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カナダ平原 Canadian Pacific (1949)

住民や先住民の妨害に遭う鉄道建設をめぐる争いを描く、監督エドウィン・L・マリン、主演ランドルフ・スコットジェーン・ワイアットJ・キャロル・ネイシュヴィクター・ジョリーナンシー・オルソン他共演の西部劇。 

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇


スタッフ キャスト
監督:エドウィン・L・マリン
製作:ナット・ホルト
原作:ジャック・デウィット
脚本
ジャック・デウィット
ケネス・ガメット
撮影:フレッド・ジャックマンJr.
編集:フィリップ・マーティン
音楽:ディミトリ・ティオムキン

出演
トム・アンドリュース:ランドルフ・スコット
エディス・キャボット医師:ジェーン・ワイアット
ダイナマイト・ドーソン:J・キャロル・ネイシュ
ダーク・ローク:ヴィクター・ジョリー
セシル・ゴーティエ:ナンシー・オルソン
コーネリアス・ヴァン・ホーンロバート・バラット
マイク・ブラニガン:ウォルター・サンデ
メイソン医師:グランドン・ローズ
ケーグル:ドン・ハガティ
ゴーティエ:ジョン・パリッシュ
ゴーティエ夫人:メアリー・ケント
ペール・ラコンブ:ジョン・ハミルトン
マリス:ハワード・ネグリー
ベイリー:ディック・ウェッセル

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1949年製作 95分
公開
北米:1949年5月19日
日本:1952年11月17日


ストーリー
カナダ太平洋鉄道”の建設は、ロッキー山脈を通るルートで難航していた。
その理由には、山岳地帯ということだけでなく、鉄道に反対する入植者や先住民の脅威があった。
カナダ議会は、カナダ太平洋鉄道コーネリアス・ヴァン・ホーンロバート・バラット)の意見を聞く。
ヴァン・ホーンは、ある調査員が現地で活動しているため、鉄道は必ず開通できると語る。
調査員のトム・アンドリュース(ランドルフ・スコット)は、毛皮商人のダーク・ローク(ヴィクター・ジョリー)と仲間のケーグル(ドン・ハガティ)に銃撃され、2人が誰かを確認する。
トムは、ロークの元に向かい留守だと知り、建設キャンプに向かう。
友人のダイナマイト・ドーソン(J・キャロル・ネイシュ)に再会したトムは、作業員の中にケーグルがいることに気づく。
トムはケーグルを殴り倒すが、現れた平和主義者のエディス・キャボット医師(ジェーン・ワイアット)は、いきなり殴ったトムを批判する。
ヴァン・ホーンと話をしたトムは、調査したルートの地図を渡して辞職し、カルガリーに向かうことを伝える。
恋人セシル・ゴーティエ(ナンシー・オルソン)の元に戻ったトムは、ロークが付近に交易所を持っていることを知り驚く。
ロークが集会を開くことを知ったトムは交易所に向かい、鉄道建設に反対する彼らに、計画を止めることはできず、開通すれば生活は一変して利益をもたらすことを、人々に訴えるのだが・・・。


解説 評価 感想
様々なジャンルの映画を手がけたエドウィン・L・マリンが監督し、主演はランドルフ・スコットジェーン・ワイアットJ・キャロル・ネイシュヴィクター・ジョリーナンシー・オルソンなどが共演した作品。

住民や先住民の妨害に遭う鉄道建設をめぐる争いを描く西部劇。

ブリティッシュコロンビア州のヨホー国立公園で撮影された、鮮やかで美しいテクニカラーの映像が印象に残る作品。

未開の地に鉄道が走る利点を考えれば、その建設に反対する理由が理解できないところもある。
自分の私利私欲のためだけに行動する悪党が住民を扇動し、先住民も巻き込んだ問題を抱え、工事が困難を極める様子が克明に描かれている。

主演のランドルフ・スコットは、鉄道建設が地域に利益をもたらすことを確信する鉄道ルートの調査員を熱演している。

主人公と惹かれ合うようになる、鉄道建設現場に従事する医師のジェーン・ワイアット、主人公の友人であるダイナマイト技師J・キャロル・ネイシュ、主人公と対立する毛皮商人で鉄道反対派のヴィクター・ジョリー、主人公の恋人ナンシー・オルソンカナダ太平洋鉄道の責任者コーネリアス・ヴァン・ホーンロバート・バラット、現場監督のウォルター・サンデ、医師のグランドン・ローズ、ローク(ヴィクター・ジョリー)の仲間ドン・ハガティ、セシル(ナンシー・オルソン)の両親ジョン・パリッシュとメアリー・ケント、神父のジョン・ハミルトン、鉄道作業員のハワード・ネグリー、バーテンダーのディック・ウェッセルなどが共演している。


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