1980年に公開されてヒットした「ブルース・ブラザース」の続篇。 出所したエルウッドが兄亡き後、再びバンドを結成するために巻き起こす騒動を描く、製作、監督、脚本ジョン・ランディス、製作、脚本、主演ダン・エイクロイド、ジョン・グッドマン、ジョー・モートン他共演のコメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・ランディス
製作
ダン・エイクロイド
ジョン・ランディス
レスリー・ベルツバーグ
脚本
ダン・エイクロイド
ジョン・ランディス
撮影:デイヴィッド・ヘリントン
編集:デール・ベルディン
音楽:ポール・シェイファー
出演
エルウッド・ブルース:ダン・エイクロイド
”マイティ”マック・マクティア:ジョン・グッドマン
バスター・ブルース:J・エヴァン・ボニファント
ケイベル・チェンバレン:ジョー・モートン
スティーヴ”ザ・コーネル”クロッパー:スティーヴ・クロッパー
ドナルド”ダック”ダン:ドナルド”ダック”ダン
マーフィー”マーフ”ダン:マーフィー・ダン
ウィリー”トゥー・ビッグ”ホール:ウィリー・ホール
トム”ボーンズ”マローン:トム・マローン
”ブルー・ルー”マリーニ:ルー・マリーニ
マット”ギター”マーフィー:マット・マーフィー
アラン”ファビュラス”ルービン:アラン・ルービン
エリゾンド警部補:ニア・ピープルズ
モーリー・スライン:スティーヴ・ローレンス
マルコ:ポール・シェイファー
マタラ:シャーン・ジョンソン
クリオフォス・ジェームズ牧師:ジェームス・ブラウン
マーフィー夫人:アレサ・フランクリン
更生施設所長:フランク・オズ
クイーン・ムセット:エリカ・バドゥ
マルヴァーン・ガスペロン:B.B.キング
ボブ:ジェフ・モリス
マザー・メアリー・スティグマ:キャスリーン・フリーマン
”ルイジアナ・ゲーター・ボーイズ”
エリック・クラプトン
ボー・ディドリー
アイザック・ヘイズ
ジャック・ディジョネット
スティーヴ・ウィンウッド
ジェフ・バクスター
ゲイリー・U.S.ボンズ
クラレンス・クレモンズ
ジョン・ファディス
ドクター・ジョン
トミー・マクドネル
チャーリー・マッセルホワイト
ビリー・プレストン
ルー・ロールス
ジョシュア・レッドマン
ココ・テイラー
トラヴィス・トリット
ジミー・ヴォーン
グローヴァー・ワシントン・ジュニア
ウィリー・ウィークス
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1998年製作 123分
公開
北米:1998年2月6日
日本:1998年5月30日
製作費 $28,000,000
北米興行収入 $14,051,380
世界 $26,000,000
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
18年後、イリノイ州、服役者更生テクノロジー施設。
出所したエルウッド・ブルース(ダン・エイクロイド)は、亡くなった兄ジェイクのことを想い、施設の外に一日中立ち続ける。
それを知った所長(フランク・オズ)は、エルウッドの元に向い慰める。
直後に現れたマタラ(シャーン・ジョンソン)の車でシカゴに向かったエルウッドは、彼女がドラマーのウィリー”トゥー・ビッグ”ホール(ウィリー・ホール)に言われてきたことを知る。
中古車業者のマルヴァーン・ガスペロン(B.B.キング)から払い下げのパトカーを買おうとしたエルウッドは、現金がなかったため金を工面してくるよう言われる。
手紙を受け取っていた恩師のマザー・メアリー・スティグマ(キャスリーン・フリーマン)を訪ねたエルウッドは、管理人のカーティス(キャブ・キャロウェイ/写真)が亡くなったことを知る。 ジェイクやカーティスも世を去り悲観するエルウッドを情けなく思うマザー・メアリーは、彼に喝を入れる。 カーティスの子供がいたことをマザー・メアリーから知らされたエルウッドは、親代わりだったカーティスの子が義理の弟で家族のようなものだと考える。 カーティスの子がこの街にいて、ケイベル・チェンバレン(ジョー・モートン)という名だと知ったエルウッドは、マザー・メアリーに子供に興味があると思われる。 マザー・メアリーは、孤児のバスター(J・エヴァン・ボニファント)の世話をするようエルウッドに伝え、意見する彼に有無を言わせない。 ケイベルが警察署にいることを知ったエルウッドは、ついて来たバスターを外に残して署内に入る。 受付でケイベルが署長だと知ったエルウッドは、驚きながら彼と面会する。 ケイベルはエルウッドの身元を調べて犯罪歴を確認し、名前が出たジェイクも同様に調べる。 義弟だと言われたケイベルは、実の父だというカーティスの写真を見せられる。 不倫相手の子だと言われたケイベルは、母親に電話をしてそれを確認し動揺する。 車を買う金かバンドに入ることをエルウッドに要求されたケイベルは、激怒して彼を追い出す。 バスターがケイベルにぶつかって財布と警察バッジを盗み、それを渡されたエルウッドはマルヴァーンから車を買う。 その頃、バスターが戻らないことを知らされたマザー・メアリーは、エルウッドのしたことだと考える。 ウィリーのストリップ・クラブに向かったエルウッドは、ダンサーだったマタラに声をかけられる。 再びバンドを組みたいことをウィリーに伝えたエルウッドは、その情熱を語る。 署に届けられた財布を部下のエリゾンド警部補(ニア・ピープルズ)から受け取ったケイレブは、借金に感謝しバンドの件を考えてほしいというエルウッドからのメモを確認し彼を指名手配する。 クラブのステージに上がったエルウッドは、ダンサー達と共に歌い楽しむ。 ウィリーがロシアン・マフィアに金を払っていることを知ったエルウッドは、それを許せない。 その後、ウィリーが留守の間に現れたロシア人二人を酔わせたエルウッドは、バーテンダーの”マイティ”マック・マクティア(ジョン・グッドマン)の助けを借りて、ロシア人を縛り路地に放置する。 手伝う条件だったステージでご機嫌に歌うマックとの約束を果たしたとエルウッドだったが、ロシア人に襲われて店は焼かれる。 ロシア人はエルウッドとマックを見つけるが、焼け死ぬと思いその場を去る。 店から脱出したエルウッドとマックは、バスターを連れて逃走するがロシア人に追われる。 画鋲を撒きロシア人の車を横転させて振り切ったエルウッドは、マックが歌えることとウィリーには新たな職が必用になったことが好都合だと考える。 ウィリーの店の火災現場を調べていたエリゾンドは、エルウッドが出演したポスターを見つける。 メルセデス・ベンツのディーラーを経営していたマット”ギター”マーフィー(マット・マーフィー)と”ブルー・ルー”マリーニ(ルー・マリーニ)に再会したエルウッドは、マックを紹介してバンドを組むことを伝える。 そこに戻った妻(アレサ・フランクリン)はマットに警告するが、仕方なく彼女は夫の好きなようにさせる。 その後エルウッドは、ラジオのDJをしていたスティーヴ”ザ・コーネル”クロッパー(スティーヴ・クロッパー)、ドナルド”ダック”ダン(ドナルド”ダック”ダン)をバンドに誘う。 ロシア人の葬儀を行っていたアラン”ファビュラス”ルービン(アラン・ルービン)は、現れたエルウッドを追い払おうとする。 エルウッドとマックはロシア人に暴言を吐き、二人に気づいた彼らはアランを乗せて逃げる車を銃撃する。 マーフィー”マーフ”ダン(マーフィー・ダン)も仲間に入れたエルウッドは、ルイジアナのクイーン・ムセット(エリカ・バドゥ)が、バンド・コンテストを企画していることをプロモーターのモーリー・スライン(スティーヴ・ローレンス)から知らされる。 その頃、ロシアン・マフィアは、”ブルース・ブラザース”のメンバーを確認して抹殺することを考える。 エルウッドらバンド・メンバーは、ルイジアナに向い旅立つ。 バスターが消えて7日が経ち、マザー・メアリーは警察に通報し、ケイベルは、エルウッドが子供を誘拐したと言う連絡を受ける。 ボブ(ジェフ・モリス)のレストランで食事をしていたエルウッドは、トイレにいる間に警官が入って来たことに気づく。 エルウッドはその場から逃走し、駆けつけたケイベルはそれを追う。 落ち合う場所をエルウッドと電話で確認したマーフらは、店主のボブから、以前、会ったことがあると言われて焦る。 州境が封鎖されていることを知ったエルウッドは、車で川を渡る。 メンバーと待ち合わせしたコンサート会場に着いたエルウッドらは、派手な登場の仕方でステージに上がり、”ブルーグラス・ブラザース”として紹介されて”Ghost Riders In The Sky”を熱唱する。 その場に着いていたケイベルらは、嵐となり興奮する客達に邪魔されて姿を消したエルウッドらを逃がしてしまう。 エリゾンドは、エルウッドらがクイーン・ムセットの元に向かったことをケイベルに知らせ、それをロシア人も聞いていた。 その後、街道で車がガス欠になり、バンド・メンバーは諦めて引き返そうとする。 気落ちするもののバスターに励まされたエルウッドは、メンバーを説得する。 歩いて会場に向かおうとするエルウッドを見て、メンバーは仕方なく同行する。 途中の伝道集会に、クリオフォス・ジェームズ牧師(ジェームス・ブラウン)が招かれていることを知ったエルウッドは驚く。 追跡するケイベルは、エルウッドらが伝道集会会場に向かったという報告を受ける。 集会は始まるものの、現れたケイベルはエルウッドを逮捕しようとする。 そこに登場したジェームズ牧師は、この世に罪なき者はいないと語り、それに影響されて魂の声を聞いたケイベルは、ステージに上がり歌い始める。 エリゾンドがエルウッドを逮捕しようとするが、ガソリンを調達したブルー・ルーが車に乗り現れる。 ケイベルはマックに車に乗せられ、エルウッドらメンバーは逃走する。 エルウッドらは道路工事現場を突破するが、エリゾンドらに続くパトカー数十台は追突事故を起こす。 オーディション会場であるクイーン・ムセットの農園に着いたエルウッドらは、ブードゥーの妖女である彼女の屋敷に向かう。 現れたクイーン・ムセットは、楽器を提供してブルース・ブラザースの実力を確かめ、コンテストの出場を認める。 エリゾンドらは、エルウッドらが出場するコンテスト会場に向かう。 コンテストは始まり、新しい職を見つけると言っていた、中古車業者のマルヴァーンが参加する”ルイジアナ・ゲーター・ボーイズ”が登場する。 素人バンドだろうと馬鹿にしていたブルース・ブラザースのメンバーは圧倒されるが、やるしかないということで意見が一致して演奏を始めて喝采を受ける。 結果はルイジアナ・ゲーター・ボーイズの優勝となるが、そこにロシアン・マフィアが現れて、ブルース・ブラザースを引き渡すよう要求し発砲する。 クイーン・ムセットはロシア人らをネズミにしてしまい、エリゾンドらが現れるが、ケイベルは転職したと伝える。 納得したエリゾンドは、ブルース・ブラザースとルイジアナ・ゲーター・ボーイズのジャムを観客と共に楽しむ。 会場に現れたマザー・メアリーに気づいたエルウッドはステージを降り、別れたくないと言うバスターに誘拐されるという段取りで旅立つことになり、マックとケイベルに別れを告げる。 エルウッドとバスターは車でその場から逃走し、追跡してくるパトカーを振り切ろうとする。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
18年後、出所したエルウッド・ブルースは、兄ジェイクが亡くなったことを哀しみながらシカゴに向かう。
恩師マザー・メアリーに会ったエルウッドは、亡くなったカーティスに息子のケイレブがいたことを知らされ、孤児のバスターの世話をするよう指示される。
警察署長だったケイベルに会ったエルウッドは、カーティスの息子だと言って信じない彼に、借金とバンドに入ることを要求するが、その場から放り出される。
バスターがケイベルの財布を盗み現金を抜き取って車を手に入れたエルウッドは、”ブルース・ブラザース”の再結成のためにドラマーのウィリーの経営するストリップ・クラブに向かう。
ウィリーがロシアン・マフィアに金を払っていることを知ったエルウッドは、バーテンダーのマックと共にそれを追い払う。
その後もバンド・メンバーを集めるエルウッドだったが、ロシア人に襲われ、バスターを誘拐したと言われ警察にも追われることになる・・・。
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故人となっていたジョン・ベルーシ、キャブ・キャロウェイ、ジョン・キャンディら以外でバンド・メンバーなどはほぼ全作と同じキャスト、更にはB.B.キングやエリック・クラプトン、アイザック・ヘイズら錚々たる大物ミュージシャンの競演は前作を上回る顔ぶれだ。
しかし、前作のようなインパクトもなく、同じような状況作り繰り返す内容は物足りないの一言で、批評家、観客からも酷評された。
北米興行収入は製作費2800万ドルの半分の約1400万ドル、前作でもそれを回収できない約2600万ドルという惨憺たる結果に終わってしまった。
ジョン・ベルーシが登場しないために面白さ半減とかいう問題ではなく、これだけの大物を揃えた、超話題作の続篇でも全く受け入れられない典型的な失敗作と言われてしまった。
バンド・メンバーを引き連れて奮闘する主人公を熱演はしているダン・エイクロイド、その新たな相棒となるジョン・グッドマン、主人公を慕う孤児J・エヴァン・ボニファント、主人公を追い続けるものの、魂の声を聞きバンドに参加してしまう警察署長ジョー・モートン、バンド・メンバーのスティーヴ・クロッパー、ドナルド”ダック”ダン、マーフィー・ダン、ウィリー・ホール、トム・マローン、ルー・マリーニ、マット・マーフィー、アラン・ルービン、警部補ニア・ピープルズ、プロモーターのスティーヴ・ローレンス、コンテストの進行役とミュージシャンのポール・シェイファー、牧師ジェームス・ブラウン、マーフィー夫人のアレサ・フランクリン、更生施設所長のフランク・オズ、クイーン・ムセットのエリカ・バドゥ、中古車業者とミュージシャンのB.B.キング、レストラン店主ジェフ・モリス、主人公の恩師のキャスリーン・フリーマンなどが共演している。