| 帰還兵である牧師が挑む故郷の再建を描く、監督ジョージ・シャーマン、主演ヴァン・ヘフリン、ジョアン・ウッドワード、フィリップ・キャリー、レイモンド・バー、アリソン・ヘイズ他共演のドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョージ・シャーマン
製作:テッド・リッチモンド
脚本:ハーブ・メドウ
撮影:バーネット・ガフィ
編集:ウィリアム・A・ライオン
音楽:ジョージ・ダニング
出演
ルーク・ファーゴ:ヴァン・ヘフリン(元南軍兵である牧師)
リッシー:ジョアン・ウッドワード(ルークと暮らす少女)
アルバート・ルーミス:フィリップ・キャリー(製材所の経営者)
ヤンシー・ハギンズ:レイモンド・バー(町の支配者)
ジョージナ・デクレイズ:アリソン・ヘイズ(生活のためにヤンシーに近づくルークの元恋人)
フロイド・ミラー:マイロン・ヒーリー(ルークの友人)
マティ・ミラー:ナンシー・カルプ(フロイドの妻)
スワロー:ジェームズ・グリフィス(ルークの友人になる元ヤンシーの手下)
ビッグ:リチャード・ウェブ(ルークの友人になる元ヤンシーの手下)
デクレイズ夫人:キャスリン・ギブニー(ジョージナの母親)
司教:ロバート・バートン
セルマ:ジーン・ウィルズ(酒場のオーナー/クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1955年製作 102分
公開
北米:1955年10月
日本:未公開
■ ストーリー ■
南北戦争が終わり、北軍兵のルーク・ファーゴ(ヴァン・ヘフリン)は、南軍兵として戦った友人フロイド・ミラー(マイロン・ヒーリー)と共に南部の故郷に戻る。
フロイドの妻マティ(ナンシー・カルプ)は、夫の帰りを喜ぶものの、南軍のために戦ったルークを軽蔑する。
家が焼かれていることに気づいたルークは、自分が裏切り者扱いされていることを知る。
牧師館に向かったルークは、その場に居た少女リッシー(ジョアン・ウッドワード)に発砲される。
ルークは、住み着いている男勝りのリッシーから、北軍が教会に火を点けたことを知る。
町に向かったルークは、支配者である雑貨店のオーナー、ヤンシー・ハギンズ(レイモンド・バー)の手下と、かつての恋人ジョージナ・デクレイズ(アリソン・ヘイズ)がトラブルを起こしているのを目撃する。
ルークを追い払おうとするヤンシーは、手下のビッグ(リチャード・ウェブ)に、彼を叩きのめすよう指示する。
戦いを好まないルークだったが、殴り合いになり、ビッグを叩きのめす。
かつては短気で女好きだったルークだが、今は牧師になったことをヤンシーらに伝えてその場を去る。
牧師館に戻ったルークは、リッシーと共に暮らすことになり、教会を再建しようとする。
ジョージナの病弱な母親(キャスリン・ギブニー)に屋敷に招かれたルークは、彼女から、南軍兵として戦ったことを非難される。
ルークは、ビックスバーグの包囲戦の体験がトラウマとなり考えが変わり、人を救う側になろうと思い牧師になることを決めたと話す。
デクレイズ夫人は、トラブルになったヤンシーらは、諦めるまで戦いを仕掛けてくるとルークに忠告する。
ルークを馬車で送ったジョージナは、関係を戻そうとするが、彼は興味を示さなかった。
屋敷に戻ったジョージナは、その場に居たヤンシーと話し、生活のために彼に近づこうとするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
“Blending post-Civil War tension with character-driven warmth, Count Three and Pray showcases Van Heflin’s rugged charisma as a reformed sinner-turned-pastor, alongside a fiery, memorable screen debut by Joanne Woodward.”
(南北戦争後の緊張感とキャラクター主導の温かみを融合させた『教会に鐘は鳴る』は、改心した罪人から牧師となった男を演じるヴァン・ヘフリンの無骨なカリスマ性と、鮮烈で記憶に残るジョアン・ウッドワードの映画デビュー作を惜しみなく披露している。)
低予算西部劇などを多く手掛けたジョージ・シャーマンが監督し、主演はヴァン・ヘフリン、ジョアン・ウッドワード、フィリップ・キャリー、レイモンド・バー、アリソン・ヘイズ他共演の西部劇。
かつては荒くれ者の女好きだった南北戦争の帰還兵が、自らの人生の再生と共に町の再建に挑む姿を描く、職人ジョージ・シャーマンの無駄のない演出が見どころの作品。
南部出身でありながら、北軍兵として戦った主人公が、人々に軽蔑されながらも、地道な努力で信頼を勝ち取る姿が、ユーモアをまじえ、ヒューマニズムあふれる物語として描かれている。
主演のヴァン・ヘフリンは、戦争体験のトラウマにより牧師となり人生を見つめ直す、人間味のある主人公を熱演している。
本作が長編映画デビュー作となるジョアン・ウッドワードは、ややオーバーアクション気味の演技が気になるが、主人公と共に牧師館で暮らし、反発し合いながらも心触れ合うようになる少女を好演している。
主人公に関わる地元の製材所の経営者フィリップ・キャリー、主人公と対立する町の支配者レイモンド・バー、生活のために彼に近づく、主人公の元恋人アリソン・ヘイズなどが共演している。
