勉強一筋だった親友同士の女子高生が失った青春を取り戻そうとして巻き起こす騒動を描く、監督オリヴィア・ワイルド、主演ビーニー・フェルドスタイン、ケイトリン・デヴァー、ジェシカ・ウィリアムズ、リサ・クドロー、ジェイソン・サダイキス、ビリー・ロード他共演の青春コメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:オリヴィア・ワイルド
製作
ミーガン・エリソン
チェルシー・バーナード
デヴィッド・ディステンフェルド
ジェシカ・エルバウム
ケイティ・シルバーマン
製作総指揮
ウィル・フェレル
アダム・マッケイ
ジリアン・ロングネッカー
スコット・ロバートソン
アレックス・G・スコット
脚本
エミリー・ハルパーン
セーラ・ハスキンズ
スザンナ・フォーゲル
ケイティ・シルバーマン
撮影:ジェイソン・マコーミック
編集
ブレント・ホワイト
ジェイミー・グロス
音楽:ダン・ジ・オートメイター
出演
モリー・デヴィッドソン:ビーニー・フェルドスタイン
エイミー・アンツラー:ケイトリン・デヴァー
ファイン:ジェシカ・ウィリアムズ
シャーメイン・アンツラー:リサ・クドロー
ダグ・アンツラー:ウィル・フォーテ
ジョーダン・ブラウン校長:ジェイソン・サダイキス
ジジ:ビリー・ロード
ホープ:ダイアナ・シルヴァーズ
ジャレッド:スカイラー・ギソンド
アナベル/トリプルA:モリー・ゴードン
ジョージ:ノア・ガルヴィン
アラン:オースティン・クルート
ライアン:ヴィクトリア・ルエスガ
テオ:エドゥアルド・フランコ
タナー:ニコ・ヒラガ
ニック・ハウランド:メイソン・グッディング
ピザ店の店員パット:マイク・オブライエン
シンディ:ブルーシー・バーク
ロブ:クリストファー・アヴィラ
アリソン:ステファニー・スタイルズ
ディック:アダム・サイモン・クリスト
スキップ:ギデオン・ラング
アプリの音声:マーヤ・ルドルフ
アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
2019年製作 105分
公開
北米:2019年5月24日
日本:2020年8月21日
製作費 $6,000,000
北米興行収入 $22,680,960
世界 $24,959,610
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ロサンゼルス。
長年の親友である高校3年生のモリー・デヴィッドソン(ビーニー・フェルドスタイン)とエイミー・アンツラー(ケイトリン・デヴァー)は、成績優秀ではあるものの、同級生からは気取っていると思われている。
モリーはイェール大学、エイミーはコロンビア大学に進学が決まっていたが、生徒間では進学先の話はNGという決まりになっていた。
卒業式を前に、生徒会長のモリーは、引継ぎの件で校長のジョーダン・ブラウン(ジェイソン・サダイキス)に相談する。
副会長のニック・ハウランド(メイソン・グッディング)と話せと言われたモリーは、人気者で馬鹿げたことばかりする彼を見下していたが、実は惹かれていた。
人気がある教師ファイン(ジェシカ・ウィリアムズ)は、テオ(エドゥアルド・フランコ)からパーティーに誘われる。
ファインは、自分のクラスではない裕福な生徒ジャレッド(スカイラー・ギソンド)からプレゼントを受け取る。 アラン(オースティン・クルート)と共に演劇部の宣伝をしたジョージ(ノア・ガルヴィン)は、エイミーがボツワナに旅行することを知る。 ランチタイムにモリーは、2年前にゲイだとカミングアウトしたエイミーが、惹かれているライアン(ヴィクトリア・ルエスガ)に告白できないことをからかう。 その後、トイレにいたモリーは、テオとタナー(ニコ・ヒラガ)、そしてアナベル/トリプルA(モリー・ゴードン)が、自分の悪口を言う会話を聞いしまう。 3人の話を気にしないモリーは、イェールに進学する自分の輝かしい将来について語り彼らをバカにする。 ところが、アナベルもイェール、タナーはスタンフォード大学、テオは落第生にも拘わらず、アップルを蹴ってスカウトされたGoogleに高報酬で就職が決まっていることを知ったモリーは驚く。 勉強一筋だったモリーは、遊び人の3人が名門校に進学し一流企業に就職したことで大きなショックを受ける。 間抜けだと思っていたニックはジョージタウン大学、ジジ(ビリー・ロード)は第5志望でハーバード大学に進学すると知ったモリーは激怒し、すべてを犠牲にして勉強だけしてきたことを後悔する。 モリーは、ニックが開くパーティーに参加することを考え、気乗りしないエイミーを誘い説得する。 自分の部屋でモリーと支度をしたエイミーは、父ダグ(ウィル・フォーテ)と母シャーメイン(リサ・クドロー)に、モリーの家に泊まる許可を得て出かける。 パーティー会場のニックの叔母の家が分からないモリーとエイミーは、ジャレッドを呼ぶ。 ジジからの電話に出たジャレッドは、車に大切なものを忘れたと言われ、モリーとエイミーは、それがドラッグだと気づく。 ジャレッドが急停車したために、モリーとエイミーはドラッグを浴びてしまうが、それがビタミン剤だと知らされる。 船上のパーティーに連れて行かれたモリーとエイミーは、そこにいたハイなジジとジャレッドに付き合いきれず、その場を去る。 目的は達したので帰ろうと言うエイミーに、アランからの情報でパーティーの住所が分かったモリーは、”マララ”を発動する。 無条件で友を支える誓いであるそれに従うしかないエイミーは、仕方なくモリーと共に”Lyft”を呼び、ドライバーがブラウンだったために驚く。 パーティーではライアンとの関係を深めるつもりのエイミーは、モリーの勧めでポルノを見ることになり、イヤホンで音声を聴いたものの、誤って車のスピーカーに音が流れてしまい、ブラウンを驚かせる。 目的地に着き車を降りたモリーとエイミーは、殺人事件のミステリー・パーティーを演劇部として開催するジョージの家だと知る。 その場にいたアランを責めるモリーは、ジョージから役を与えられてしまい、そこにもジジがいたために驚く。 モリーとエイミーは、船上で幻覚剤入りのイチゴを食べさせたことをジジから知らされて、気分が悪くなり、自分たちがプラスチック製のファッションドールになった幻覚を見る。 何とかジョージの家から脱出したモリーとエイミーは、その場にしゃがみ込み、ベランダから話しかけるジジに気づく。 モリーが密かにニックに惹かれていることを知ったエイミーは、図書館に向かい、彼の叔母の家を捜そうとする。 ネット上にアップされたニックのパーティーで、大量に重ねた”リド・ピザ”をテオが潰す動画を見たモリーとエイミーは、その注文を調べることを考える。 ピザ店の配達係パット(マイク・オブライエン)は、車の中にいたモリーとエイミーに脅されるものの、相手が子供だと知り、逆に犯罪に備えるための話を始める。 エイミーがパットに動画を見せて、大量注文の家の住所を教えてもらい、彼が送ってくれないために車を降りる。 エイミーは携帯電話を車の中に忘れてしまい、モリーがファインに電話をするものの、バッテリーが切れてしまう。 愕然とする2人だったが、迎えに来てくれたファインの車に乗り、ニックの叔母の家に送ってもらうことになる。 ファインも高校時代に遊ばなかったことを知ったモリーとエイミーは、それを取り戻そうとした20代は最悪だったという彼女の話を聞く。 2人のダサいペアルックに気づいたファインは、車に積んであった洋服を貸して目的地で降ろす。 緊張しながら家の中に入ったモリーは、ニックに誘われてダンスすることを想像する。 2人は歓迎され、モリーに促されたエイミーはライアンの元に向かう。 ファインもパーティーに参加し、テオは彼女に気づく。 エイミーはライアンと話し、カラオケを楽しむことにする。 モリーは、ニックと”ビアポン”をしながらいい雰囲気になり、彼は席を外す。 カラオケを楽しんだエイミーは、ライアンとプールに入る。 ライアンを捜したエイミーは、彼女がニックとキスしていたために驚きショックを受ける。 動揺するエイミーは、ニックを待っていたモリーに帰りたいと伝える。 ニックとは順調だと話すモリーから”マララ”と言われたエイミーは、いつも自分の人生をコントロールしようとする彼女と口論になる。 エイミーが旅行ではなく、ギャップ・イヤーを活用して1年間ボツワナで過ごし、進学は来年にするつもりだと知ったモリーは驚き憤慨し、罵り合う2人を皆が注目する。 エイミーはトイレに駆け込み、そこにいたホープ(ダイアナ・シルヴァーズ)とも衝突する。 しかし、エイミーはホープにキスしてしまい、2人は求め合う。 エイミーと喧嘩をしたことを後悔するモリーは、ジャレッドと話をして少しは気が楽になる。 その気になったホープと愛し合おうとしたエイミーは嘔吐してしまい、気分を害したホープに追い払われる。 ニックとライアンがキスしているの目撃してしまったモリーはショックを受け、エイミーを捜すものの見つからない。 そこに警官が現れ、エイミーが犠牲になって皆を逃がす。 卒業式当日。 警察署に向かったモリーは、掲示板の手配書を見て、ピザ店のパットが殺人犯だったことに気づく。 エイミーと面会したモリーは、自分がすべてを操ろうとしてことを謝罪し、互いの友情を確認する。 卒業式にエイミーを連れて行くつもりのモリーは、警察と取引すると言ってパットの手配書を見せる。 モリーは、釈放されたエイミーと共に、ジャレッドから借りた車で学校に向かう。 ブラウンは、卒業生総代のモリーが来ないために焦り、ジャレッドがスピーチの代読を頼まれていることを知る。 ジャレッドはスピーチを始め、エイミーが運転して暴走する車が到着する。 ステージに上がったモリーはジャレッドにキスをし、即興でスピーチを行い喝采を受ける。 数日後、モリーとシャーメインと共にボツワナ行きの準備をしていたエイミーは、訪ねて来たホープと話をする。 エイミーは、夏はバックパック旅行をすると言うホープから電話番号を受け取る。 エイミーの”ボルボ”を譲ってもらったモリーは、彼女を空港まで送る。 別れを告げた2人は、涙ぐみながら互いを気にする。 車を走らせようとしたモリーは、エイミーが目の前に現れたために驚く。 感傷に浸っていたと伝えたモリーは、最後のフライトにすることにしたエイミーから、パンケーキを食べることを提案されて同意する。
...全てを見る(結末あり)
目覚めたモリーが携帯電話をチェックすると、皆がエイミーを心配していることに気づき、彼女が逮捕されたことを知る。
*(簡略ストーリー)
ロサンゼルス。
長年の親友である高校3年生のモリー・デヴィッドソンとエイミーは、高校生活を楽しむことなく勉強一筋の生活を送り、成績優秀で卒業することになる。
ところが、パーティー三昧で遊んでばかりいた同級生も皆、名門校に進学したことを知ったモリーとエイミーは、卒業前のパーティーに参加して楽しむことを考えるのだが・・・。
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俳優として活躍するオリヴィア・ワイルドの監督デビュー作であり、製作総指揮にウィル・フェレルとアダム・マッケイが加わっている。
勉強一筋だった親友同士の女子高生が、失った青春を取り戻そうとして巻き起こす騒動を描く青春コメディ。
卒業を控えた高校生がバカ騒ぎをするというお決まりのストーリーなのだが、高校生活を楽しみだけに費やし浪費していると思っていた同級生が皆、名門校に進学し、主人公の1人が同性愛者だという設定に新鮮味があり、ハイテンションで展開する内容は実に面白い。
底抜けに明るいアメリカの高校生達の言動は実に愉快であり、長年の親友としての役柄に現実味を持たせるため、オリヴィア・ワイルドの指示で10週間一緒に暮らしたという、主人公の秀才2人組を演ずるビーニー・フェルドスタインとケイトリン・デヴァーの息はピッタリであり、演出、演技ともに各方面で絶賛された。
生徒たちに人気の教師ジェシカ・ウィリアムズ、エイミー(ケイトリン・デヴァー)の両親リサ・クドローとウィル・フォーテ、当時のオリヴィア・ワイルドの夫である校長役のジェイソン・サダイキス、主人公の同級生ビリー・ロード(キャリー・フィッシャーの娘)、エイミーと惹かれ合う仲になるダイアナ・シルヴァーズ、裕福だが孤独なスカイラー・ギソンド、ひねくれ者タイプのモリー・ゴードン、演劇部のノア・ガルヴィンとオースティン・クルート、エイミーが惹かれるヴィクトリア・ルエスガ、落第生ながらGoogleにスカウトされたエドゥアルド・フランコ、その友人ニコ・ヒラガ、人気者のメイソン・グッディング、ピザ店の店員マイク・オブライエン、同級生のブルーシー・バーク、クリストファー・アヴィラ、ステファニー・スタイルズ、アダム・サイモン・クリスト、ギデオン・ラング、そして、アプリの音声でマーヤ・ルドルフなどが共演している。