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ウェディング・イブ Ceremony (2010)

運命の人と考える年上の女性に惹かれた青年の苦悩と成長を描く、監督マックス・ウィンクラー、主演マイケル・アンガラノユマ・サーマンリース・トンプソンリー・ペイス他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ロマンス)


スタッフ キャスト ■
監督:マックス・ウィンクラー

製作
エミリオ・ディエス・バロッソ
ダーレーン・カーマニョ・ロケット
ポリー・コーエン・ジョンセン

マット・スパイサー
製作総指揮
ジェイソン・ライトマン

ダニエル・ダビッキ
ジョシュア・ゼーマン
コーリー・ロスバート他
脚本:マックス・ウィンクラー

撮影:ウィリアム・レクサー
編集:ジョー・ランダウアー
音楽:エリック・D・ジョンソン

出演
サム・デイヴィス:マイケル・アンガラノ

ゾーイ:ユマ・サーマン
マーシャル・シュミット:リース・トンプソン
ホイット・コーテル:リー・ペイス
テディ:ジェイク・ジョンソン
エスメ・ボール:レベッカ・メイダー
マーガレット・コーニッシュ:ブルック・ブルーム

アメリカ 映画
配給 マグノリア・ピクチャーズ
2010年製作 89分
公開
北米:2011年4月8日
日本:未公開
北米興行収入 $22,270


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
童話作家のサム・デイヴィス(マイケル・アンガラノ)は朗読会を開くものの、会場にいたのは親友のマーシャル・シュミット(リース・トンプソン)だけで、二人は3日間の休暇旅行に出かける。

ホテルに向かった二人だったが、サムのクレジットカードが使えず、マーシャルのカードでチェックインする。

水泳禁止のプールでくつろいでいたサムは、ビーチで行われているパーティーに紛れ込むことをマーシャルに提案する。

気乗りしないマーシャルだったが、二人はスーツに着替えてビーチに向かう。

出席者のテディ(ジェイク・ジョンソン)に話しかけたサムはパーティーに加わり、知人のゾーイ(ユマ・サーマン)に気づく。
...全てを見る(結末あり)

サムを迷惑に思いながらもゾーイは弟テディを紹介し、そこに恋人でアカデミー賞受賞者でもあるドキュメンタリー作家のホイット・コーテル(リー・ペイス)が現れる。

ゾーイから互いに噂を聞いていたサムとホイットは挨拶する。

ホテルを引き上げて自分の屋敷に泊まり騒ごうとホイットに提案されたサムは、彼が二日後にゾーイと結婚式を挙げることと、今日が自分の誕生日だと知らされる。

それをマーシャルに伝えたサムは、気乗りしない彼を説得してホイットの屋敷に向い、一室を提供される。

夕食会に招待されたサムは、スピーチしてゾーイとの愛を語るホイットに続いて話を始め、二人を祝福して席を外す。

後を追ったマーシャルは、ゾーイの見つめる目で分かったと言って、彼女と何かあったのかをサムに尋ねる。

ゾーイが友人だったとしか答えないサムの説明は、マーシャルには理解できない。

その後、ホイットの映画を観ていたゾーイは直ぐに戻ると言って席を立ち、待ち構えていたサムは彼女に迫る。

それを拒んだゾーイは、来させないようにハガキを送ったことを伝え、納得しないサムを批判する。

パーティーに戻ったサムは、テディに勧められてドラッグを飲み、マーシャルと共に羽目を外す。

ゾーイの気を引こうとしたサムは、一人で沈んでいるマーガレット・コーニッシュ(ブルック・ブルーム)に話しかける。

ハイになったマーシャルも、エスメ・ボール(レベッカ・メイダー)と話しこむ。

マーガレットに誘われて別の部屋に向かうサムを、ゾーイは気にする。

部屋に戻ったサムは、マーガレットとは二度セックスをしたことをマーシャルに話す。

エスメには夫がいたと言うマーシャルが落ち込んでいたため、サムは、ゾーイのことに比べれば大したことではないと言って彼を励ます。

そこにゾーイが眠れないと言って現れたため、サムはマーシャルに浴室に行ってもらう。

寝袋持参だったゾーイは、その場にあったサムの新刊に気づき、その内容を教えてもらう。

結婚式の誓いの言葉が思いつかないと言うゾーイは、作家の意見を聞きたかったとサムに伝える。

それに協力したサムは、奪いに来たことをゾーイに伝え、恋しかったと彼女に言われる。

同じ考えのサムはゾーイに迫り、明日の朝には姿を消してほしいと言われるものの、自分の好きにすると伝えて彼女と愛し合う。

翌朝、浴室のマーシャルの元に向かったサムは、ゾーイが部屋に来た理由を聞かれ、彼女は結婚しないと答える。

帰るべきだとマーシャルに言われたサムだったが、結果を知るまでこの場にいることを伝える。

朝食を頼みに行ったサムは、庭にゾーイがいたため互いを意識する。

ゾーイは、サムと寝たマーガレットに感想を聞いていたのだが、サムが近づき話しかける。

そこにホイットが現れ、サムは彼からビーチのドライブに誘われる。

マーシャルは、サムの荷物の中にあったゾーイからの別れのハガキと婚約指輪も見つける。

ビーチに向いそれをゾーイに伝えようとしたマーシャルは、その場に落ちていたグラスを踏んでしまう。

サムを乗せてバギーでビーチを走っていたホイットは、ゾーイが持っていた彼の絵本を読んだことを伝えて、内容についての感想を話す。

ホイットは自分の本の読者層ではないと言うサムだったが、ロマンチストかと聞かれてそうありたいと答える。

自分は現実主義者だと言うホイットは、サムに文才があることは認める。

ホイットは、ゾーイには理解できない一面があることをサムに伝える。

マーシャルの足の傷を診たゾーイは、サムとの出会いの詳細を聞かれる。

ニューヨークでのホイットの映画の試写会で、彼と喧嘩をした後に出会ったのがサムで、一晩共に過ごして別れる際に、彼がペンフレンドになりたいと言ったことをゾーイは話す。

2週間後にはサムから10枚も綴った手紙が届き、それに返事をしたのが間違いだったことをゾーイはマーシャルに伝える。

サムが何をする気なのかと考えマーシャルと笑いながら話すゾーイだったが、サムが指輪を持参してきたことを知らされる。

ゾーイに一度フラれたことがあると話すホイットは、自分ならどこまでも追い続けるとサムに言われる。

その後、紙片拾いゲームが始り、マーシャルと組んだサムは、ここに来たのはゾーイに会うためだと彼に言われ、嘘をついたことを責められる。

ホイットからゾーイを奪える可能性があるため協力してほしいと頼まれたマーシャルだったが、車を持っている自分を騙してこの場に連れてこさせたと言って彼はサムを批判する。

マーシャルは、二人三脚のひもを切った、サムからの贈り物のナイフを捨ててしまい、憤慨しながらその場を去る。

ビーチに向かったマーシャルは、自分の靴を持って行ったテディを捜すが、彼が沖で溺れていることに気づく。

マーシャルはテディを助けてビーチにたどり着き、それを知ったゾーイらが駆け寄る。

ホイットが人工呼吸を始めて、意識を失っていたテディは気がつく。

謝罪しても納得しないマーシャルに、指輪を投げつけら罵倒されたサムは彼と揉み合う。

苛立つマーシャルは、サムを残して車で走り去ってしまう。

ホイットから結婚式前日の野営に誘われたサムだったが、女性を守ると言って家に残る。

翌早朝、ゾーイを説得する練習をしていたサムは、その場に現れた彼女から散歩に誘われ、指輪を見せて結婚しないかと尋ねる。

テディを助けてくれたことで、マーシャルにお礼を言いたいゾーイだったが、サムは、当分、会わない可能性があることを伝える。

結婚するなと言うサムに邪魔をしないでほしいと不快感を示すゾーイだったが、ホイットに全てを話し式をぶち壊すと言われる。

ホイットが関係を知っていることをサムに話したゾーイは、なぜ自分を受け入れているかを聞かれ、愛し信じそして恐れていないからだと答える。

互いに愛し合っているとサムにしつこく言われたゾーイは、どんな結末を望んでいるのかを彼に問う。

今の生活を捨てて経済力のないサムの元で暮らせとでも言うのかと尋ねるゾーイは、自分は童話の主人公ではないことを伝える。

まだ子供だとサムに伝えたゾーイは、その場を去る。

落ち込むサムは回復したテディに励まされながら年令を聞かれ、23歳半だと答えてまだ子供だと言われる。

靴を脱いだテディは、マーシャルに返して礼を言ってほしいとサムに伝える。

テディはサムを抱きしめて慰め、そして別れを告げる。

結婚式は始り、花嫁のゾーイはホイットの元に向かう。

歩いてその場を去ったサムは、自分を無視するマーシャルが、ホイットの家に車で向かったために驚く。

戻って来たマーシャルは、サムを車に乗せて使用人の電話番号を聞きに行ったことを伝える。

言葉が通じなかったためにそれを断られたと言うマーシャルに、1年間も連絡しなかったことをサムは謝罪する。

その通りだと伝え酷いことを言われたとサムを非難するマーシャルだったが、心から謝罪される。

自分に正直になれなかったと言うサムは、涙ながらに反省する。

セラピストの治療が必要かもしれないと言うサムに、いい考えだと伝えたマーシャルは車を出す。

ゾーイとはどうなったかをマーシャルに聞かれたサムは、式をぶち壊したと答える。

式は進み誓いの言葉の封筒を用意したゾーイは、チャップリンの”キッド”の写真と共に入っていた、サムの原稿を見て驚く。

”ゾーイが(自分ではなく)ホイットと結婚するべき理由”
という題の内容に目を通したゾーイは動揺する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
童話作家のサム・デイヴィスは、親友のマーシャルと共に小旅行に出発する。
ホテルに泊まったサムだったが、ビーチのパーティーに紛れ込もうとして、気乗りしないマーシャルと共にその場に向かう。
知人のゾーイがいることに気づいたサムは、彼女の恋人でアカデミー賞受賞者でもあるドキュメンタリー作家のホイットを紹介され、彼の誕生パーティーだと知らされる。
更に、二日後に二人が結婚式を挙げることも知らされたサムは、ホイットから家に滞在するよう言われる。
マーシャルは、それを承諾するサムの態度を不思議に思いんながら仕方なく付き合う。
実はサムは、一夜を共にしペンフレンドになっていた年上のゾーイを諦めきれず、何とかしてホイットから奪おうとしていたのだった・・・。
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俳優、監督、プロデューサーなどとして知られるヘンリー・ウィンクラーの息子である、テレビ界で活躍していたマックス・ウィンクラーの長編映画初監督作品。

見かけや体格そして考えが子供のような童話作家である青年の、かなり年齢差のある年上の女性への思いを描く作品。

前半は、若さから勢いだけで行動する青年が、”大人”の世界、そして現実に直面して苦悩していく様子が切実に描かれ、誰もが体験する成長への過程や思い通りにならない人生を考えさせてくれる内容となっている。

ドラマの中で何度も登場するが、考えも身長も釣り合わない女性を、子供のような無邪気さで追い続ける青年を好演するマイケル・アンガラノ、そんな彼を意識しつつも人生のパートナーとしては考えられない辛い立場の女性ユマ・サーマン、主人公に振り回される親友を印象深く演ずるリース・トンプソン、ヒロインの婚約者であるドキュメンタリー作家リー・ペイス、ヒロインの弟ジェイク・ジョンソン、ヒロインの友人レベッカ・メイダーとブルック・ブルームなどが共演している。


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