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バーレスク Burlesque (2010)

歌手になることを夢見る田舎育ちの若い女性のサクセス・ストーリーを描く、クリスティーナ・アギレラシェールクリスティン・ベル他共演のミュージカル仕立てのドラマ。

■ アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ミュージカル)


スタッフ キャスト ■
監督:スティーヴ・アンティン

製作総指揮
ダナ・ベルカストロ
ステイシー・クレイマー
製作:ドナルド・デ・ライン
脚本:スティーヴ・アンティン
撮影:ボジャン・バゼリ
編集:ヴァージニア・カッツ
音楽:クリストフ・ベック

出演
アリス・マリリン”アリ”ローズ:クリスティーナ・アギレラ
テス:シェール
ニッキ:クリスティン・ベル
ジャック・ミラー:キャム・ギガンデット
ショーン:スタンリー・トゥッチ
マーカス・ガーバー:エリック・デイン
アレクシス:アラン・カミング
ジョージア:ジュリアン・ハフ
ヴィンセント”ヴィンス”スカリ:ピーター・ギャラガー
ナタリー:ディアナ・アグロン
アンダーソン:ジェームズ・ブローリン

アメリカ 映画
配給 スクリーン・ジェムズ
2010年製作 119分
公開
北米:2010年11月24日
日本:2010年12月18日
製作費 $55,000,000
北米興行収入 $39,440,660
世界 $89,519,770


ストーリー ■
ロサンゼルス
アイオワから大都会に越して来た、歌手になることを夢見るアリス・マリリン”アリ”ローズ(クリスティーナ・アギレラ)は、職探しをしているうちにクラブ”バーレスク”に辿り着く。
バーテンダーのジャック(キャム・ギガンデット)と知り合ったアリは、オーナー兼歌手のテス(シェール)のステージに魅了され、早速、彼女に自分を売り込みにいく。
しかし、テスやアシスタント兼衣装担当のショーン(スタンリー・トゥッチ)に相手にされず、アリはウエイトレスに間違えられたために、そのまま働き始めてしまう。
仕方なくテスはそれを許したものの、アリはアパートを荒らされてしまい、ジャックの好意で家に泊めてもらうことになる。
その後、妊娠したダンサーの代役を探していたテスは、強引にステージに上がるアリをテストして、彼女はバックコーラスになることが出来る。
その頃、実は経営苦だったクラブを、不動産業者のガーバー(エリック・デイン)が買い取り跡地を開発しようと計画していたが、テスは断固として店を売り渡すことを拒否する。
そんな時、トラブルメイカーのトップダンサー、ニッキ(クリスティン・ベル)を見限ったテスは、代役にアリを起用する。
アリは、ニッキの妨害に遭いながらも、ステージで熱唱し、客、そしてテスに認められトップダンサーになるのだが・・・。


解説 評価 感想 ■

主人公が、一クラブのトップダンサーになるまでだけの物語であり、まだまだ今後が期待される、第一歩を踏み出す程度に描かれているところが、サクセス・ストーリーとして、あまり大袈裟でなく親しみがあっていい。

ガッツはあるが世間知らずの主人公と、人情味溢れるクラブの面々との交流も爽やかに描かれている、ヒューマン・ドラマとしても楽しめる。

クリスティーナ・アギレラの初主演作で、小柄ながら圧倒的な歌唱力を誇る彼女の魅力が、他のショーと共に、まるで客席にいるように伝わってくる。

しかし、ミュージカル・タッチで展開する物語は、他の作品でお目にかかったようなシーンも多く、全体的には今一歩という感じでもある。

批評家の受けは悪く、5500万ドルをかけた製作費を北米だけでは回収できず、全世界の興行収入も約9000万ドルに留まった。

北米興行収入 $39,440,660
世界 $89,519,770

60代半ばとは思えない若々しいシェールも見事なパフォーマンスを見せてくれるのだが、ラジー賞にノミネートされてしまったのは気の毒のような気もする。

本作のような役には打って付けのスタンリー・トゥッチのキャラクターが、ドラマにアクセントを加えている。
彼が出演しているだけで、作品を観てみたくなるファンも多いはずだ。

最後にはクラブに戻る、トラブル・メイカーのトップダンサー、クリスティン・ベル、主人公を優しく見守る、作曲家志望のバーテンダー役キャム・ギガンデット、クラブを買い取り、開発を計画する不動産業者エリック・デイン、出番が少ないのが残念な、クラブの一員アラン・カミング、妊娠してしまうダンサーのジュリアン・ハフ、テス(シェール)の元夫で、クラブの共同経営者であるピーター・ギャラガー、ジャック(C・ギガンデット)の婚約者ディアナ・アグロン、そして、クラブの向かいの高層マンションのオーナー、ジェームズ・ブローリンが特別出演している。


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