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C.C.ライダー C.C. and Company (1970)

世の中に背を向けるバイカー青年の生き様を描く、監督セイモア・ロビー、主演ジョー・ネイマスアン=マーグレットウィリアム・スミス他共演のアクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト
監督:セイモア・ロビー

製作
アラン・カー
ロジャー・スミス
製作総指揮:ジョセフ・E・レヴィン
脚本:ロジャー・スミス
撮影:チャールズ・F・ホイーラー
編集:フレッド・チュラック
音楽:レニー・スタック

出演
C.C.ライダー:ジョー・ネイマス
アン・マッカリー:アン=マーグレット
ムーン:ウィリアム・スミス
ポン・ポン:ジェニファー・ビリングスリー
ピグ:テダ・ブラッキ
エディ・エリス:ドン・チャスティン
ラビット:マイク・バトル
リザード:グレッグ・マレイヴィ
クロウ:シド・ヘイグ
キャプテン・ミッドナイト:ブルース・グローヴァー
本人:ウェイン・コクラン

アメリカ 映画
配給 AVCO Embassy Pictures
1970年製作 94分
公開
北米:1970年10月14日
日本:1971年7月31日


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
バイクで旅を続ける青年C.C.ライダー(ジョー・ネイマス)は、バイカー・ギャング”ザ・ヘッド”に加わる。

街道で故障しているリムジンを見つけたC.C.らは、車に乗っていたファッション・ジャーナリストのアン・マッカリー(アン=マーグレット)から助けを求められる。

運転手が町に行っていると言うアンをからかうリザード(グレッグ・マレイヴィ)とクロウ(シド・ヘイグ)を叩きのめしたC.C.は、二人に恨まれる。

アンに感謝されたC.C.はいい雰囲気になるものの、運転手が戻ったためにその場を去る。

仲間達の元に戻ったC.C.は、リーダーのムーン(ウィリアム・スミス)から、リザードらとのことで責められる。
...全てを見る(結末あり)

ムーンの女ポン・ポン(ジェニファー・ビリングスリー)が水浴びを始めたためにそれどころではなくなり、男達はその姿を見て騒ぎになる。

金が残り少なくなったことを皆に話したムーンは、ポン・ポンら女達にヒッチハイクをさせて稼がせる。

その夜、酔ったムーンに相手にされないポン・ポンは、C.C.に言い寄る。

翌日、ザ・ヘッドはモトクロスのレース会場に向かい、C.C.は、レーサーのエディ・エリス(ドン・チャスティン)と共にその場にいたアンに気づく。

ムーンらがレースに乱入して観客から非難を浴びたために、それに加わらなかったC.C.は罪悪感を感じる。

町に向かったC.C.は、中古バイク店のセールスを騙し、5ドルでオフロードバイクを手に入れる。

コースに向かったC.C.はテスト走行し、その場で撮影していたアンから声をかけられて話をする。

バイクメーカーのチャーリーから、エディがレーサーだと知らされたC.C.は、素質があると言われてレースに出場することを勧められる。

レースに出場したC.C.は、上位をキープしながらラスト1周となったところで転倒してしまう。

前輪が外れてしまったにも拘らず、バイクを引きずってゴールしたC.C.を見たアンは興奮する。

チャーリーから健闘を称えられたC.C.は、次のレースではバイクを提供すると言われる。

仲間達も喜ぶものの、子供の遊びだと言って、C.C.の活躍が気に入らないムーンはその場を去る。

結局、3回のレースの合計で総合優勝したC.C.は賞金の600ドルを獲得する。

100ドルは自分のものだと言うC.C.の考えを認めないムーンは、彼を叩きのめして金を奪う。

格闘になった二人は、力尽きて動けなくなる。

話しかけて来たポン・ポンに言い寄るふりをして、彼女が持っていた賞金を奪ったC.C.は、チャーリーの会社に向かう。

その場にいたアンにレーサーになることを伝えたC.C.は、彼女と共に街に向かう。

ウェイン・コクランのショーを見ながらアンと踊ったC.C.は楽しい時間を過ごし、彼女の家に向かい愛し合う。

C.C.と関係を深めたアンは、彼がザ・ヘッドの仲間に入った経緯などを知る。

エディから、C.C.とは付き合わないほうがいいと言われたアンは、彼の忠告を迷惑に思う。

その後、C.C.が買い物に出た間に、ムーンらはアンの家に侵入する。

戻ったC.C.はザ・ヘッドのラビット(マイク・バトル)らがいたために驚き、アンは無事だと言われる。

ムーンの元に向かったC.C.は、金を盗みグループを抜けたことを責められ、利子をつけて1000ドル払えと言われる。

それを承知したC.C.は、今すぐ払えと言われたために、バイクで勝負して決着をつけることをムーンに提案する。

納得しないムーンは、明日までに1000ドル用意しろと伝えるものの、C.C.から、レースで勝てば2000ドル払うと言われる。

受けて立つことにしたムーンは、C.C.に2000ドルを用意させて、高校の競技場で勝負することになる。

警備員が現れたことに気づいたポン・ポンらは、映画の撮影だと言って信用させる。

レースは始まり、激しく争う二人だったが、ムーンがコースを外れて事故を起こす。

その間にアンを連れて逃げたC.C.は、行き止まりの地点でバイクを崖から落とす。

追ってきたラビットらが炎上するバイクを確認する間、彼らのバイクのガソリンをばらまいたC.C.は、1台を奪う。

残りのバイクを発煙筒を投げて爆発させたC.C.は、アンを乗せてその場から逃げる。

チャーリーに金を返して、その後は一人の生活に戻ることをアンに伝えたC.C.は、一緒にいたいと言う彼女と共にバイクを走らせる。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
バイカー・ギャング”ザ・ヘッド”に加わった青年C.C.ライダーは、ファッション・ジャーナリストのアンに出会い、互いに意識し合う。
モトクロスのレース場でアンを見かけたC.C.は、ザ・ヘッドのリーダー、ムーンらがレースに乱入したために、罪悪感を感じてその場を去る。
オフロード・バイクを手に入れてレースに参加したC.C.は、いきなり優勝するものの、賞金はグループのものだと言うムーンにそれを奪われてしまう。
納得いかないC.C.は、自分の才能を認めてくれたレースチームのオーナーの元に向かい、その場にいたアンと再会して親交を深めるのだが・・・。
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AFL(当時)”ニューヨーク・ジェッツ”のスター、クォーターバックのジョー・ネイマスと人気スターのアン=マーグレットが共演し話題になった作品。

前年のスーパーボウルジェッツを優勝に導きMVPを獲得した人気絶頂のジョー・ネイマスが、俳優にも挑戦したことで注目された作品。

ベトナム戦争の長期化など混沌とする社会に対するメッセージ性のある、当時流行っていたニューシネマと言えるほどの内容でもなくB級作品程度なのだが、当時のジョー・ネイマスの活躍と人気を知っている者にとっては、彼が出演しているだけで興味深く非常に懐かしい作品。

そのジョー・ネイマスは、社会に背を向けて旅を続け、物怖じせずに自分の生き方を貫く青年を痛快に演じている。

主人公に惹かれる魅力的なファッション・ジャーナリストを演ずるアン=マーグレットは、製作と脚本を兼ねるロジャー・スミスと3年前に結婚し、彼が亡くなる2017年まで50年間結婚生活を続けた。
派手なイメージとは違う、家庭的な女性であることが窺える。

バイカー・ギャングのリーダーで主人公と対立する肉体派のウィリアム・スミス、彼の女であるジェニファー・ビリングスリー、同じくグループのメンバーのテダ・ブラッキ、モトクロス・レーサーのドン・チャスティン、バイカーであり、ジョー・ネイマスとはジェッツのチームメイのマイク・バトル、バイカーのグレッグ・マレイヴィシド・ヘイグブルース・グローヴァー、本人役でソール・シンガーのウェイン・コクランなどが共演している。


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