| 風変わりな効率化の専門家フランク・バンカー・ギルブレスの家族が巻き起こす騒動を描く、監督ウォルター・ラング、主演クリフトン・ウェッブ、マーナ・ロイ、ジーン・クレイン、バーバラ・ベイツ他共演のコメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ウォルター・ラング
製作:ラマー・トロッティ
原作
”一ダースなら安くなる あるマネジメントパイオニアの生涯”
フランク・B・ギルブレスJr.
アーネスティン・ギルブレス・ケイリー
脚本:ラマー・トロッティ
撮影:レオン・シャムロイ
編集:ジェームズ・ワトソン・ウェッブJr.
音楽
シリル・J・モックリッジ
ライオネル・ニューマン
出演
フランク・バンカー・ギルブレス:クリフトン・ウェッブ
リリアン・モラー・ギルブレス:マーナ・ロイ
アン・ギルブレス:ジーン・クレイン
アーネテスティン・ギルブレス:バーバラ・ベイツ
メアリー・ギルブレス:ベティ・バーカー
マーサ・ギルブレス:パティ・ブレイディ
フランク・ギルブレスJr.:ノーマン・オールスタッド
リリー・ギルブレス:キャロル・ニュージェント
ウィリアム・ギルブレス:ジミー・ハント
フレッド・ギルブレス:アンソニー・サイデス
ダン・ギルブレス:テディ・ドライヴァー
ジャック・ギルブレス:ロディ・マッカスキル
ジム・ブラッケン:ウォルター・ボールドウィン
モナハン夫人:サラ・オールグッド
校長:イヴリン・ヴァーデン
バートン医師:エドガー・ブキャナン
アメリア・メベイン:ミルドレッド・ナトウィック
デボラ・ランキャスター:ベティ・リン
トム・ブラック:クレイグ・ヒル
ジョー・スケールズ:ベニー・バートレット
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1950年製作 85分
公開
北米:1950年4月5日
日本:1951年2月16日
製作費 $1,700,000
北米興行収入 $9,646,500
■ ストーリー ■
1921年、ロードアイランド州、プロビデンス。
時間と動作の研究と効率性の専門家であるフランク・バンカー・ギルブレス(クリフトン・ウェッブ)と、心理学者の妻リリアン(マーナ・ロイ)には、生まれる予定の子も含めると12人の子供がいた。
そんなフランク一家は、ニュージャージー州、モントクレアに引っ越すことになる。
家族は新しい家に引っ越し、フランクは、転校する子供たちを連れて学校に向かい、校長(イヴリン・ヴァーデン)や教師らと話をする。
ある日フランクは、町医者のバートン医師(エドガー・ブキャナン)から、自分を含めて、扁桃腺の切除をした方がいい子供がいることを知らされる。
娘のアン(ジーン・クレイン)やアーネテスティン(バーバラ・ベイツ)らが手術することになり、フランクは、その様子を撮影して無駄を見つけることを考える。
自分は問題ないと思ったフランクは、手術を受けた後に倒れそうになり、さらに、撮影したカメラにフィルムが入っていなかったことを知りショックを受ける。
その後、12人目の子供が生まれたフランクは、無事に男の子を産んでくれたリリアンに感謝する。
フランクは、結婚した時に決めた、12人の子供を持つ目標が達成できたことを、リリアンと共に喜ぶのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1948年に発表された、フランク・B・ギルブレスJr.とアーネスティン・ギルブレス・ケイリーの伝記小説”一ダースなら安くなる あるマネジメントパイオニアの生涯”を基に製作された作品。
コメディやミュージカルを得意とするウォルター・ラングが監督し、主演はクリフトン・ウェッブ、マーナ・ロイ、ジーン・クレイン、バーバラ・ベイツなどが共演した作品。
風変わりな効率化の専門家フランク・バンカー・ギルブレスの家族が巻き起こす騒動を描くコメディ。
本作は、作品自体の評価は高く、興行的にも成功したため、1952年に続編「続 一ダースなら安くなる」(1952)が公開された。
また、スティーヴ・マーティン主演の「12人のパパ」(2003)はリメイクで、続編「12人のパパ2」(2005)も公開された。
夫婦と12人の子供たちが画面に登場する慌ただしい物語ではあるが、まとまりのある内容に仕上げたウォルター・ラングの演出手腕は見ものだ。
大家族の家長を演ずる主演のクリフトン・ウェッブは、風変わりな効率化の専門家フランク・バンカー・ギルブレスを愉快に演じ、その妻で家族のまとめ役である、心理学者のリリアン・モラー・ギルブレスを演ずるマーナ・ロイの好演も光る。
主人公の長女ジーン・クレイン、次女アーネテスティン・ギルブレスのバーバラ・ベイツ、その妹ベティ・バーカー、パティ・ブレイディ、長男フランク・ギルブレスJr.のノーマン・オールスタッド、娘のキャロル・ニュージェント、息子のジミー・ハント、アンソニー・サイデス、テディ・ドライヴァー、ロディ・マッカスキル、家族の使用人ウォルター・ボールドウィンとサラ・オールグッド、校長のイヴリン・ヴァーデン、医師のエドガー・ブキャナン、リリアンに避妊について考える家族計画連盟の支部長を頼もうとする女性ミルドレッド・ナトウィック、長女アン(ジーン・クレイン)の友人ベティ・リン、アンとアーネテスティン・ギルブレス(バーバラ・ベイツ)が憧れる水泳部のキャプテン、クレイグ・ヒル、アンをダンスに誘う少年ベニー・バートレットなどが共演している。
