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カオス・ウォーキング Chaos Walking (2021)

2008年に発表された、パトリック・ネスのSF小説”Chaos Walking”シリーズの第一作”The Knife of Never Letting Go”を基に製作された作品。
人類が入植した惑星で繰り広げられる戦いを描く、監督ダグ・リーマン、主演トム・ホランドデイジー・リドリーマッツ・ミケルセンデミアン・ビチルシンシア・エリヴォニック・ジョナスデヴィッド・オイェロウォ他共演のSFアクション・スリラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


SF


スタッフ キャスト
監督:ダグ・リーマン
製作
ダグ・デイヴィソン
アリソン・シェアマー
アーウィン・ストフ
アリソン・ウィンター
製作総指揮
レイ・アンジェリク
エリック・フェイグ
原作:パトリック・ネスThe Knife of Never Letting Go
脚本
パトリック・ネス
クリストファー・フォード
撮影:ベン・セレシン
編集:ドク・クロツァー
音楽
マルコ・ベルトラミ
ブランドン・ロバーツ

出演
トッド・ヒューイット:トム・ホランド
ヴァイオラ・イード:デイジー・リドリー
デヴィッド・プレンティス:マッツ・ミケルセン
ベン・ムーア:デミアン・ビチル
マチルド”ヒルディ”:シンシア・エリヴォ
デヴィッド”デイヴィ”プレンティスJr.:ニック・ジョナス
アーロン牧師:デヴィッド・オイェロウォ
マシュー・ライル:レイ・マッキノン
キリアン・ボイド:カート・サッター
カリッサ・ヒューイット:ベサニー・アン・リンド
ローラ・イード:カムレン・ビコンドヴァ

アメリカ 映画
配給 Lionsgate
2021年製作 109分
公開
北米:2021年3月5日
日本:2021年11月12日
製作費 $125,000,000
北米興行収入 $13,287,910
世界 $26,508,130


ストーリー
2257年、惑星ニューワールド、プレンティスタウン。
地球からの入植者たちは、互いの思考が見聞きできる能力”ノイズ”を男性だけが備えていた。
入植者は、スパクルと呼ばれる先住民のヒューマノイドとの戦いの結果、女性がすべて死亡したのだった。
その後に生まれたトッド・ヒューイット(トム・ホランド)は、養父のベン・ムーア(デミアン・ビチル)とチリアン・ボイド(カート・サッター)と暮らし、女性を見たことはなかった。
首長デヴィッド・プレンティス(マッツ・ミケルセン)は、ノイズをコントロールすることが出来た。
その頃、第一波の入植者と連絡を絶った宇宙船がニューワールドに接近し、偵察船が向かうものの墜落してしまう。
ある日、農作業を手伝っていたトッドは、何者かが盗みを働くのを目撃し、それを追って森に向かう。
飛行船の墜落現場を見つけたトッドは町に向かい、それをプレンティスに伝え、現場の調査が始まるものの生存者はいなかった。
トッドは、家から物を盗んだヴァイオラ・イード(デイジー・リドリー)と出会い、彼女が宇宙船の乗組員であることを知る。
始めて見る女性に驚いたトッドは、彼女に惹かれてしまう。
その後、プレンティスはヴァイオラを捕え、友好的な態度で彼女に質問し、巨大な母船が待機していることを知る。
ヴァイオラを見張っていたプレンティスの息子デヴィッド”デイヴィ”(ニック・ジョナス)は、彼女の所持品が武器とは知らずに作動させてしまう。
その間に脱出したヴァイオラは、プレンティスとアーロン牧師(デヴィッド・オイェロウォ)が、母船を奪おうとしていることを知る。
トッドの家の納屋に身を隠したヴァイオラは、トッドに見つかってしまう。
ベンは、ファーブランチという別の集落のことをトッドに話しその場が安全であることを伝える。
その後、プレンティスらがヴァイオラを捜しに現れる。
ベンと共に抵抗したキリアンが撃たれ、トッドは、バイクで逃亡したヴァイオラを追うのだが・・・。


解説 評価 感想

2008年に発表された、パトリック・ネスのSF小説”Chaos Walking”シリーズの第一作”The Knife of Never Letting Go”を基に製作された作品。

ダグ・リーマンが監督し、主演はトム・ホランドデイジー・リドリーマッツ・ミケルセンデミアン・ビチルシンシア・エリヴォニック・ジョナスデヴィッド・オイェロウォなどが共演した。

人類が入植した惑星で繰り広げられる戦いを描くSFアクション・スリラー。

製作費に1億2500万ドルかけたとは思えない、スケール感のない内容と平凡なアクション、異次元の世界感がイメージでない、まったく地球と変わらない風景の入植地の惑星という設定も興味半減だ。

ダグ・リーマンの演出も単調で作品は酷評され、魅力的なキャスティングも活かしきれていないのも残念だ。

巨額の製作費を回収できるどころか、北米興行収入は約1300万ドル、全世界でも約2700万ドルに終わった大失敗作。

作品の内容はともかく、持ち味を活かして主人公を熱演するトム・ホランド、彼が惹かれる探査船の乗組員デイジー・リドリー、彼女の母船を奪おうとする集落の首長マッツ・ミケルセン、主人公の養父デミアン・ビチル 、別の集落ファーブランチの首長シンシア・エリヴォ、首長(マッツ・ミケルセン)の息子ニック・ジョナス、母船を奪う陰謀に加担する牧師デヴィッド・オイェロウォ、ファーブランチの住人レイ・マッキノン、主人公の養父カート・サッター、主人公の母親ベサニー・アン・リンド、他カムレン・ビコンドヴァなどが共演している。


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