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キャット・ピープル Cat People (1942)

邪悪な猫族の血を引く女性の苦悩を描く、監督ジャック・ターナー、主演シモーヌ・シモンケント・スミストム・コンウェイジェーン・ランドルフジャック・ホルト他共演のホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:ジャック・ターナー
製作:ヴァル・リュートン
脚本:デウィット・ボディーン
撮影:ニコラス・ムスラカ
編集:マーク・ロブソン
音楽:ロイ・ウェッブ

出演
イレーナ・ドゥブロヴナ:シモーヌ・シモン
オリヴァー・リード:ケント・スミス
ルイス・ジャッド博士:トム・コンウェイ
アリス・ムーア:ジェーン・ランドルフ
C・R・クーパー:ジャック・ホルト
”ドク”カーヴァー:アラン・ネイピア(クレジットなし)
プランケット夫人:エリザベス・ダン(クレジットなし)ペットショップのオーナー
ベオグラード劇場のキャットウーマン:エリザベス・ラッセル(吹き替え:シモーヌ・シモン)(クレジットなし)
動物園の飼育員:アレック・クレイグ(クレジットなし)
アグニュー夫人:ドット・ファーリー(クレジットなし)
ミニー:テレサ・ハリス(クレジットなし)
ブロンディ:メアリー・ハルゼイ(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 RKO
1942年製作 73分
公開
北米:1942年12月25日
日本:1988年5月14日
製作費 $134,000


ストーリー
ニューヨークセントラル・パーク動物園
セルビア生まれのファッション・イラストレーター、イレーナ・ドゥブロヴナ(シモーヌ・シモン)は、檻の中の黒豹のスケッチを描いていた。
イレーナが気になった、造船会社で働く海洋技師のオリヴァー・リード(ケント・スミス)は、彼女に話しかける。
オリヴァーに荷物を運んでもらったイレーナは、お茶に誘われたために、彼をアパートに招く。
イレーナにお茶をご馳走してもらったオリヴァーは、中世の騎士が馬に乗り、猫を剣で突き刺している彫刻の置物に興味を抱く。
イレーナは、置物はセルビアヨヴァン・ネナド王で、猫は悪魔の象徴だとオリヴァーに話す。
伝説によると、中世に、イレーナの故郷の村のキリスト教徒の住民はマムルークに奴隷にされた後、徐々に魔術に傾倒していったということだった。
ネナド王はマムルークを追い出し、変貌した村人を殺した。
イレーナはそれを信じていたが、オリヴァーは単なる伝説だと考える。
そんなオリヴァーとイレーナは意気投合し、翌日も会う約束をするのだが・・・。


解説 評価 感想
フランス出身のジャック・ターナーが監督し、主演はシモーヌ・シモンケント・スミストム・コンウェイジェーン・ランドルフジャック・ホルトなどが共演した作品。

邪悪な猫族の血を引く女性の苦悩を描くホラー。

1944年に続編「キャット・ピープルの呪い」が、1981年にはリメイク作「キャット・ピープル」が公開された。

B級作品として製作された本作は、公開当時は賛否両論だった。
現在では、グロテスクで凶暴な魔物を強調するのではなく、自分が邪悪なものに変貌してしまうのではないかと考え恐る女性の心理を、メロドラマ的な内容と共に繊細に描き、後の作品に大きな影響を与えたホラー映画の傑作として評価されている。

1993年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。

ロイ・ウェッブの雰囲気ある音楽も印象に残る。

主演のシモーヌ・シモンは、邪悪な猫族の血を引き苦悩する女性を好演している。

主人公と惹かれ合い結婚する造船会社の海洋技師ケント・スミス、精神科医のトム・コンウェイ、オリヴァー(ケント・スミス)の助手で、後に愛し合うようになるジェーン・ランドルフ、オリヴァーの上司である造船会社のオーナー、ジャック・ホルト、オリヴァーの同僚アラン・ネイピア、ペットショップのオーナー、エリザベス・ダン、、ベオグラード劇場のキャットウーマン、エリザベス・ラッセル(吹き替え:シモーヌ・シモン)、動物園の飼育員アレック・クレイグ、オリヴァーの職場の清掃婦ドット・ファーリー、カフェのウェイトレス、テレサ・ハリス、アリス(ジェーン・ランドルフ)のアパートのフロント係メアリー・ハルゼイなどが共演している。


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