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烙印 Branded (1950)

大牧場主の金をだまし取ろうとするガンマンの行動を描く、監督ルドルフ・マテ、主演アラン・ラッドモナ・フリーマンチャールズ・ビックフォード他共演の西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇


スタッフ キャスト
監督:ルドルフ・マテ
製作:メル・エプスタイン
原作:マックス・ブランド”Montana Rides”
脚本
シドニー・ボーム
シリル・ヒューム
撮影
チャールズ・ラング
W・ウォレス・ケリー
編集:アルマ・マクロリー
音楽:ロイ・ウェッブ

出演
チョーヤ:アラン・ラッド
ルース・レイヴリー:モナ・フリーマン
リチャード・レイヴリー:チャールズ・ビックフォード
T・ジェファーソン”レフ”レフィングウェル:ロバート・キース
ルブリズ:ジョセフ・カレイア
トニオ:ピーター・ハンセン
レイヴリー夫人:セレナ・ロイル
ランサム:トム・タリー
タトゥー:ジョン・バークス
ドーソン:ミルバーン・ストーン
ヘルナンデス:マーティン・ガララガ
カウボーイ:ポール・フェザーストーン

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1950年製作 94分
公開
北米:1950年12月23日
日本:1952年6月30日


ストーリー
テキサス
商店に立てこもったガンマンのチョーヤ(アラン・ラッド)は、周囲を包囲されるものの、その場から逃亡する。
その様子を見ていたT・ジェファーソン”レフ”レフィングウェル(ロバート・キース)とタトゥー(ジョン・バークス)は、チョーヤを利用するために捜す。
山中でチョーヤを見つけたレフとタトゥーは、大牧場主のリチャード・レイヴリー(チャールズ・ビックフォード)から金をだまし取る計画を話し、手を組むことになる。
チョーヤは、アザに見せかけるために、右肩にタトゥーを入れる。
レフは、タトゥーを殺して分け前を自分のものにしようとする。
レフと別れレイヴリーの牧場に向かったチョーヤは、牧童頭のランサム(トム・タリー)に仕事がほしいことを伝えるものの、殴られそうになる。
ランサムを殴り倒したチョーヤは、その場に現れたレイヴリーに、職を探していることを伝える。
チョーヤが気になるレイヴリーの娘ルース(モナ・フリーマン)は、一旦、雇って様子を見るようランサムに指示し、チョーヤは雇われることになる。
その夜、チョーヤとルースは、昼間の互いの態度を謝罪する。
ルースは、今は父と母(セレナ・ロイル)と暮らすが、兄が5歳の時に誘拐されて行方不明になり、父が10万ドルの懸賞金を出し捜していることをチョーヤに話す。
翌日、チョーヤが野生馬に乗る様子を見たレイヴリーは激怒し、彼を殴り倒す。
反撃するチョーヤと格闘になったレイヴリーは、彼の肩のアザに気づき、息子と同じものではないかと思う。
驚いたレイヴリーは、チョーヤが息子の可能性があるため、それを確かめようとするのだが・・・。


解説 評価 感想
1935年に発表された、マックス・ブランドの小説”Montana Rides”を基に製作された作品。

ハンガリー出身で撮影監督としても活躍したルドルフ・マテが監督し、主演はアラン・ラッドモナ・フリーマンチャールズ・ビックフォードなどが共演した作品。

大牧場主の金をだまし取ろうとするガンマンの行動を描く西部劇。

複雑な人間関係と、悪党である主人公の心情と心の変化をドラマチックに描く、ルドルフ・マテの演出手腕が見どころの作品。

ガンマンではあるが悪党には見えない主人公のアラン・ラッドが、騙そうとした、息子が誘拐された牧場主家族と接し苦悩する姿と、どのような結末に至るかが非常に興味深く描かれている。

主演のアラン・ラッドは、牧場主から現金を奪う話に乗るものの、その家族との関係を深めて改心する男を熱演している。

主人公と惹かれ合うようになる大牧場主の娘モナ・フリーマン、その父親である牧場主のチャールズ・ビックフォード、主人公と手を組み牧場主から金をだまし取ろうとするロバート・キース、彼が誘拐したとは知らずに牧場主の息子を育てたジョセフ・カレイア、彼に育てられた牧場主の息子ピーター・ハンセン、その母親である牧場主の妻セレナ・ロイル、牧童頭トム・タリー、主人公にタトゥーを入れる男ジョン・バークス、連邦保安官のミルバーン・ストーンなどが共演している。


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