ヴァンパイア・キラーに選ばれた女子高生の戦いを描く、主演クリスティ・スワンソン、ルーク・ペリー、ドナルド・サザーランド、ルトガー・ハウアー、ポール・ルーベンス、ヒラリー・スワンク他共演、監督フラン・ルーベル・クズイによるコメディ・ホラー。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:フラン・ルーベル・クズイ
製作
葛井克亮
ハワード・ローゼンマン
脚本:ジョス・ウィードン
撮影:ジェームズ・ヘイマン
編集:ジル・サヴィット
音楽:カーター・バーウェル
出演
バッフィ・サマーズ:クリスティ・スワンソン
オリヴァー・パイク:ルーク・ペリー
メリック・ジェイミソン=スマイス:ドナルド・サザーランド
ロトス:ルトガー・ハウアー
エイミリン/レフティー:ポール・ルーベンス
キンバリー・ハンナ:ヒラリー・スワンク
ベニー・ジャックス:デヴィッド・アークエット
ゲイリー・マレー:スティーヴン・ルート
ゼフ:トーマス・ジェーン
サマーズ:ジェームズ・パラディ
サマーズ夫人:キャンディ・クラーク
ジェフリー・クレイマー:ランドール・バティンコフ
バスケットボールの選手:ベン・アフレック
ヴァンパイア:セス・グリーン
シャーロット:リッキー・レイク
ニコール”ニッキー”:パリス・ヴォーハン
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1992年製作 86分
公開
北米:1992年7月31日
日本:1993年2月8日
製作費 $7,000,000
北米興行収入 $16,624,500
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ロサンゼルス。
ヘムリー・ハイスクールのチア・リーダー、バッフィ・サマーズ(クリスティ・スワンソン)は、親友のキンバリー・ハンナ(ヒラリー・スワンク)らとダンス・パーティーの準備をしていた。
バッフィらは、オリヴァー・パイク(ルーク・ペリー)とベニー・ジャックス(デヴィッド・アークエット)をからかう。
酔ったベニーは暗黒時代のヴァンパイア、ロトス(ルトガー・ハウアー)の従者エイミリン(ポール・ルーベンス)に首筋を噛まれ、パイクは謎の男メリック・ジェイミソン=スマイス(ドナルド・サザーランド)に連れ去られる。
翌日、体育館にいたバッフィの前に現れたメリックは、ヴァンパイアの攻撃を止めるために彼女が選ばれたことを伝える。 自分がヴァンパイア・キラーに選ばれたことを信じないバッフィは、見る夢をメリックが当てたために驚く。 夢で闘う相手が暗黒時代のヴァンパイア、ロトスだと知らせたメリックは、彼を倒すのが使命だとバッフィに伝えて墓地に向かう。 惨殺された男の墓の前でメリックは、死者が甦るのを待つとバッフィに伝える。 メリックの話した通りに男と女が甦ったため、メリックとバッフィは二人を杭で刺し殺す。 自分の部屋で寝ていたパイクは、窓の外に現れた様子がおかしいベニーが空中に浮いていることに気づく。 家に送ってもらったバッフィは、学校では普通に振る舞うようにとメリックに言われ、ヴァンパイアは招かれないと近づいてこないことを知らされる。 眠ろうとしたバッフィは、見る夢のことを気にする。 エイミリンは女子生徒を捕え、そこにロトスが現れる。 翌日、会う約束を守らなかったことでメリックに責められたバッフィは、彼が投げたナイフを掴み殴ってしまう。 その後バッフィは、メリックと共にトレーニングを始めて闘いの準備をする。 バッフィの様子がおかしいことを気にする教師ゲイリー・マレー(スティーヴン・ルート)は、それがドラッグのせいだと考える。 自動車修理工のパイクは、町で起きている異変を気にしながら旅立つことを考える。 ヴァンパイアを一人倒したバッフィは、腹痛が敵が近づいたことを知らせる警告だとメリックから言われる。 単なる傍観者だとバッフィに非難されたメリックは、生まれ変わって各時代に出現し、選ばれたヴァンパイア・キラーを訓練するのが自分の役目だと伝える。 エイミリンに襲われたパイクは、車にしがみつく彼を振り落すが、木に衝突してしまう。 そこに現れたバッフィは、パイクに襲いかかるヴァンパイアを倒す。 バッフィはもう一人も殺し、パイクは、数日前に自分を家に連れて行ってくれたメリックに気づく。 パイクを家に連れて行ったバッフィは、倒した相手がヴァンパイアだったことを伝える。 バッフィは、パイクを泊めることにして眠るために部屋に向かう。 しくじって片腕を失ったエイミリンを責めるロトスは、意地を見せるよう命ずる。 バスケットボールの試合中、チームの選手の1人がヴァンパイアだと気づいたバッフィは、逃亡した彼をバイクで追う。 それを知ったパイクは、バッフィと共にヴァンパイアを倒し、ロトスとエイミリンに対面する。 バッフィがまだ闘えないと言うメリックは、ロトスに胸を刺されてしまう。 メリックは、鍵である音楽が止まる時・・・、と言い残して息を引き取る。 心沈むバッフィは、パーティーの準備などもにも遅れたことでキンバリーらから非難される。 ロトスに立ち向かえなかったことを後悔して悩むバッフィは、メリックの死を無駄にするなとパイクに言われるものの、ダンス・パーティーを優先してしまう。 パーティ会場でボーイフレンドのジェフリー・クレイマー(ランドール・バティンコフ)と話したバッフィは、最近の態度を非難され、キンバリーらにも相手にされない。 現れたパイクに話しかけられたバッフィは、彼とダンスをして心触れ合う。 そこにヴァンパイアの集団が乱入し、卒業生だったために、キンバリーが招待してしまったことをバッフィは知る。 パイクが用意した杭を受け取ったバッフィは、ヴァンパイアに立ち向かう。 パーティー会場ではヴァンパイアが暴れ始めて大混乱となり、パイクはベニーに襲われる。 エイミリンを倒したバッフィは、バイオリンを奏でるロトスに迫られるものの、音楽が止まったことに気づく。 抵抗して会場に戻ったバッフィは、その場に現れたロトスと闘う。 パイクの加勢もあり、バッフィはロトスを杭で倒す。 誰もいなくなったその場で、バッフィとパイクはダンスの続きをする。 夜が明けて、パイクのバイクに乗ったバッフィはその場を去る。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス。
ヘムリー・ハイスクールのチア・リーダー、バッフィ・サマーズは、現れた謎の男メリックから、ヴァンパイア・キラーに選ばれたと言われる。
ヴァンパイアの存在を知らされたバッフィは、暗黒時代のヴァンパイア、ロトスと闘うためにメリックと準備を始める。
自動車修理工の青年パイクは、友人のベニーがヴァンパイアと化したため、バッフィの行動を知り協力しようとするのだが・・・。
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ハイスクール・コメディにホラーを合体させた楽しい内容の作品なのだが、B級映画の域を脱していない、安っぽい仕上がりが気になる。
キュートな女子高生が恐ろしいヴァンパイアと闘うという設定自体は悪くないのだが、如何せん内容が陳腐であり、盛り上がりにも欠ける平凡な作品。
ドナルド・サザーランドやルトガー・ハウアーの出演に期待したのだが、彼らの魅力もや個性を生かし切っていないのも残念。
1997~2003年、続編となるテレビ・シリーズ「バフィー 〜恋する十字架〜」が放映された。
後に活躍する若手スターの出演は注目だ。
ヴァンパイア・キラーに選ばれて奮闘する女子高生クリスティ・スワンソン、彼女に協力して惹かれ合う仲になる青年ルーク・ペリー、ヴァンパイア・キラーを選び訓練をする謎の男ドナルド・サザーランド、暗黒時代のヴァンパイア、ルトガー・ハウアー、その従者ポール・ルーベンス、主人公の友人ヒラリー・スワンク、ヴァンパイアと化す青年デヴィッド・アークエット、教師のスティーヴン・ルート、男子生徒トーマス・ジェーン、主人公の両親ジェームズ・パラディとキャンディ・クラーク、主人公のボーイフレンド、ランドール・バティンコフ、バスケットボールの選手ベン・アフレック、ヴァンパイアのセス・グリーン、女子生徒リッキー・レイク、パリス・ヴォーハンなどが共演している。