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クロール Crawl (2019)

巨大ワニとハリケーンに襲われた父娘の決死の脱出劇を描く、製作サム・ライミ、監督アレクサンドル・アジャ(製作、脚本兼)、主演カヤ・スコデラリオバリー・ペッパーモーフィッド・クラーク他共演のパニック・スリラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:アレクサンドル・アジャ

製作
クレイグ・フローレス
サム・ライミ
アレクサンドル・アジャ
製作総指揮
グレゴリー・ルヴァスール
ジャスティン・バーシュ
ローレン・セリグ
脚本
マイケル・ラスムッセン
ショーン・ラスムッセン
撮影:マキシム・アレクサンドル
編集:エリオット・グリーンバーグ
音楽
マックス・アルジ
シュテフェン・トゥーム

出演
ヘイリー・ケラー:カヤ・スコデラリオ
デイヴ・ケラー:バリー・ペッパー
ベス・ケラー:モーフィッド・クラーク
ウェイン・テイラー:ロス・アンダーソン
ピート:ホセ・パルマ
マーヴ:ジョージ・ソムナー
スタン:アンソン・ブーン
リー:エイミー・メトカルフ
州知事:コリン・マクファーレン

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2019年製作 87分
公開
北米:2019年7月12日
日本:2019年10月11日
製作費 $13,500,000
北米興行収入 $39,014,190
世界 $91,542,100


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
フロリダ州、ゲインズビルフロリダ大学
水泳の奨学生ヘイリー・ケラー(カヤ・スコデラリオ)は、ボストンに住む姉ベス(モーフィッド・クラーク)から電話を受ける。

カテゴリー5”のハリケーンが近づいていることを心配するベスは、父デイヴ(バリー・ペッパー)と連絡が取れないことをヘイリーに伝える。

父とは喧嘩をして話をしていないと言うヘイリーは、家に向かうことをベスに伝える。

ベスから危険だと言われながら、ヘイリーは電話を切りデイヴの家に向かう。

建設業者であるデイヴに電話をしたヘイリーだったが、連絡はとれず、激しい雨の中、町に近づく。

ベスの元恋人だった警官のウェイン・テイラー(ロス・アンダーソン)に車を止められたヘイリーは、引き返すようにと言われるものの、避難命令を無視して家に向かう。
...全てを見る(結末あり)

コーラルレイクの家に着いたヘイリーは、愛犬のシュガーしか見当たらないことをベスに知らせる。

ヘイリーは、部屋に自分たちや離婚した母の写真が散乱していることと、ウェインに会ったことをベスに伝えて以前の家に向かう。

家に着いたヘイリーは、デイヴのトラックがあることをベスにメールで知らせる。

デイヴは見当たらず、電話をしてシンクの上に携帯電話があることを確認したヘイリーは、シュガーが吠えたためにガレージから床下に向かう。

ドライバーやラジオを見つけたヘイリーは、意識を失い倒れているデイヴが、肩を怪我をしていることを確認する。

ヘイリーは、その場にあったシートにデイヴを乗せて引きずり階段に向かうものの、巨大なワニが現れる。

奥に戻ったヘイリーはパイプの向こう側に逃げ込み、進めなくなったワニは引き返す。

意識が戻ったデイヴは、湖に続く排水管から来たと思われるワニに襲われ、肩と脚を噛まれどうにか逃げて来たことをヘイリーに話す。

落とした携帯電話を取りに行ったヘイリーは、それを手にした警察に電話するものの、ワニに襲われて右脚を嚙まれる。

二頭のワニに迫られたヘイリーは、拾ったドライバーで抵抗し、何とか逃げ切りデイヴに無事だと伝える。

その後、床下は浸水して水位が上がり、ヘイリーは向かいの店に人がいることに気づく。

ATMを奪ったマーヴ(ジョージ・ソムナー)とリー(エイミー・メトカルフ)は、店内の物を盗むスタン(アンソン・ブーン)を呼んで逃げようとする。

ヘイリーの懐中電灯のライトに気づいたマーヴは、家に近づき様子を見に行き、その間にリーがワニに襲われ食い殺される。

それに気づいたマーヴも襲われ、弟のスタンに知らせるものの、二人ともワニの餌食になる。

その様子を見ていたヘイリーは動揺し、もう一つ出口はあると言うデイヴの指示に従う。

その場に向かったヘイリーだったが、床の上に何かがあり開けることができなかった。

デイヴから1時間以内に浸水すると言われたヘイリーは、ウェインと同僚のピート(ホセ・パルマ)がボートで現れたことに気づく。

デイヴとピートは、家に近づくウェインに向かって叫び声をあげる。

家に入ったウェインは床下の物音に気づき、ガレージに向かう。

階段をのぞき込みデイヴと話したウェインは、ワニに襲われて床下に引きずり込まれる。

周囲の異変に気づいたピートも、数頭のワニに食い殺される。

ウェインを助けられなかったヘイリーは、デイヴの元に向かう。

動揺するヘイリーを励ますデイヴは、配管を叩いてワニの気をそらす間に、階段まで泳いで向かうよう指示する。

デイヴはレンガで配管を叩き、ヘイリーは水の中を潜り階段に近づく。

配管を支えていたスコップを外して、ワニを下敷きにしたデイヴは頭部を殴って殺す。

階段に行けないヘイリーは排水管に向かい、ウェインの死体を見つける。

ワニの卵を見つけたヘイリーは、その場が巣だと気づく。

ウェインの拳銃を手にしたヘイリーは、襲い掛かって来たワニに腕を嚙まれるものの、発砲して殺す。

それをデイヴに伝えたヘイリーは排水管に入り、水中を潜って進み外に出る。

家に入ったヘイリーは、ジンジャーが吠える場所の床を壊し、沈んでいたデイヴを引き上げる。

意識がないデイヴに人工呼吸をしたヘイリーは、息を吹き返した父と共に外に出て車に向かう。

水位が上がり車で移動できる状態ではなかったため、デイヴは、店の前にあるボートに向かおうとする。

台風の目に入り、一瞬、雨が上がったものの、堤防の決壊を知らせるサイレンが鳴る。

デイヴから、ワニより速く泳ぎボートに向かうよう指示されたヘイリーは、必死で泳ぐ。

ワニをかわしてボートに乗ったヘイリーは、デイヴとジンジャーの元に向かうものの、堤防が決壊して濁流が迫る。

ボートは家に突っ込み、デイヴと逸れたヘイリーはキッチンに流される。

転覆したボートの上に乗るヘイリーは、警察の無線機を見つけて助けを求める。

発煙筒を点火してジンジャーを見つけたデイヴは、階段を上がろうとしてヘイリーに声をかける。

ワニに襲われ腕を嚙み切られたデイヴは、ヘイリーに来るなと伝えて泳ぐよう指示する。

浴室に入ったヘイリーは、ワニにドアを破られたっためにシャワールームに逃げ込む。

ワニをおびき寄せて閉じ込めたヘイリーは、その場から逃げてデイヴの元に向かい、屋根に上がろうとする。

屋根裏に入ろうとしたヘイリーはヘリコプターに気づき、発煙筒で居場所を知らせようとする。

窓から飛び込んできたワニをかわしたヘイリーは、デイヴに屋根に向かうよう指示しする。

ワニに肩を嚙まれたヘイリーは、ワニの目に発煙筒を刺して逃れる。

家の外に出たヘイリーは、ワニに襲われながらも、屋根にいたデイヴに引き上げられる。

デイヴはヘイリーの手を握り締め、近づくヘリに気づいたジンジャーは吠える。

発煙筒を点火したヘイリーは立ち上がり、それを振って合図し、デイヴは、勇敢な娘の姿を誇らしく思う。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
フロリダ州。
フロリダ大学の水泳奨学生ヘイリー・ケラーは、”カテゴリー5”のハリケーンが近づく中、父デイヴに連絡が取れないことをボストンに住む姉ベスから知らされる。
デイヴの家に向かったヘイリーは、床下で意識を失っていた父を見つけて、巨大なワニに襲われたことを知らされる。
ワニに襲われ怪我をしたヘイリーは、浸水し始めたその場から、デヴィッドと共に脱出しようとするのだが・・・。
__________

フランスの映画監督アレクサンドル・アジャが製作と脚本も兼ねた作品であり、製作にはサム・ライミも参加している。

巨大ワニとハリケーンに襲われた父娘の決死の脱出劇を描くパニック・スリラー。

床下(クロール)で父娘が体験する恐怖は、モンスター映画とパニック映画を合わせた緊迫感溢れる内容であり、スピード感ある展開は目が離せない。

意外にもロケは、セルビアベオグラードで行われたということだ。
主人公らに襲い掛かる巨大ワニの特撮や、床下の雰囲気と水害のシーンなど、そのリアルな映像は必見だ。

批評家から高評価を得た本作は、北米興行収入が約3900万ドル、全世界では約9200万ドルという結果を残した。

タフな水泳選手として登場し、その能力を生かしながら父と共に危機を脱する大学生を渾身の演技で演ずるカヤ・スコデラリオ、彼女に厳しく接し不仲だったものの、傷つきながら協力し合う父親を熱演するバリー・ペッパーボストンに住むその娘モーフィッド・クラーク、彼女の元恋人である警官のロス・アンダーソン、その同僚ホセ・パルマ、ワニの餌食になる略奪者ジョージ・ソムナー、その弟アンソン・ブーン、エイミー・メトカルフ、声だけの出演で州知事のコリン・マクファーレンなどが共演している。


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