”ヴァリアント・コミックス”のケヴィン・ヴァンフック、ドン・パーリン、ボブ・レイトンによる”Bloodshot”を基に製作された作品。 最新のテクノロジーにより超人的なパワーを得た兵士の戦いを描く、製作、主演ヴィン・ディーゼル、エイザ・ゴンザレス、ガイ・ピアース、サム・ヒューアン、トビー・ケベル、タルラ・ライリー、ラモーネ・モリス他共演、監督デヴィッド・S・F・ウィルソンによるアクション。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:デヴィッド・S・F・ウィルソン
製作
ニール・H・モリッツ
トビー・ジャッフェ
ディネーシュ・シャムダサーニ
ヴィン・ディーゼル
製作総指揮
ダン・ミンツ
ルイス・G・フリードマン
ユー・ドン
ジェフリー・チャン
原作
”Bloodshot”
ケヴィン・ヴァンフック
ドン・パーリン
ボブ・レイトン
脚本
ジェフ・ワドロウ
エリック・ハイセラー
撮影:ジャック・ジューフレ
編集:ジム・メイ
音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー
出演
レイ・ギャリソン/ブラッドショット:ヴィン・ディーゼル
KT:エイザ・ゴンザレス
エミール・ハーティング博士:ガイ・ピアース
ジミー・ダルトン:サム・ヒューアン
マーティン・アックス:トビー・ケベル
ジーナ・ギャリソン:タルラ・ライリー
ウィルフレッド・ウィガンズ:ラモーネ・モリス
ニック・バリス:ヨハネス・ヘイクル・ヨハネソン
マーカス・ティブス:アレックス・ヘルナンデス
エリック:シッダールス・ダナンジェイ
アメリカ 映画
配給 Sony Pictures Releasing
2020年製作 109分
公開
北米:2020年3月13日
日本:2020年5月29日
製作費 $45,000,000
北米興行収入 $12,561,820
世界 $33,542,460
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ケニア、モンバサ。
アメリカ兵レイ・ギャリソン(ヴィン・ディーゼル)は、人質救出作戦を成功させる。
イタリア、アヴィアーノ空軍基地。
到着したレイは妻ジーナ(タルラ・ライリー)に迎られ、アマルフィ海岸での休暇を楽しむ。
マーティン・アックス(トビー・ケベル)率いる傭兵グループに襲われたレイは、睡眠薬で眠らされて拉致される。
アックスから人質の情報提供者を訊かれたレイは、目の前でジーナを殺されそうになる。
その件は知らないと言われたアックスはジーナを殺し、レイも射殺する。
ある場所で目覚めたレイは、目の前に現れた女性(エイザ・ゴンザレス)を見て動揺し、再び意識を失う。
その後レイは、女性と共に現れたエミール・ハーティング博士(ガイ・ピアース)から、ライジング・スピリット・テクノロジーズ(RST)の研究室だと言われ、KTを紹介される。
ハーティングは、何も覚えていないレイに、アメリカ軍から遺体で提供されたことを話し、生き返らせた初めての人間だと伝える。 場所がクアラルンプールだと知ったレイは驚き、施設内を案内するハーティングから、生物工学ロボット”ナナイト”が体を強化し、損傷組織を修復するメカニズムを知らされる。 レイは、ナナイトは定期的に交換して充電しないとダメージを受けると言う、ガンで腕を失い精巧な義手を作り、同じ境遇の兵士を救ったと話すハーティングの話を聞く。 元海軍ダイバーのKTは科学攻撃で損傷した喉の再建術を行ったことを知ったレイは、元スナイパーで失明したマーカス・ティブス(アレックス・ヘルナンデス)、元”Navy SEALs”で”ビン・ラーディン”を殺した両脚義足のジミー・ダルトン(サム・ヒューアン)を紹介されるものの、レイはハーティングの話を信じる気になれなかった。 部屋で眠り目覚めたレイは、人間を超越したパワーが備わっていることを確認する。 KTと親交を深めたレイは、ジーナと彼女を殺したアックスのことを思い出し、復讐するために独りで施設を出る。 それを知ったハーティングは、ダルトンとティブスにレイの追跡を命じ、彼がアックスを追っていることを知る。 レイは、RSTのサーバーを使いデータベースに侵入し、アックスがブダペストにいることを突き止め、ジェット機を操縦して現地に向かう。 トンネル内で事故を起こしたレイは、アックスらの車列を止める。 アックスのボディーガードに襲いかかったレイは、ナナイトが最大限に働き胸の赤い光が発光する。 怯えるアックスは真実を話そうとするが、レイは容赦なく彼を殺し、ジーナの復讐を果たす。 ハンガリー、オールド・トルコ飛行場。 クアラルンプール。 ダルトンは、ここに戻ってリセットした記憶にジーナを登場させて、ターゲットを攻撃させるために利用していることをレイに伝える。 KTは、ハーティングが何度もレイの記憶を操作し、別のターゲットを狙うことに意見するが、次の任務が最後になることを知り納得するしかなかった。 ハーティングは、前回のアックスをニック・バリス(ヨハネス・ヘイクル・ヨハネソン)に変えた記憶をレイにインプットする。 前回と同じく、復讐を果たすためにRSTを去ったレイは、ジェット機でイングランドのイースト・サセックスに向かう。 バリスはプログラマーのウィルフレッド・ウィガンズ(ラモーネ・モリス)を呼び、EMP(電磁パルス)兵器を使おうとする。 レイに襲われたバリスは、騙されていると彼に伝えるものの、射殺される。 ウィガンズがEMPを作動させ、レイは機能を停止して倒れる。 その後、ウィガンズに蘇生されたレイは、RSTが頭に悪夢を植え付けて、何人ものターゲットの抹殺をさせられたことを知る。 レイはウィガンにナナイトのことを調べさせ、衛星につながる携帯電話を渡され、”ポルシェ356”でロンドンに向かう。 それを知ったハーティングは、ダルトンとティブスにレイを追跡するよう命ずる。 ジーナの家に向かったレイは、新しい家族を持つ彼女とは5年前に別れたことを知り、ショックを受ける。 ダルトンとティブスに襲われたレイは、逃走するものの捕らえられる。 ハーティングは、ウィガンズを殺すようKTに強要する。 ロンドン、ソーホー。 ハーティングと話したレイは、自分の復讐心を利用した彼を批判し、これ以上、指示には従わないと伝えるものの、気を失ってしまう。 戻ったKTは、ウィガンズを捕らえられなかったことをハーティングに報告する。 ウィガンズの協力を得ていたKTは、ハーティングが行うレイの再プログラム化を妨害する。 それに気づいたハーティングは、KTを止めることができない。 ハーティングは、目覚めたレイを倒すようダルトンとティブスに命ずる。 KTは、RSTのコンピュータールームを破壊する。 ダルトンとティブスに襲われたレイは、激しい戦いの末に2人を倒す。 逃げるハーティングを追い詰めたレイは、ナナイトのレベルが下がる中、彼を道連れにして自爆する。 その後、目覚めたレイは、ウィガンズから、ナナイトを改良し持久力を加えたことを知らされる。 ウィガンズに感謝したレイは、KTと共に新たな人生を求めて旅立つ。
...全てを見る(結末あり)
ジェット機に戻ったレイは、待機していたKTらに迎えられるが、ジーナが戻るわけもなく空しさだけが残る。
RSTに戻ったレイはメンテナンスを受け、ダルトンに運動機能を停止させられる。
ウィガンズを捕らえたKTは、仲間を殺す。
*(簡略ストー リー)
人質救出の任務を終えたアメリカ兵レイ・ギャリソンは、妻ジーナと共に休暇を楽しむが、傭兵グループのリーダー、アックスに拉致される。
アックスにジーナを目の前で殺され射殺されたレイは、ある研究施設で記憶を失った状態で目覚める。
レイは、ライジング・スピリット・テクノロジーズ(RST)の科学者ハーティングから、アメリカ軍から提供された遺体を使い、生物工学ロボット”ナナイト”が体を強化し、損傷組織を修復するメカニズムを知らされる。
殺されたジーナの記憶が戻ったレイは、アックスがブダペストにいることを突き止めて、復讐のために現地に向かうのだが・・・。
__________
”ヴァリアント・コミックス”のケヴィン・ヴァンフック、ドン・パーリン、ボブ・レイトンによる”Bloodshot”を基に製作されたスーパーヒーロー映画。
最新のテクノロジーにより、超人的なパワーを得た兵士の戦いを描くアクション。
製作を兼ねるヴィン・ディーゼルの主演作で、ビデオ・ゲームの視覚効果を多く手掛けていたデヴィッド・S・F・ウィルソンの初監督作品。
50歳を越えたヴィン・ディーゼルは、相変わらずパワフルな演技を披露し、超人的なパワーを持つ男を熱演し、かつての彼のアクション映画を思い起させる、ファンには嬉しい内容には仕上がっている。
視覚的な面白さはまずまずなのだが、物語に新鮮味はなく評価も低く、ヴィン・ディーゼル作品にしては興行的にも失敗し、製作費の4500万ドルを回収することさえできなかった。
*
製作費 $45,000,000
北米興行収入 $12,561,820
世界 $33,542,460
主人公と同じく人体を改造されるエイザ・ゴンザレス、主人公を利用し殺人兵器を開発するガイ・ピアース、主人公に協力する両脚を失った元”Navy SEALs”のサム・ヒューアンと、元スナイパーで失明したアレックス・ヘルナンデス、主人公の復讐のターゲットであるトビー・ケベル、同じくヨハネス・ヘイクル・ヨハネソン、主人公の妻タルラ・ライリー、主人公に協力する天才プログラマーのラモーネ・モリス、RSTのプログラマーのシッダールス・ダナンジェイなどが共演している。