1964-1972までABCで254話が放映された大ヒットTVドラマ”奥さまは魔女”を題材にしたラブ・コメディ。 人間と普通の恋をしたいという希望を抱き魔法の世界から舞い降りた魔女と落ち目のスターのロマンスを描く、製作ペニー・マーシャル、製作、監督、脚本ノーラ・エフロン、主演ニコール・キッドマン、ウィル・フェレル、マイケル・ケイン、シャーリー・マクレーン、スティーヴ・カレル他共演のロマンチック・コメディ。 |
・ニコール・キッドマン / Nicole Kidman 作品一覧
・シャーリー・マクレーン / Shirley MacLaine / Pinterest
・スティーヴ・カレル / Steve Carell / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ノーラ・エフロン
製作
ペニー・マーシャル
ノーラ・エフロン
ダグラス・ウィック
ルーシー・フィッシャー
原案:ソル・サックス(TVシリーズ)
脚本
ノーラ・エフロン
デリア・エフロン
撮影:ジョン・リンドレー
編集:ティア・ノーラン
音楽:ジョージ・フェントン
出演
ニコール・キッドマン:イザベル・ビゲロー/サマンサ・スティーブンス
ウィル・フェレル:ジャック・ワイアット/ダーリン・スティーブンス
マイケル・ケイン:ナイジェル・ビグロー
シャーリー・マクレーン:アイリス・スミスソン/エンドラ
ジェイソン・シュワルツマン:リッチー
クリスティン・チェノウェス:マリア・ケリー
ヘザー・バーンズ:ニーナ
スティーヴ・カレル:アーサー
キャロル・シャーリー:クララ
エド・マクマホン:本人
コナン・オブライエン:本人
ジェームズ・リプトン:本人
ニック・ラシェイ:ベトナム戦争の軍人役
ケイト・ウォルシュ:ウエイトレス
アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
2005年製作 102分
公開
北米:2005年6月24日
日本:2005年8月27日
製作費 $85,000,000
北米興行収入 $62,252,420
世界 $131,426,170
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ロサンゼルス。
魔女イザベル・ビゲロー(ニコール・キッドマン)は、舞い降りた、お気に入りの家に住み着いてしまう。
ショッピングの最中イザベルは、現われた父ナイジェル(マイケル・ケイン)に、魔女を止めて人間と恋をしたいことを伝える。
絶対にうまくいかないと言う、ナイジェルの忠告を無視し、イザベルは意気揚々と自宅に帰る。
落ち目のスター、ジャック・ワイアット(ウィル・フェレル)は、テレビ・ドラマ”奥さまは魔女”に俳優人生を賭けるため、マネージャーのリッチー(ジェイソン・シュワルツマン)に、強気でいけと励まされる。
ダーリン役のジャックは、憧れの”エリザベス・モンゴメリー”に匹敵するサマンサ役を見つけるよう指示を出す。 なかなか見つからないサマンサ役だったが、ジャックが、たまたま街でイザベルを見かけて目をつけ尾行する。 ジャックはイザベルの鼻の動きに惚れ込み、彼女をおだててサマンサ役に決めてしまう。 しかしイザベルは、魔法を使い結婚もするというドラマの役を、現実と混同してしまう。 下界のことを全く知らないイザベルは、ジャックが離婚寸前で別居中だということを、隣人マリア・ケリー(クリスティン・チェノウェス)から聞き大喜びしてしまう。 イザベルは、旧作ドラマの”奥さまは魔女”を研究し尽し、いよいよ製作発表の日を迎える。 サマンサの母親エンドラ役には、大ベテラン女優アイリス・スミスソン(シャーリー・マクレーン)が決まり、早速ドラマの収録が始まる。 しかし、イザベルはセリフもなく、ジャックの引き立て役だと分かりショックを受ける。 憤慨したイザベルは、使わないと誓った魔法を本番中に使い、ジャックに恥をかかしてしまう。 しかし、その魔法を、実は魔女だったアイリスが見破ってしまう。 ジャックに好意を抱いていたイザベルは彼を見限るが、同時に父親ナイジェルが、アイリスに惹かれてしまったのを知り困惑する。 益々図に乗るジャックを見て、イザベルを訪ねてきたおばのクララ(キャロル・シャーリー)は、彼に呪いをかけてしまう。 ジャックは一転、イザベルを持ち上げるようになり、彼女は逆に戸惑ってしまう。 そんな時、父ナイジェルはアイリスと急接近し、意気投合してしまう。 イザベルはジャックに食事に誘われ、魔法がうまく使えなくなってしまったクララは、彼の呪いを解かないうちに旅立ってしまう。 そして、食事をしたイザベルとジャックは、幸せ気分を味わっていた。 しかし、イザベルは時間を戻し、ジャックの呪いを解いてしまう。 自分の力で、ジャックを改心させようとするイザベルは、わがまま放題の彼をスタジオで罵倒して渇を入れる。 そんなイザベルの迫力に圧倒されたジャックは、彼女にセリフを与え、素直に謝り番組収録が再開される。 二人の息が合ってきた番組収録は順調に進み、私生活でも愛し合うようになる。 しかし、ジャックの妻が、寄りを戻したいことを知ったイザベルは、魔法を使い二人の邪魔をしてしまう。 イザベルは、自分が魔女だということをジャックに告白しようとするが、彼はそれを、役にのめりこむための言葉だと思い込み、信じようとしない。 魔法のほうきを使い、自分が魔女だと証明したイザベルは、ジャックの前から姿を消す。 そして、番組スタッフは、再びサマンサ役を探すことになる。 イザベルが魔女だと分かった時、彼女を追い払ってしまったジャックだったが、彼女のいない空しい生活で、彼は抜け殻のようになってしまう。 一方、テレビに映るジャックを見たイザベルも、彼を愛しく思ってしまい、人間界から消えようとする。 自分の望む場所に帰るべきだと、イザベルは父ナイジェルに、ジャックはイザベルのおじアーサー(スティーヴ・カレル)に、彼女を引き止めろと助言される。 アーサーに導かれ、イザベルを追ったジャックは、スタジオで彼女にプロポーズをする。 そして6ヵ月後、結婚した二人は新居に引っ越す。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス。
魔女イザベル・ビゲローは、舞い降りた家に住み着いてしまい、現れた父ナイジェルに魔女を止めて人間と恋をしたいことを伝える。
イザベルは、間違いなくうまくいかないという、父の忠告を無視する。
落ち目のスター、ジャック・ワイアッは、テレビ・ドラマ”奥さまは魔女”に賭けることを決意する。
ダーリン役のジャックは、憧れの”エリザベス・モンゴメリー”に匹敵するサマンサ役を見つけようとする。
なかなかサマンサ役が見つからないジャックだったが、街でイザベルを見かけ、鼻の動きに惚れ込み、彼女をおだてて、役に決めてしまう。
イザベルは、魔法を使い結婚もするという内容のドラマの役を現実と混同してしまう。
さらにイザベルは、ジャックが離婚寸前で別居中だと聞き喜び、収録の準備を始める。
しかしイザベルは、セリフもないジャックの引き立て役だと知りショックを受けてしまう・・・。
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ロマンチック・コメディを得意とする、ノーラ・エフロンの、人気ドラマの雰囲気をうまく映像化した楽しい作品。
キュートな魅力のニコール・キッドマンと、互いの長身も釣り合いがとれているウィル・フェレルは、持ち味を生かした熱演を見せるものの、いくらコメディでも、あまりにも似合わないカップルは大不評となり、見事にラジー賞を受賞してしまう。(最悪カップル賞)
コメディとしては、破格の8500万ドルの製作費をかけた大作でもあるが、オリジナルの人気とは裏腹に、北米だけではそれを回収することが出来なかった作品。
全世界では約1億3100万。
*北米興行収入 $62,252,420
セットや特撮に、それほど費用をかけているようにも見えず、ニコール・キッドマンのギャラが相当高かったのだろう。
二人の大御所、カップルになるマイケル・ケインとシャーリー・マクレーンの、奇抜なキャラクターと愉快な演技は見ものだ。
ジャック(W・フェレル)のマネージャー、ジェイソン・シュワルツマン、イザベル(N・キッドマン)の友人兼付き人役のクリスティン・チェノウェスとヘザー・バーンズ、おじスティーヴ・カレル、おばキャロル・シャーリーに加え、本人役エド・マクマホン、コナン・オブライエン、ジェームズ・リプトン、歌手のニック・ラシェイやケイト・ウォルシュなどもカメオ出演している。