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映画 クロニクル Chronicle (2012) | That's Movie Talk!
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クロニクル Chronicle (2012)

ある物体に接触して特殊な能力を身につけてしまった高校生の暴走を描く、監督、原案ジョシュ・トランク、主演デイン・デハーンアレックス・ラッセルマイケル・B・ジョーダン他共演のSFスリラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


SF


スタッフ キャスト ■
監督:ジョシュ・トランク

製作
ジョン・デイヴィス

アダム・シュローダー
製作総指揮:ジェームズ・ドッドソン
原案
マックス・ランディス

ジョシュ・トランク
脚本:マックス・ランディス
撮影:マシュー・ジェンセン
編集:エリオット・グリーンバーグ

出演
アンドリュー・デトマー:デイン・デハーン

マット・ギャリティー:アレックス・ラッセル
スティーヴ・モンゴメリー:マイケル・B・ジョーダン
リチャード・デトマー:マイケル・ケリー
ケイシー・レター:アシュリー・ヒンショウ
カレン・デトマー:ボー・ピーターソン
モニカ:アンナ・ウッド

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

2012年製作 84分
公開
北米:2012年2月3日
日本:2013年9月27日
製作費 $12,000,000
北米興行収入 $64,572,500
世界 $126,636,100


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
シアトル
高校生のアンドリュー・デトマー(デイン・デハーン)は、アル中で暴力的な父親リチャード(マイケル・ケリー)と、病気で寝たきりの母親カレン(ボー・ピーターソン)と暮らしていた。

中古のビデオ・カメラを常に携帯して周囲を撮り続けている孤独な日々を送るアンドリューは、同じ高校に通ういとこのマット・ギャリティー(アレックス・ラッセル)にパーティーに誘われる。

その夜、会場の外でスティーヴ・モンゴメリー(マイケル・B・ジョーダン)に声をかけられたアンドリューは、ある物を見つけたと言われ森に向かう。

マットと共に三人で地中の洞窟に入ったアンドリューは、異常な物体を前に驚く。
...全てを見る(結末あり)

翌日、その物体に接していた三人は、触れずに物を動かすことができるようになり再び洞窟に向かう。

しかし、地面にあった穴は埋められてしまった後で、三人はその場にいた者に、立ち入り禁止区域だと言われて引き上げる。

その後、三人は超能力を試してみることにして、街に向かいおもちゃ店で客をからかう。

物を動かすだけでなく肉体的パワーにも気づいた三人は、次第にその行動がエスカレートしていく。

アンドリューが、後方から煽る車を川に突き落としてしまい、三人は運転していた男性を何とか助け出す。

マットは、異常事態を反省してルールを作ることを提案する。

やがて、三人は空が飛べることが分かり、空中で戯れて興奮する。

そんな時アンドリューは、異変を感じた父リチャードから見張っていると言われる。

人気者のスティーヴの提案で、タレント・ショーに出演したアンドリューは、超能力をマジックに見せかけて大喝采を受ける。

パーティー会場に向かったアンドリューは注目の的となり、モニカ(アンナ・ウッド)に迫られるものの、初体験の彼は吐いてしまう。

ある日、リチャードに言いがかりをつけられて叩きのめしてしまったアンドリューは、嵐の中、空を飛び気を紛らす。

アンドリューは、心配して現れたスティーヴを迷惑に思い追い払おうとする。

しかし、スティーヴは落雷の直撃で死亡してしまい、マットに最近の行動を批判されたアンドリューは再び孤立してしまう。

学校で自分をからかう相手を痛めつけてしまい、カメラだけが相手になったアンドリューはマットと立してしまう。

母カレンの薬代を払えないアンドリューは、強盗をして現金を手に入れようとするが、爆破事件を起こし重傷を負う。

リチャードは入院したアンドリューの元に向かい、妻カレンが亡くなったことを伝える。

アンドリューを捜している間に、側にいてあげられなかったカレンが死んだことで、リチャードは息子を責める。

しかし、手を出したリチャードを制止したアンドリューは、病室を爆破してしまう。

惹かれていたケイシー・レター(アシュリー・ヒンショウ)と付き合い始めていたマットだったが、以前から気になる鼻血が止まらなくなる。

病院の爆発を知ったマットはケイシーと共に現場に向かい、暴走するアンドリューがリチャードを殺そうとしていることに気づく。

空を飛びリチャードを助けたマットだったが、アンドリューの攻撃を受ける。

車は”スペースニードル”の展望台に運ばれて落下するが、マットとケイシーは無事だった。

マットは、展望台の人々を襲うアンドリューを必死に説得する。

二人は、警察に監視され街を破壊しながら戦いを続ける。

アンドリューは怒りを爆発させ、人を傷つけることを止めさせようとしたマットは、仕方なく彼を殺す。

マットは、迫る警官隊から逃れるために空に飛び立つ。

チベット
カメラの前でマットはアンドリューに謝罪し、自分やスティーヴのことを含めて、何があったのかを考えることを伝えて別れを告げる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
シアトル
高校生のアンドリュー・デトマーは、アル中で暴力的な父と重病の母と暮らしていた。
孤独なアンドリューだったが、いとこで同じ高校に通うマットにパーティーに誘われる。
その場にいたスティーヴに、ある物を見つけたと言われたアンドリューは、マットと共に三人でその場に向かう。
三人は、地中の洞窟で異様な物体を前に驚き、翌日、触れずに物が動かせるようになったことに気づく。
街に出た三人は、超能力を試してそれを楽しみ、肉体的パワーも感じて空を飛べるようにもなり、そして暴走を始める・・・。
__________

少々内容を知って観たのだが、単なる超能力少年の暴走を描く作品だと思って観ると、その展開に驚いてしまう。

展開と言うよりも、今では普通の特撮映像が実に新鮮であり、「クローバーフィールド」(2008)と「キャリー」(1976)を合わせたような物語も興味深い。

ハンディ・カメラを使った”ファウンド・フッテージ”映画として、その効果を活かしたリアルな映像は見もので、下手なアクション大作より数段楽しめる。

興行収入は北米で約6500万ドル、全世界では約1億2700万ドルのヒットとなった。

孤独な高校生から悪魔のような存在に変貌する、若き日のレオナルド・ディカプリオを思わせる注目の若手スター、デイン・デハーン、彼のいとこであり同じ能力を身につけてしまうアレックス・ラッセル、同じくマイケル・B・ジョーダン、主人公の両親役のマイケル・ケリーとボー・ピーターソン、高校生役のアシュリー・ヒンショウアンナ・ウッドなどが共演している。


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