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キャッツ Cats (2019)

1939年に発表された、T・S・エリオットの詩集”キャッツ – ポッサムおじさんの猫とつき合う法”を基にした、アンドルー・ロイド・ウェバーの空前のロングラン・ヒット・ミュージカル”キャッツ”の映画化。
製作、監督、脚本トム・フーパー、出演フランチェスカ・ヘイワードジュディ・デンチイドリス・エルバジェニファー・ハドソンレベル・ウィルソンジェームズ・コーデンイアン・マッケランテイラー・スウィフトローリー・デヴィッドソンロビー・フェアチャイルド他共演。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ミュージカル


スタッフ キャスト
監督:トム・フーパー

製作
ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
デブラ・ヘイワード
トム・フーパー
製作総指揮
アンドルー・ロイド・ウェバー
アンジェラ・モリソン
ジョー・バーン
原作
アンドルー・ロイド・ウェバーキャッツ
T・S・エリオットキャッツ – ポッサムおじさんの猫とつき合う法
脚本
リー・ホール
トム・フーパー
撮影:クリストファー・ロス
編集:メラニー・オリヴァー
音楽:アンドルー・ロイド・ウェバー

出演
白猫ヴィクトリア:フランチェスカ・ヘイワード
オールド・デュトロノミー:ジュディ・デンチ
マキャヴィティ:イドリス・エルバ
グリザベラ:ジェニファー・ハドソン
Mr.ミストフェリーズ:ローリー・デヴィッドソン
マンカストラップ:ロビー・フェアチャイルド
ジェニエニドッツ:レベル・ウィルソン
バストファー・ジョーンズ:ジェームズ・コーデン
ラム・タム・タガー:ジェイソン・デルーロ
劇場猫”ガス”アスパラガス:イアン・マッケラン
ボンバルリーナ:テイラー・スウィフト
スキンブルシャンクス:スティーヴン・マックレー
マンゴジェリー:ダニー・コリンズ
ランペルティーザ:ナオイム・モーガン
グロールタイガー:レイ・ウィンストン
カッサンドラ:メット・トーレイ
ディミータ:ダニエラ・ノーマン
プラトー:ラリー・ブルジョア
ソクラテス:ロラン・ブルジョア
コリコパット:ジェイ・バトート
ジェミマ:ジョナデット・カルピオ
アロンゾ:ブルーイー・ロビンソン
ジェリーロラム:フレヤ・ローリー
エレクトラ:イダ・サキ
タントミール:ジジ・ストラレン
アドメートス:エリック・アンダーウッド
グリドルボーン:メリッサ・マッデン・グレー

アメリカ/イギリス 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2019年製作 110分
公開
イギリス:2019年12月20日
北米:2019年12月20日
日本:2020年1月24日
製作費 $95,000,000
北米興行収入 $27,166,800
世界 $73,834,280


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ロンドン
路地に捨てられた白猫ヴィクトリア(フランチェスカ・ヘイワード)は、現れた猫の集団”ジェリクルキャッツ”に出会う。

その様子を見ていた犯罪者のマキャヴィティ(イドリス・エルバ)は、ヴィクトリアに言い寄る。

ジェリクルキャッツの元に戻ったヴィクトリアは、リーダーのマンカストラップ(ロビー・フェアチャイルド)と手品猫Mr.ミストフェリーズ(ローリー・デヴィッドソン)から、年に一度の月夜の舞踏会”ジェリクボール”が”エジプシャン・シアター”で開催されることを知らされる。

長老オールド・デュトロノミー(ジュディ・デンチ)が、夜明け前に生まれ変われる猫を発表し、天上に昇れることを知ったヴィクトリアは、歌で競い合うと言うマンカストラップから猫たちを紹介される。

昼間は座って過ごし太ってしまったガンビー・キャットのジェニエニドッツ(レベル・ウィルソン)は、夜になるとネズミやゴキブリの教育をしていた。

ジェニエニドッツをからかう、わがままであまのじゃくなラム・タム・タガー(ジェイソン・デルーロ)は、ヴィクトリアらメス猫たちを魅了する。

そこに嫌われ者のグリザベラ(ジェニファー・ハドソン)が現れ、ヴィクトリアは、かつてスターだった彼女がマキャヴィティと組んだことを知る。
...全てを見る(結末あり)

ジェニエニドッツは、現れたマキャヴィティに捕らえられる。

太ったセレブ猫バストファー・ジョーンズ(ジェームズ・コーデン)は、ゴミ箱をあさりながら、体重11キロになった理由をヴィクトリアらに話す。

バストファー・ジョーンズは、現れたマキャヴィティの罠にはまる。

泥棒猫マンゴジェリー(ダニー・コリンズ)とランペルティーザ(ナオイム・モーガン)と共にある家に侵入したヴィクトリアは、逃げ遅れてしまうものの、Mr.ミストフェリーズに助けられ、オールド・デュトロノミーが来ることを知らされる。

マキャヴィティにテムズ川のはしけ船に連れて行かれたジェニエニドッツとバストファー・ジョーンズは、拘束され、悪党のグロールタイガー(レイ・ウィンストン)が二匹を見張る。

仲間たちの元に戻ったMr.ミストフェリーズとヴィクトリアは、現れたオールド・デュトロミーの前で皆と共に踊り始める。

外にいたグリザベラを気の毒に思うヴィクトリアは、その様子を見ていたオールド・デュトロミーに、自分はよそから来たことを伝える。

Mr.ミストフェリーズは、劇場猫”ガス”アスパラガス(イアン・マッケラン)に出番を伝える。

オールド・デュトロミーらの前で昔話などを語るガスは、喝采を受けて満足する。

その直後に現れたマキャヴィティは、ガスを連れ去る。

見事なダンスを披露した鉄道猫スキンブルシャンクス(スティーヴン・マックレー)だったが、姿を消してしまう。

ボンバルリーナ(テイラー・スウィフト)が語るマキャヴィティが現れ、オールド・デュトロミーに自分を選ぶようにと伝える。

それを拒んだオールド・デュトロミーは、正しい選択をすると伝えるものの、マキャヴィティにはしけ船に連れて行かれる。

Mr.ミストフェリーズの手品が成功して、オールド・デュトロミーは劇場に戻る。

マキャヴィティは姿を消し、ジェニエニドッツは、バストファー・ジョーンズやガスらと共にグロールタイガーを叩きのめして川に突き落とす。

夜明けを前に、ヴィクトリアは、去ろうとするグリザベラを呼び止め、オールド・デュトロミーの元に彼女を連れて行く。

ヴィクトリアに促されたグリザベラは歌い始め、オールド・デュトロミーは、天上に向かう者を彼女に決める。

グリザベラから感謝されたヴィクトリアは、オールド・デュトロミーと共に彼女を励ます。

マキャヴィティは、天上に向かうグリザベラが乗る気球のロープにしがみつくものの、”ネルソン記念柱”に落下する。

オールド・デュトロミーらは、夜明けと共に天上に向かうグリザベラを見つめる。

そしてオールド・デュトロミーは、ヴィクトリアを正式にジェリクルキャッツのメンバーとして迎える。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ロンドン
路地に捨てられた白猫ヴィクトリアは、猫の集団”ジェリクルキャッツ”に出会う。
ヴィクトリアは、リーダーのマンカストラップから、年に一度の月夜の舞踏会”ジェリクボール”が”開かれ、長老オールド・デュトロノミーが、生まれ変われる猫を発表し、選ばれた者が天上に昇れることを知らされるのだが・・・。
__________

T・S・エリオットの詩集を原作に、1981年5月11日にロンドンウエスト・エンドニュー・ロンドン・シアターで初演され、全世界でロングランを続ける大ヒット・ミュージカルの映画化。

製作と脚本を兼ねたトム・フーパーが監督し、”ロイヤル・バレエ団”のプリンシパルであるフランチェスカ・ヘイワードをはじめとした世界的なダンサー、ベテラン俳優のジュディ・デンチ他、豪華スター競演などが話題になった作品。

しかし、本作は各方面で酷評され、1億ドルに迫る製作費をかけた超大作ではあるものの、北米興行収入は約2700万ドルに留まり、全世界でも約7400万ドルに終わり、ラジー賞の主要部門を総なめにした大失敗作でもある。

映画化ということもあり、視覚的に最先端技術を使うことは仕方ないとしても、猫たちの造形が気味悪いだけで、見るに堪えないというのが正直な感想だ。

才能ある一流のダンサーと実力派人気スターの個性も活かしきれないトム・フーパーの演出も平凡であり、駄作に終わってしまったのは、ミュージカル・ファンにとっては非常に残念だ。

白猫ヴィクトリアのフランチェスカ・ヘイワード、ジェリクルキャッツの長老オールド・デュトロノミーのジュディ・デンチ、犯罪王マキャヴィティのイドリス・エルバ、天上に昇る者として選ばれるグリザベラのジェニファー・ハドソン、手品猫Mr.ミストフェリーズのローリー・デヴィッドソン、ジェリクルキャッツのリーダー、マンカストラップのロビー・フェアチャイルド、”ギャンビー・キャット”ジェニエニドッツのレベル・ウィルソン、太ったセレブ猫バストファー・ジョーンズのジェームズ・コーデン、わがままであまのじゃくなラム・タム・タガーのジェイソン・デルーロ、劇場猫”ガス”アスパラガスのイアン・マッケラン、セクシーなメス猫ボンバルリーナのテイラー・スウィフト、鉄道猫スキンブルシャンクスのスティーヴン・マックレー、泥棒猫マンゴジェリーのダニー・コリンズとランペルティーザのナオイム・モーガン、マキャヴィティと組むグロールタイガーのレイ・ウィンストン、メス猫カッサンドラのメット・トーレイ、ディミータのダニエラ・ノーマン、プラトーのラリー・ブルジョア、ソクラテスのロラン・ブルジョア、オス猫コリコパットのジェイ・バトートとタントミールのジジ・ストラレン、子猫ジェミマのジョナデット・カルピオとエレクトラのイダ・サキ、オス猫アロンゾのブルーイー・ロビンソン、メス猫ジェリーロラムのフレヤ・ローリー、アドメートスのエリック・アンダーウッド、ペルシャ猫グリドルボーンのメリッサ・マッデン・グレーなどが共演している。


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