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ブライズメイズ Bridesmaids (2011)

何をしてもうまくいかない30代の独身女性が親友の結婚式でブライズメイドを頼まれて巻き起こす騒動を描く、製作総指揮、監督ポール・フェイグ、主演クリステン・ウィグマーヤ・ルドルフローズ・バーンメリッサ・マッカーシー他共演の大ヒット爆笑コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ポール・フェイグ

製作総指揮:ポール・フェイグ
製作
ジャド・アパトー

バリー・メンデル
クレイトン・タウンゼント
脚本
クリステン・ウィグ

アニー・マモロー
撮影:ロバート・D・イェーマン
編集
マイケル・L・セイル

ウィリアム・カー
音楽:マイケル・アンドリュース

出演
アニー・ウォーカー:クリステン・ウィグ

リリアン・ドノヴァン:マーヤ・ルドルフ
ヘレン・ハリス:ローズ・バーン
メーガン:メリッサ・マッカーシー
リタ:ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ
ベッカ:エリー・ケンパー
ネイサン・ローズ巡査:クリス・オダウド
ダグ:ティム・ハイデッカー
ジュディ・ウォーカー:ジル・クレイバーグ
テッド:ジョン・ハム
ギル:マット・ルーカス
ブリン:レベル・ウィルソン
ブート・キャンプ・インストラクター:テリー・クルーズ

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ

2011年製作 125分
公開
北米:2011年5月13日
日本:2012年4月28日
製作費 $32,500,000
北米興行収入 $169,106,730
世界 $288,383,520


アカデミー賞 ■
第84回アカデミー賞

・ノミネート
助演女優(メリッサ・マッカーシー)
脚本賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ミルウォーキー
30代半ばで独身のアニー・ウォーカー(クリステン・ウィグ)は、ケーキ店を開業するものの失敗して、今は宝石店に勤めていた。

関係のあるテッド(ジョン・ハム)と進展もないアニーは、親友のリリアン・ドノヴァン(マーヤ・ルドルフ)から、フィアンセのダグ(ティム・ハイデッカー)と婚約したことを知らされる。

ブライズメイドを頼まれ、リリアンの幸せそうな顔を見て喜ぶアニーだったが、何をやってもうまくいかない自分の人生を思うと悲しくなる。

会員制クラブでの、婚約パーティーに向かったアニーは、リリアンから、いとこでブライズメイドのリタ(ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ)、ベッカ(エリー・ケンパー)、ダグの妹メーガン(メリッサ・マッカーシー)、ダグの上司の妻であるゴージャスな女性ヘレン・ハリス(ローズ・バーン)を紹介される。
...全てを見る(結末あり)

メイド・オブ・オナーとして挨拶したアニーだったが、マイクを受け継いだヘレンのスピーチに圧倒されてしまう。

アニーは再びマイクを握り話し始め、ヘレンも負けじと対抗する。

意地になったアニーは、マイクを奪い歌い始め、ヘレンもそれに加わり、二人は競い合う。

それを気にするリリアンだったが、アニーは、ヘレンとうまくやることと、二人で会うことを約束する。

その帰り道、どうしてもヘレンのことが気に入らないアニーは、蛇行運転でネイサン・ローズ巡査(クリス・オダウド)に止められてしまう。

ネイサンは、アニーのケーキ店がお気に入りだったために、尾灯が壊れていた違反を見逃し、車の修理工場まで紹介してくれる。

翌日、テニス・クラブで会ったアニーとヘレンは、簡単な会話を交わした後、試合をして相手を痛めつけようとする。

家をシェアするアニーは、同居人のギル(マット・ルーカス)に、妹のブリン(レベル・ウィルソン)にも家賃を払わせるべきだと提案するが、受け入れられない。

リリアンとアニーらブライズメイズは、パーティーの準備を始め、食事やドレス選びのために集まる。

ブラジル料理店で食事を済ませた6人は、超高級店でドレスの試着をするのだが、アニーとヘレン以外は吐き気を催して洗面所に向かう。

実はアニーも最悪の気分だったのだが、ヘレンの前で必死に堪え、その後、その場は大騒動となる。

その夜、テッドに会ったアニーだったが、彼をリリアンのパーティーに誘うものの断られてしまう。

帰りにネイサンに出くわしたアニーは、彼と意気投合して夜を明かす。

アニーは、独身最後の夜のパーティーを、リリアンの家族の湖畔の家で開くことをブライズメイズ達にメールで連絡する。

ところが、ヘレンがそれに反対してラスベガス行きを提案し、皆がそれに賛成してしまい、アニーは仕方なくそれに従う。

ヘレンが用意したファーストクラスを断ったアニーだったが、飛行機が苦手な彼女は落ち着かない。

アニーは、ヘレンからもらった薬とスコッチでハイになってしまい、ファーストクラスでトラブルを起こして、幻覚を見て機内放送でそれを伝えてしまう。

ワイオミング州、キャスパー国際空港
緊急着陸した機内から降ろされた6人は、シカゴ行きのバスに乗る。

リリアンはアニーに、メイド・オブ・オナーを任せたことを後悔していることと、ヘレンに全ての段取りをしてもらう考えを伝える。

それに納得するしかなかったアニーは、ミルウォーキーに戻り、ネイサンを誘いデートする。

アニーの話を聞いたネイサンは、ケーキ店を再開するべきだと言って彼女を励ます。

ネイサンは、アニーに好意を持っていることを伝え、二人は彼の家で愛し合い一夜を過ごす。

翌朝ネイサンは、アニーのためにケーキ作りの材料を用意するが、彼女は気分を害し、干渉されたくないと言って立ち去ってしまう。

アニーはリリアンに電話して、ネイサンの優しさを受け入れられず逃げ出してきたことをメッセージに残す。

翌日、ヘレンから、リリアンの結婚を祝うブランチの招待状がアニーに届く。

客とトラブルを起こし宝石店もクビになったアニーは、電話に出なかったネイサンにも見限られてしまう。

ギルとブリンに家も追い出されてしまったアニーは、母親ジュディの家に向かう。

ヘレンの招待を受けて、彼女の大邸宅に向かったアニーは、久し振りにリリアンと顔を合わせ、わだかまりがないことを確認する。

しかし、自分の手作りのプレゼントに対し、ヘレンはリリアンにパリ旅行をプレゼントしたため、アニーは我慢の限界に達して悪態をついて暴れ始める。

幸せな瞬間をぶち壊しにされたと言って、リリアンに非難されたアニーは、その場を去る。

街道で小動物に気づいたアニーは、急停車したために後続車に追突されてしまう。

現場に現れたネイサンは、尾灯も直さずに事故まで起こし、ヘレンの話をするアニーを痛烈に非難する。

そこに、ギルがアニーを迎えに現れたため、ネイサンは憤慨してその場を去る。

アニーは、ギルの下ネタが気に障り、車を止めさせて降りるが、彼にも愛想を尽かされてしまう。

家に閉じ籠っていたアニーを訪ねたメーガンは、いじけている彼女に人生の厳しさを教えようとする。

メーガンは、自分が高校時代に酷いいじめに遭いながら、それにめげなかったことを話す。

更に、不幸を他人のせいにするべきでないことと、リリアン以外にも友人はここにいるとメーガンはアニーに伝える。

メーガンに励まされたアニーは、ケーキを作る気になり、ネイサンの指示通りに車を直し、彼のお陰で修理代をタダにしてもらえる。

アニーは、ネイサンのためにケーキを焼いて届けるものの、彼は玄関に置かれたそれを受け取ろうとはしなかった。

結婚式当日、出席する気のなかったアニーの元を、ヘレンが訪ねて来る。

ヘレンは、リリアンが失踪してしまったことを伝え、アニーは、とりあえずネイサンに協力してもらおうとする。

夫にも相手にされず、友達もいなかったヘレンは、寂しかったことをアニーに伝えて謝罪する。

それを受け入れる気もなかったアニーは、ネイサンを見つけるものの無視されたため、無謀運転をして彼の気を引こうとする。

それでも無視するネイサンのパトカーに、アニーは軽く追突してしまう。

ようやく話を聞いてくれたネイサンは、リリアンがアパートにいるらしいことを調べてくれる。

アニーはネイサンに謝罪し、彼もわだかまりは消えるのだが、二人は心残りのまま別れる。

ヘレンとリリアンのアパートに向かったアニーは、一人で部屋に入り、ベッドにいた彼女に姿を消した理由を聞く。

準備をヘレンに任せたため、式の費用が莫大になり、何もかもメチャクチャになったと言うリリアンは、アニーに任せるべきだったと言って後悔し、二人は互いに謝罪する。

式に出る気になったリリアンは、ヘレンの選んだバカげたウェディング・ドレスを着て会場に向かう。

誓いの言葉を済ませたリリアンとダグのために、ヘレンは、招待した”ウィルソン・フィリップス”を紹介し、アニーにはこれが最後だと伝える。

大いに盛り上がったパーティーは終わり、リリアンとダグはハネムーンに向かい、アニーは、ヘレンと今後も友人でいることを確認する。

そしてアニーは、迎えに来たネイサンにキスされ、勤務中の彼と共にパトカーで走り去る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ミルウォーキー
30代半ばで独身のアニー・ウォーカーは、ケーキ店の経営に失敗して男運も悪く、何をしてもうまくいかなかった。
そんなアニーは、親友のリリアンが結婚することを知り、ブライズメイドを頼まれ、快くそれを引き受ける。
ところが、ブライズメイドの一人で、自分とは全く違う富豪夫人ヘレンが、準備を仕切り始めたため、アニーはそれが気に障る。
再三トラブルが起き、ブライズメイズをまとめられないアニーは、バチェロレッテ・パーティのためにラスベガスに向かう機内で大失態を演じ、遂にリリアンに見放されてしまう・・・。
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時に目立たない役の作品に出演したりもするクリステン・ウィグが、コメディアンとして、その才能を最大限に発揮した快心作で、彼女自身が担当した脚本も高く評価された。

下品な下ネタ満載の作品ではあるが、終盤は、主人公が人生を見つめ直すきっかけを掴む、ヒューマン・ドラマ風で締めくくられている。

宣伝では、ブライズメイズそれぞれが、強烈にアピールされているが、ほぼ全編でクリステン・ウィグの圧倒的個性がスクリーンを占領している。

作品は大いに受けて、北米興行収入は約1億6900万ドル、全世界では2億8800万ドルの大ヒットとなった。

第84回アカデミー賞では、助演女優(メリッサ・マッカーシー)と脚本賞にノミネートされた。

また、本作は、主人公の母親を演じたジル・クレイバーグの遺作であり、彼女は公開を待たずに他界した。

主人公を演ずるクリステン・ウィグとは、「サタデー・ナイト・ライブ」時代の盟友でもある、親友を演ずるマーヤ・ルドルフ、ブライズメイズで、主人公のライバル的存在のローズ・バーン、怪演が光る花婿(ティム・ハイデッカー)の妹役メリッサ・マッカーシー、同じくブライズメイズのウェンディ・マクレンドン=コーヴィエリー・ケンパー、主人公とは、紆余曲折の末に結ばれるであろう警官クリス・オダウド、主人公と関係を持つ男性ジョン・ハム、主人公の同居人マット・ルーカスと妹レベル・ウィルソン、そして、ブート・キャンプ・インストラクターのテリー・クルーズらが共演している。


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