サイトアイコン That's Movie Talk!

ポルノ☆スターへの道 Bucky Larson: Born to Be a Star (2011)

アダム・サンドラーの製作と脚本、彼の作品の常連でもあるコメディアンが脚本を兼ねた主演はニック・スウォードソンクリスティーナ・リッチドン・ジョンソンスティーヴン・ドーフ他共演、監督トム・ブラディによるコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:トム・ブラディ

製作
アダム・サンドラー

アレン・コヴァート
デヴィッド・ドーフマン
ジャック・ジャラプト
ニック・スウォードソン
脚本
アダム・サンドラー

ニック・スウォードソン
アレン・コヴァート
撮影:マイケル・バレット
編集:ジェイソン・ガーソン
音楽:ワディ・ワクテル

出演
バッキー・ラーソン:ニック・スウォードソン

キャシー・マッギー:クリスティーナ・リッチ
マイルス・ディープ:ドン・ジョンソン
ディック・シャドウ:スティーヴン・ドーフ
J・デイ:イードゥー・モセリ
ゲイリー:ケヴィィン・ニーロン
ジェレマイア・ラーソン:エドワード・ハーマン
デビー・ラーソン:ミリアム・フリン
クラウディオ:マリオ・ジョイナー
アントニオ:ニコラス・タートゥーロ
マージ:メアリー・パット・グリーソン
キャスティング・ディレクター:ジャッキー・サンドラー
クリント:カーティス・アームストロング
ラース:ブランドン・ハーデスティ
デイル:アダム・ハーシュマン
本人:ポーリー・ショア
ボゾボップ夫人:ビバリー・ポルシン
ボンデージの男:ジョナサン・ローラン
ダンテ:ピーター・ダンテ
本人:ジミー・ファロン

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

2011年製作 97分
公開
北米:2011年9月9日
日本:未公開
製作費 $10,000,000
北米興行収入 $2,529,400


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
アイオワ
田舎町のスーパー・マーケットのレジ係、出っ歯で冴えない世間知らずの青年バッキー・ラーソン(ニック・スウォードソン)は、ボゾボップ夫人(ビバリー・ポルシン)の袋詰めをしている最中、意地の悪い店長クリント(カーティス・アームストロング)にクビを言い渡される。

失意のバッキーだったが、ボゾボップ夫人は、彼が大スターになると言って励ます。

その夜、両親ジェレマイア・ラーソン(エドワード・ハーマン)とデビー(ミリアム・フリン)にも慰められたバッキーは、隣人のデイル(アダム・ハーシュマン)らと、1970年代のポルノ映画を観ることになる。
...全てを見る(結末あり)

ところが、その出演者がバッキーの両親だったため、帰宅した彼は、映画に出演した経緯などを二人から聞く。

バッキーは、ボゾボップ夫人にスターになれると言われたことを思い出し、自分は、生まれながらにスターになる運命だと決めつけて、両親に別れを告げてハリウッドに向かう。

あるダイナーに寄ったバッキーは、ウエイトレスのキャシー・マッギー(クリスティーナ・リッチ)に優しく声をかけられる。

泊まる場所もないバッキーは、キャシーの紹介で、アパートに住むゲイリー(ケヴィィン・ニーロン)から、空き部屋を借りられることになる。

翌日、俳優募集のチラシを見たバッキーは、オーディションで大失態を演ずるが、意外にも、両親のファンだった監督クラウディオ(マリオ・ジョイナー)に気に入られて、ポルノ・スターになる手助けをしてもらえることになる。

その夜、クラウディオに誘われて、怪しげなパーティーに向かったバッキーは、そこで、ポルノ界の大スター、ディック・シャドウ(スティーヴン・ドーフ)にからかわれてしまう。

翌日ダイナーで、バッキーは、その話をキャシーにして同情される。

その場にいた、落ちぶれた監督マイルス・ディープ(ドン・ジョンソン)は、バッキーに声をかける。

マイルスは、有名だった両親の息子バッキーを利用して再起を狙い、彼を映画に出演させることを約束する。

喜ぶバッキーだったが、相手の女性に興奮して自慰行為を始めてしまい、呆れたマイルスは撮影を止める。

その理由も分からず、キャシーの悩みを聞いたバッキーは、彼女が高級店のウエイトレスになることが夢であり、それに失敗したことを知り慰める。

ダイナーでマイルスに会ったバッキーは、ポルノ・スターになるには短小過ぎるため、裏方に回れと言われ、ショックを受けてしまう。

ところが、助手がネット上に流したバッキーの映像が反響を呼ぶ。

マイルスは、映像をプロデューサーのJ・デイ(イードゥー・モセリ)に見せるが、ディックも同席していた席で、彼は相手にされない。

それにめげないマイルスは、マフィアから資金を調達して映画を完成させるが、配給会社にばかにされてしまう。

その頃、バッキーとキャシーは、互いに励まし合い親交を深めていた。

そんな時、バッキーの映像のファンだというイタリア人で、有名なレストランのオーナーが、キャシーを雇う約束をしてくれる。

以前、高級店で客にやけどをさせてしまったキャシーは、それを気にして自信を失っていたが、バッキーの激励で希望を抱く。

更に、ネットで販売したマイルスの作品は大ヒットし、バッキーの主演作は、その後も大いに受ける。

バッキーは、キャシーに、ウエイトレスとしての自信を取り戻させるため、特訓を始める。

人気者になったバッキーは、”アダルト映画賞”授賞式に出席することになり、”恋人”キャシーや両親を伴い会場に姿を現す。

プレゼンター、ポーリー・ショアに名前を呼ばれ、バッキーは新人賞を受賞する。

その後の賞もバッキーは総なめにしてしまい、最高賞も受賞し、獲得数の新記録を作る。

ホテルに戻ったバッキーは、キャシーのために、”世界一のウエイトレス”と刻んだ銀のトレーをプレゼントする。

そして、男女関係の経験がない二人は愛し合う。

翌朝、楽しんだはずのキャシーだったが、色々な男性と付き合いたいということをバッキーに告げて、その場を去る。

失意のバッキーだったが、マイルスはJ・デイと組んで映画を撮りまくると興奮する。

撮影は始まるが、生気のないバッキーを見たマイルスは、彼の成功のために、自分がキャシーに立ち去るよう伝えたことを告白する。

バッキーは、正直に真実を知らせてくれたマイルスを許し、キャシーの元に向かう。

ディックに誘われたキャシーだったが、バッキーの成功は、彼が相手への思いやりがあるからだと言い切る。

そこに、バッキーが現れてキャシーへの愛を伝え、二人は愛を確かめる。

1年後、アイオワ
キャシーを連れて故郷に戻ったバッキーは、ステーキハウスをオープンし、二人の店は大繁盛する。

ある日、ゲイリーが店に現れ、”部屋代を払え、ジョン・メイヤーと同じだ!”と、バッキーに対して叫ぶ。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
アイオワ
田舎町で暮らす、出っ歯で冴えない世間知らずの青年バッキー・ラーソンは、ある老婦人に大スターになれると言われる。
そんなバッキーは、両親が1970年代にポルノ映画に出演していたことを知り、それに至った経緯などを聞く。
バッキーは、老婦人の言葉を思い出し、自分が生まれながらのスターになる運命だと信じて、両親に別れを告げてハリウッドに向かう。
あるダイナーで、ウエイトレスのキャシーに優しくされたバッキーは、彼女と同じアパートに住むゲイリーの空き部屋を借りることになる。
早速、ポルノ・スターを目指してオーディションを受けたバッキーは、失敗するものの、かつて活躍した監督マイルスと知り合う。
落ちぶれていたマイルスは、両親が有名だったバッキーを利用して、再起を目指そうとする。
しかし、まともに女性と接したこともないバッキーは、ポルノ・スターの素質はゼロで、マイルスは撮影を止めてしまう。
ところが、ネットに流した映像を見た、自信をなくしていた男性達にそれが受けて、バッキーは、一躍、成功の道を歩み始めるのだが・・・。
__________

アダム・サンドラーの製作と脚本による作品で、近年の彼の作品の常連でもある、盟友というより弟分的存在のコメディアン、ニック・スウォードソンの主演作として注目はされた。

ニック・スウォードソンが脇役に回り、アダム・サンドラーが主演すれば、まだ良かったかと思う程度の、お粗末に近いナンセンス・コメディに終わっている。

世間知らずでダサい青年を演ずるニック・スウォードソンには、主演は荷が重いという感じで、まずまず豪華なスターが共演しているが、ラジー賞を総なめにしそうであった評価も最悪に近かった、商業的にも大失敗に終わった作品。

高級店のウエイトレスになるのが夢だという地味な女性、主人公と結ばれるクリスティーナ・リッチ、成功だけ望む男かと思いきや、終盤、人情味を見せる映画監督ドン・ジョンソン、ポルノ・スターを雰囲気を出して演ずるスティーヴン・ドーフ、プロデューサーのイードゥー・モセリ、主人公のルームメイト、ケヴィィン・ニーロン、主人公の両親エドワード・ハーマンミリアム・フリン、本人役でジミー・ファロンなどが共演している。


モバイルバージョンを終了