・フロスト)は、同僚のドリュー(クリス・オダウド)から新しい上司が来ると言われ、女性らしいと伝える。
同僚のヘレン(アレクサンドラ・ローチ)と共に上司になるアメリカ人ジュリア・マシューズ(ラシダ・ジョーンズ)の歓迎会に向かったブルースは、美しい彼女に惹かれてしまう。 上司が”極上”の女性だったことで喜び、パーティーで踊り出したドリューに付き合う気のないブルースは、その場を去ろうとする。 ジュリアと出くわしたブルースは、彼女と簡単な会話を交わす。 妹のサム(オリヴィア・コールマン)が働くバーに向かったブルースは、ジュリアのことを話すものの、釣り合う相手でないと言って積極的になれすはずもなかった。 しかしブルースは、サムから、好きなら努力してアタックするべきだと言われる。 会社では何も進展がないブルースは、週末、モテない同士の友人ゲイリー(ロリー・キニア)とミッキー(ティム・プレスター)とゴルフを楽しむ。 その後、パブに向かいジュリアを見かけたブルースは、ゲイリーから声をかけるべきだと言われる。 仕方なくそれに従ったブルースは、二階に向かったジュリアの様子を見に行き、彼女の趣味がサルサであることを知る。 それをサムに伝えたブルースは、自分の”武器”でジュリアにアタックする気になる。 恩師のロンを捜して彼に会ったブルースは、レッスンをしてもらえることになる。 翌日、アリ・レザ・ビジャン・アフマドザデア(ケイヴァン・ノヴァク)らと共にレッスンを受けようとしたブルースは、基礎ステップだったために、オフィスにいるロンの元に向かい、個人レッスンを受けたいと伝える。 ロンから自分は教えないと言われたブルースは、上級クラスのアリシアが相手をすることになる。 肥満体の自分がまともに踊れないことをロンに悟らされたブルースは、恥をかいてその場を去る。 会社では、ドリューから、ジュリアは自分がものにすると言われたブルースは気落ちする。 そんなブルースは、車のカセットテープを気にしてよそ見をしていたジュリアの車に衝突する。 無事を確認して謝罪したジュリアはブルースを車で送り、サルサが好きだと話す。 ブルースもサルサを踊ることを知ったジュリアは驚き、それを信じようとしない。 基礎からやり直そうとしたブルースはレッスンに向かい、ゲイのビジャンと仲良くなり、クラブ”ボテコ”でサルサ・ナイトがあることを知る。 ロンに会ったことをサムに話したブルースは、ジュリアをいきなりサルサに誘うのではなく、まず下準備をするようにと助言される。 ジュリアのためにミックス・テープを作ったブルースは、彼女に誘われていたボーリング場に向かう。 その場にいたドリューとヘレンと共にボーリングを楽しんだブルースは、ジュリアのバッグにカセットテープを入れる。 ドリューにからかわれながらジュリアの車でアパートに送ってもらったブルースは、ビジャンと共にクラブに向かう準備をする。 そこにゲイリーが現れ、ブルースはビジャンとの関係を疑われる。 ビジャンと共にクラブに向かったブルースは、その場にいたロンから、かつてのサルサへの思いがないなら帰れと言われて、その気になる。 しかし、ジュリアとドリューが踊っていることを知ったブルースはショックを受けて、その場を去る。 翌日、昨夜のことをドリューから聞いたブルースは、自分がジュリアを狙っていると言われる。 ブルースは、ジュリアに渡したテープをドリューが持っていたために驚く。 その場にジュリアが現れたので、ブルースは動揺して立ち去る。 ドリューは、ブルースが作ったテープを自分からだと言ってジュリアに渡し、喜んでもらえる。 ゴルフの練習場で、ビジャンとのことをゲイリーにからかわれたブルースは、ジュリアをサルサに誘いたいことを話す。 ドリューもジュリアに惹かれていることを話したブルースは、ゲイリーから、諦めるようにと言われる。 レッスンに向かったブルースはロンと話し、何を恐れているのかと訊かれる。 世界を獲れたのに逃げたことをロンに非難されたブルースは、イジメられたくらいで諦めるなと言われる。 ロンの協力で猛レッスンを始めたブルースは、次第に自信を取り戻す。 ジュリアからテープの曲のことを訊かれて焦るドリューは、ブルースのプレゼンが売れたことを知らされ、皆でお祝いをすることになる。 ビジャンからサント・ヴィート・サルサ大会のことを知らされたブルースは、それに出場するようにと言われる。 ロンからシューズを受け取ったブルースは、ジュリアを大会に誘うので見に来てほしいと伝える。 翌日、出社したブルースは、ジュリアがいないことに気づきサムに電話をする。 ジュリアを誘ってクラブに向かい、大会で優勝するようにと言われたブルースは、その気になる。 トイレでドリューにからかわれたブルースは、自分がサルサを踊れることを伝えるものの信じてもらえない。 駐車場でそれを証明したブルースは、ドリューから、ジュリアがどちらを選ぶかは疑問だと言われるものの自信を見せる。 夜になり、ジュリアのアパートに向かったブルースは、自分がサルサを踊れることを伝えて、彼女をサント・ヴィートに誘う。 しかし、部屋にドリューがいたためにショックを受けたブルースは、その場を去る。 勝手に部屋に入っていたドリューがセックスが目的だったことを知ったジュリアは、彼に降格することを伝えて追い出す。 カセットテープを調べたジュリアは、それがブルースが作ったものだったことを知る。 サント・ヴィートにブルースが現れないために、ゴルフの練習場に向かったサムは、彼を励ましてクラブに戻る。 ビジャンやゲイリー、ヘレンの前でサムと共にステージに立ったブルースは、準決勝進出を決める。 ダンスに感激したビジャンに励まされたブルースは、その後も見事なパフォーマンスを見せて決勝に進出する。 その場に現れたジュリアに気づいたブルースは彼女と話し、ドリューとは何もなかったことと、テープのお礼を言われる。 子供時代にサルサが好きだったのだが、ある事件がきっかけとなりやめてしまったと話したブルースは、ジュリアに出会い再び情熱が戻ったことを伝える。 決勝が始まり、ブルースはジュリアをパートナーにして踊るものの、優勝は逃してしまう。 しかし、現れたロンに祝福されたブルースは、ジュリアの心を捉える。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
サルサの天才少年と言われたブルース・ギャレットは、それをからかわれていじめに遭ったためにダンスをやめてしまう。
25年後、肥満体となり平凡な日々を送るブルースは、アメリカから来た上司のジュリアに惹かれてしまう。
同僚のドリューもジュリアを狙っていたために、自分とはチリ遭わない相手だと思い諦めたブルースだったが、妹のサムにアタックするようにと言われて励まされる。
そんな時ブルースは、ジュリアがサルサが好きだということを知る。
ジュリアを自分に振り向かせるために、恩師であるロンの元に向かいレッスンを始めようとしたブルースだったが・・・。
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才能豊かなコメディアンのニック・フロストが、製作総指揮、原案、主演を兼ねた意欲作。
かつて、サルサの天才少年と言われた、今では見る影もない肥満体の中年男が、サルサが好きな上司のハートを射止めるために奮闘する姿を描くロマンチック・コメディ。
サルサどころか運動ができるような体系でないニック・フロストが、サルサの天才少年と言われた、その片鱗を窺わせる見事なパフォーマンスを披露する場面などが見どころの作品。
主人公が惹かれるサルサを愛する上司のラシダ・ジョーンズ、彼女をものにしようとしてアンフェアな行動をとる主人公の同僚クリス・オダウド、謎めいた雰囲気で主人公に厳しく接しながら励ますサルサのコーチ、イアン・マクシェーン、主人公の心の支えになる頼りになる妹オリヴィア・コールマンなど共演者の個性的な演技にも注目したい。
ニック・フロストの盟友でもあるサイモン・ペグが、駐車場に現れる車の運転手役でカメを出演している。
主人公の友人ロリー・キニアとティム・プレスター、主人公のダンス仲間でゲイのケイヴァン・ノヴァク、主人公の同僚アレクサンドラ・ローチ、他ウェンディ・マクレンドン=コーヴィなどが共演している。