批評家に酷評されたことが原因で職を失ったカリスマ・シェフがキューバンサンドイッチの移動販売に再起を懸ける姿を描く、製作、監督、脚本、主演ジョン・ファヴロー、ソフィア・ベルガラ、ジョン・レグイザモ、スカーレット・ヨハンソン、オリヴァー・プラット、ボビー・カナヴェイル、ダスティン・ホフマン、ロバート・ダウニーJr.他共演のコメディ・ドラマ。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・ファヴロー
製作
ジョン・ファヴロー
セルゲイ・ベスパロフ
脚本:ジョン・ファヴロー
撮影:クレイマー・モーゲンソー
編集:ロバート・レイトン
音楽:マシュー・スクレイヤー
出演
カール・キャスパー:ジョン・ファヴロー
イネズ:ソフィア・ベルガラ
マーティン:ジョン・レグイザモ
モリー:スカーレット・ヨハンソン
ラムジー・ミッシェル:オリヴァー・プラット
トニー:ボビー・カナヴェイル
パーシー:エムジェイ・アンソニー
リーヴァ:ダスティン・ホフマン
ジェン:エイミー・セダリス
マーヴィン:ロバート・ダウニーJr.
アメリカ 映画
配給 オープン・ロード・フィルムズ
2014年製作 114分
公開
北米:2014年5月9日
日本:2015年2月28日
製作費 $11,000,000
北米興行収入 $31,424,000
世界 $45,967,940
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ロサンゼルス。
マイアミ出身である、一流レストランのカリスマ・シェフ、カール・キャスパー(ジョン・ファヴロー)は、助手のマーティン(ジョン・レグイザモ)と共に仕込みを終えて、二日酔いの助手トニー(ボビー・カナヴェイル)に後を任せて市場に向かう。
息子のパーシー(エムジェイ・アンソニー)を連れて市場で仕入れをしながら、カールは、今晩、評論家に自慢の料理だすことを話す。
店に戻り、ホステスのモリー(スカーレット・ヨハンソン)からオーナーのリーヴァ(ダスティン・ホフマン)が来ることを知らされたカールは、厨房に入ってきた彼から意見される。
それを迷惑に思われたリーヴァはスタッフを外に出し、厨房では指示してほしくないと言うカールと口論になる。 今夜、来店する大物評論家のことも話すカールは、店の評判を落としたくないリーヴァの意見を聞き入れ、無難なメニューを出すことをスタッフに伝える。 翌日、評論家に料理を酷評されたカールは傷つき、元恋人のモリーに慰められる。 元妻イネズ(ソフィア・ベルガラ)にも励まされたカールは、新しい創作料理で名誉挽回を考える。 マーティンとトニーからTwitterのことは気にするなと言われ、それが何のことか理解できないカールは、パーシーからやり方を教わりアカウントを作る。 自分を酷評したラムジー・ミッシェル(オリヴァー・プラット)のブログが、SNSで拡散していることを知ったカールは、それに反論する投稿をする。 翌朝、ラムジーがフォロワー約12万4000人にそれをリツイートして反撃していることをパーシーから知らされたカールは、新作で挑むと返信してしまう。 復讐に燃えるカールだったが、定番メニュー以外を出すことをリーヴァから禁じられて激しい口論になり、クビになってしまう。 カールとラムジーのネット上のやりとりで店には客が殺到し、現れたラムジーは、以前と同じ料理だったために不思議に思う。 ラムジーは、ワインを持って現れたリーヴァから、カールがいないことを知らされる。 家で創作料理を作っていたカールは、ラムジーが、自分が逃げたとツイートしたために憤慨て店に向かう。 ラムジーを徹底的に罵倒して激昂するカールの映像が、ネット上で話題になってしまう。 イネズの広報であるジェン(エイミー・セダリス)に相談したカールは、どうにもならないと言われ、Twitterで2万人のフォロワーがいるので、それを利用して稼ぐことを提案されるものの、そんな気にはなれない。 マーティンらにバーで会ったカールは、トニーのシェフ昇進を喜び、モリーには仕事が見つからないことを話す。 モリーは、心の余裕のないカールにパーシーとの時間を大切にするべきだと助言する。 イネズに会ったカールは、パーシーと共に父に会いにマイアミに行くため、気分転換のために同行するようにと言われて、それに従う。 マイアミ。 ロサンゼルスでも流行ると考えたカールは、かねてからイネズに勧められていたフードトラックの話を聞くために、彼女の元夫マーヴィン(ロバート・ダウニーJr.)に会う。 カールは、それがイネズの目的だったことに気づく。 翌日、マーヴィンに会ったカールは古いフードトラックを提供され、マーティンに電話をして、それでビジネスを始めること伝える。 パーシーと共にトラックを掃除したカールは、調理器具を揃える。 次の仕事が見つかったら手助けをすると約束していたマーティンが現れ、驚いたカールは彼と共に準備を始める。 厨房の仕事に興味を持っていたパーシーと食材を仕入れたカールは、試しにサンドを作り味に満足する。 マーティンとパーシーからも絶品だと言われたカールは、その場にいた作業員にサンドを振る舞い、好評だったために別のメニューも考える。 試験販売をして旅をしながらロサンゼルスに向かうことになり、カールは、夏休みのパーシーを同行させることにする。 お祝いだと言うマーティンが、トラックを塗装してくれたために喜ぶカールは、イネズに見送られながらパーシーを連れて旅立つ。 パーシーは、フードトラック”エル・ヘフェ”の移動場所をツイートする。 営業を始めたカールらのサンドは評判となり、その情報がSNSで拡散される。 カールらの旅は始り、約束したニューオーリンズに寄ったパーシーは、楽しみにしていたベニエを食べる。 トラックに戻たカールは、行列ができているとマーティンから言われ、パーシーがツイートしたことを知る。 テキサス、オースティン。 イネズからの電話で問題ないことを伝えたカールは、彼女との愛が戻りつつあることを感じる。 その夜、夏が終われば旅も終り、自分はフードトラック、そして学校に戻らなけらばならない現実を、カールはパーシーに話す。 ロサンゼルスに戻ったカールは、パーシーをイネズの家に送る。 パーシーがネット上にアップした動画を見たカールは、彼に電話をして、イネズの許可を得た上で、仕事を手伝ってほしいことを伝え、バイト代は将来の学費にすることを伝える。 サンドはロサンゼルスでも評判になり、パーシーと共にイネズもカールとマーティンを手伝う。 現れたラムジーからサンドの味に感激したと言われたカールは、記事には書かないと話す彼から投資を提案される。 カールは、買い取ったレストランで好きな料理を作ってくれとラムジーから言われる。 6か月後。
...全てを見る(結末あり)
イネズとパーシーと共に彼女の父を連れてレストランに向かったカールは、キューバンサンドイッチの美味しさに驚く。
知人のレストランに寄ったカールは、特製BBQ肉を譲ってもらい、ライブ会場で販売を始める。
レストラン”エル・ヘフェ”が開店し、カールは、寄りを戻したイネズとパーシーと共に幸せを実感する。
*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス。
一流レストランのカリスマ・シェフ、カール・キャスパーは、オーナーのリーヴァの意向に従い平凡な料理を提供するしかなく、批評家のラムジーにその料理を酷評される。
その記事がSNSで拡散してしまい、反撃しようとしたカールは、リーヴァから批判されてクビになってしまう。
失意のカールは、元妻イネズの提案で、息子パーシーと共に故郷マイアミに向かい気分転換することになる。
現地に着いたカールは、キューバンサンドイッチの美味しさに驚き、かねてからイネズに提案されていた、フードトラックでの移動販売を始めようとする。
イネズの元夫マーヴィンから古いトラックを譲り受けたカールは、パーシーと共にそれを掃除して、レストランで助手だった友人のマーティンの協力も得てサンドイッチ販売の準備を始める・・・。
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製作、監督、脚本、主演を兼ねるジョン・ファヴローの意欲作で、盟友ロバート・ダウニーJr.などもゲスト出演する豪華競演陣も注目の作品。
カリスマ・シェフの凋落で始まり、再起を懸けたフードトラックの移動販売が問題なく成功してしまう内容はややご都合主義的過ぎる感じはするが、単純なコメディであることを考えれば十分に楽しめる作品。
主人公を慕う友人の献身的な協力や、息子との絆が深まる描写など、ハートウォーミングな雰囲気も心地よい作品には仕上がっている。
この手の作品でいつも感心するのが、様々な料理を作る過程やその料理自体の素晴らしさが伝わってくる映像で、美味しそうな食べ物を見ているだけでも満足できる。
大物ジョン・ファヴローの作品、豪華スター競演、好評価にも拘らず、興行的には成功しなかった作品。
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北米興行収入 $31,424,000
世界 $45,967,940
カリスマ・シェフで仕事一筋であったが、失業を機に息子との絆を深めることができる主人公を熱演するジョン・ファヴロー、彼を支える元妻のソフィア・ベルガラ、主人公の友人であり助手で良き協力者のジョン・レグイザモ、主人公の元恋人であるレストランのスタッフ、スカーレット・ヨハンソン、主人公と対決する批評家のオリヴァー・プラット、主人公の助手ボビー・カナヴェイル、主人公の息子エムジェイ・アンソニー、レストランのオーナー、ダスティン・ホフマン、イネズ(ソフィア・ベルガラ)の広報担当エイミー・セダリス、そして、主人公に協力するイネズの元夫ロバート・ダウニーJr.などが共演している。