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ジョン・キャンディの大進撃 Canadian Bacon (1995)

敵がいなけりゃ作ればいい!?
支持率低迷に悩む大統領が仕掛けた次なる”敵”は、まさかの隣国カナダ。
ジョン・キャンディが爆走する、究極の政治風刺コメディ!
製作、監督、脚本マイケル・ムーア、主演ジョン・キャンディアラン・アルダリー・パールマンケヴィン・ポラックリップ・トーンビル・ナンケヴィン・J・オコナーG・D・スプラドリン他共演。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト
監督:マイケル・ムーア
製作
マイケル・ムーア
デヴィッド・ブラウン
ロン・ロゾルツ
製作総指揮
フレディ・デマン
シガージョン・サイヴァッツォン
脚本:マイケル・ムーア
撮影:ハスケル・ウェクスラー
編集
ウェンディ・スタンツラー
マイケル・ベレンバウム
音楽
エルマー・バーンスタイン
ピーター・バーンスタイン

出演
バド・ブーマー保安官:ジョン・キャンディ(ナイアガラ郡の保安官)
アメリカ合衆国大統領:アラン・アルダ
ハニー:リー・パールマン(バドの恋人である保安官補)
スチュー・スマイリー:ケヴィン・ポラック(大統領国家安全保障顧問)
ディック・パンザー将軍:リップ・トーン(アメリカ特殊作戦軍司令官)
ロイ・ボーイ:ケヴィン・J・オコナー(バドの友人)
カブラル・ジャバー保安官補:ビル・ナン(バドの友人である保安官補)
R・J・ハッカー:G・D・スプラドリン(軍事企業ハッカー・ダイナミックスの経営者)
チャールズ・ジャッカル:ジェームズ・ベルーシ(NBSのニュースレポーター)
カナダの騎馬警官:スティーヴン・ライト
ロシア大統領:リチャード・カウンシル
ガス:ブラッド・サリヴァン(CIAエージェント)
カナダ首相:ウォーレス・ショーン
エドウィン・S・サイモン:スタンリー・アンダーソン(NBSのニュースキャスター)
アメリカ人の保守派:ベン・ハンパー
アメリカ人の保守派:マイケル・ムーア
ルーシー:ベス・エイモス(電力制御室の管理人)
ハッカー・ヘルストロムの声:シーラ・グレイ(核ミサイルコントロール・システム)
オンタリオ州の警官:ダン・エイクロイド
CIAのペンタゴン工作員:ジェームズ・カーヴィル(クレジットなし)
カナダ騎馬警官:エド・サヘリー(クレジットなし)
男性看護師助手ゴードン・マイケル・ウルヴェット(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 Gramercy Pictures
1995年製作 90分
公開
北米:1995年9月22日
日本:1996年7月13日
製作費 $11,000,000
北米興行収入 $163,970


ストーリー
ニューヨーク州ナイアガラフォールズ
ウィリアム・マッキンリーが暗殺されて以来となる、大統領(アラン・アルダ)の訪問だったが、歓迎する人はいなかった。
軍事企業”ハッカー・ダイナミックス”の経営者R・J・ハッカー(G・D・スプラドリン)は、武器製造工場を閉鎖する。
工場で働いていた数千人の従業員は、抗議行動を始める。
バド・ブーマー保安官(ジョン・キャンディ)と保安官補で恋人のハニー(リー・パールマン)は、絶望した元ハッカー・ダイナミックス従業員で友人のロイ・ボーイ(ケヴィン・J・オコナー)が、ナイアガラの滝で自殺しようとするのを阻止する。
閉鎖されたハッカー・ダイナミクスでは武器のオークションが行われ、大統領も、アメリカ特殊作戦軍司令官のディック・パンザー将軍(リップ・トーン)と国家安全保障担当補佐官スチュー・スマイリー(ケヴィン・ポラック)らと共に会場に到着するが、市民から罵声を浴びせられる。
演説していたハッカーは、到着した大統領にマイクを渡し、平和主義者の彼を非難しながらステージを下りる。
事業拡大を狙うハッカーは、裏でつながっていたスチューに、新たな冷戦を望んでいることを伝えて、行動を起こすよう指示する。
演説する大統領は、子供たちの未来は戦争よりも重要だという考えを主張するが、解雇された従業員たちの支持を得られるはずがなかった。
その時、ロイが落札したロケット砲が暴発し、バドが大統領の命を救う。
無事だった大統領は、事件により更に支持率が下がったことをスチューから知らされる。
冷戦のような状況が支持率アップのポイントだと言われた大統領は、訪米中のロシア大統領(リチャード・カウンシル)と話し、新たな”微妙”な緊張関係を作りだそうとするのだが・・・。


解説 評価 感想
“A razor-sharp political satire disguised as a goofy farce, Michael Moore’s only narrative feature brilliantly mocks the American obsession with finding an ‘enemy’ to maintain national unity. John Candy delivers a poignant and hilarious final performance, reminding us that sometimes the most dangerous weapon in a politician’s arsenal is a well-crafted, albeit utterly ridiculous, propaganda campaign.”
(愚鈍な茶番劇を装った、剃刀のように鋭い政治風刺。マイケル・ムーア唯一の劇映画である本作は、国家の団結を維持するために「敵」を探し続けるアメリカの執着を見事に嘲笑している。ジョン・キャンディが遺作で披露した切なくも滑稽な演技は、政治家が持つ最も危険な武器とは、時に、徹底的に馬鹿げたプロパガンダであることを思い出させてくれる。)

ドキュメンタリー映画などで活躍していたマイケル・ムーアが製作と脚本を兼ねて監督した、唯一の長編劇映画で、主演はジョン・キャンディアラン・アルダリー・パールマンケヴィン・ポラックリップ・トーンビル・ナンケヴィン・J・オコナーG・D・スプラドリン他共演のコメディ。

本作は、さらなる活躍が期待されながら、43歳の若さで急死したジョン・キャンディの死後にリリースされた、彼にとっては、長編映画としての遺作となった作品。

支持率のアップを、軍事企業の事業拡大のための紛争を仕掛ける陰謀に利用された大統領の困惑と、当事者となるアメリカとカナダ両国の人々の暴走と迷走をシニカルに描く爆笑コメディ。

過激な行動に出るアメリカ人保安官を演ずるジョン・キャンディ他、カナダ出身のハリウッドスターが多数出演した注目作。

バカげた内容の低俗作品と酷評されたものの、上記のように、カメオ出演を含めた豪華キャストによるドタバタ・コメディは十分に楽しめる。

周囲に翻弄される平和主義者のアメリカ大統領アラン・アルダ、主人公の恋人である暴走する保安官補リー・パールマン、軍事企業と手を組み紛争勃発を企む大統領国家安全保障顧問のケヴィン・ポラック、アメリカ特殊作戦軍司令官のリップ・トーン、主人公と行動を共にする友人ケヴィン・J・オコナー、同じく主人公の友人で保安官補のビル・ナン、事業拡大のために紛争を仕掛ける軍事企業の経営者G・D・スプラドリンなどが共演している。


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